すべてのおすすめ
目に 遠くから 何かが 跳ね返る
ボールは目の前を通り過ぎていく
立てた音を 忘れて 認識する 僕は
目に見たことのなかった鉄球を知る
そんな風に人間は自由であると思う
アパートのベ ....
知りたいと思う
この道がどこに続いていくのかを
景色に立っていることで
知りたいと思う
この道がどこから続いているのかを
景色に立っていることで
知りたいと思う
この ....
記憶を思っている
遠い昔の 景色に見えた
その 見知らぬ国のテーブル席で
通り過ぎる子供たちの姿の前で
僕はちり紙を取り出していた
鼻をかむわけでもなく そして
かむべきちり紙を置いたまま ....
街はいつのまにか 輝いている
乾いた 冬も終わっていく
でも 風は冷たいままだった そんな
横浜の地下街をどこまでも行く
池袋の地下街とは異なる思いで
だけど少しだけ疲れていたのだ
水 ....
僕の思い出す午後
そして 新しい日差し
正午のコンクリートの街を歩いていた
狭いマンションの部屋の住人だった 僕は
アルバイトで いつも 空腹だった
僕は見つめていたのだ
僕の中で感じ取ることで 意味を
そして 海だった
落ちていた 貝の道だった