急に暑くなってきた
今部屋の温度は33度ある
夕方なのにこの温度だ
昨夜は暑くて寝苦しかった
たまらず今日はクーラーを買いに走った
こんな日は冷たいビールを
きゅっとやれたらなあ!
主治 ....
{引用=*小樽カントリークラブ}
空は灰 まだらに吠え
泥めく海 見渡すかぎりの獣
分厚い風を羽織り
霧雨でぬれた頬
それでもゴルフ
おそらく
たぶん
見るからに
上手くはない老 ....
雨。
浮かれた願いを流してしまって
蝉の声も聞えない
しんとしたスコールが窓を叩く
耳の中の狂騒。
蝸牛がのろのろとフローリングを這い
残る鈍く光る涙の跡
蝉の声が死んだ時
私 ....
今日も
生きている
生きている
僕もあの人この人も
僕の知らない多くの人たちも
生きている
生きている
何かをを思い
何かを考え
生きている
生きている
ほんとによく生きている
....
自由の匂いがする
日暮れの風
孤独の味がする
街の夜気
ひとり日と夜
時が流れる
日に光るジンロックの
背徳性
灰色の地に落ちる
北向きの窓
かつての日 ....
今朝サンドイッチを食べていたときまでは
確かに僕は僕のものでしかなかったろう
いまこの個体は他人の手で弄られ
僕の不確かさを探している
血小板よりも小さくなった未来は
ぼんやりとした瞼の ....
変わらないでいるのは難しい
漂うだけでも流されて
今 此処ではなくなる
floating in the air
鳥も飛行機も僕も
飛んでいるんではなく
ただ空中を漂う
I flo ....
東京の駅は地方のひとなら知らないような駅でもでかい、栄えてる
そんな駅へと向かう道
彼女に遠くを見つめさせながら歩いてる
さっきまでなんかいも見つめられてたこと感じてた
もうさ ....
雨に囲まれた待合室に坐っている
だいぶ長いこといる気もするし
そうでない気もする
入ってくる人もいる
出てゆく人もいる
以前もここで
待っていたことがあるような気もするし
ないような気も ....
明石家さんまがこの世からいなくなったらどうしよう
さんまが5時間映りっぱなしのYouTubeがあるじゃないか
才能も金も人徳も見栄えもない俺だけど
YouTubeを流しっぱなしにして ....
ラジオ
シンデレラ
後逸
繋がりのない低音の言葉ばかりだが
それでも今日は落ち着いて聞いていられる
これはあなたの心の交響詩なのだから
いくつもの楽器が奏でるように
あなたの感情はいくつもの思い出の多重奏
おい
....
青い裂果
光の手中に墜ち
さえずる鳥 ついばむ鳥
文字へと変ずるか 黒く蟻を纏って
大気に溶けだす肉体は祈り
小さな動物の頭蓋のよう
未満の種子 生を宿すこともなく ....
解放の日、森に朝霧流れ、緑の木々が薄青に沁みている。
貴方の透き通った声が森に響き、鳥たちは讃美歌を歌っている。
まったく突然に新しき日々が訪れた。
それは過去を失った人々にも同じ事 ....
さざなみが産まれるところ
透きとおりながら
かすかに揺れる城が
月明りを映している
{引用=とうめいであることは
ない、ことではないよ
ないことにするには
醒める必要がある
} ....
象
高速道路
リンゴ
ちいさな動物の腱は弱い
生き物じたい弱い
いのちは脆い
噂や暴力やつまずきに弱い
そんなことも知らずに
ずいぶんたくさんの過ちを犯してきたよ
だから
励ま ....
玄関わきの花壇に水をやる
薔薇よりも
下生えの葉ものに注意深く水をやる
ちいさな蟻が流される
ちいさなカマキリが身構える
ちいさな全体のために
命を犠牲にする生き物 ....
齢
椎茸
まほろば
良くないことが起こらないように祈るのではない
苦難が訪れようと乗り越えられるように祈るのだ
悪いことを良いことに変えていく
そのためには回避ではなく乗り越えるために祈るしか方法はない ....
自己紹介して!!
雑すぎて
ひくよね
私の声
ひくよね
ひかない?
こんな声で
....
心を一つ地球に残し
宙には星が二つ増えた
わたしにしかみえない
星が、宙に、二つ
四季の銀河へ夢の旅
片道切符で行ったのに
目覚めればいつもの部屋
いつもの部屋 いつもの部屋
....
子どものころ
友人の家に遊びに行ったときのことだ
リビングでTVゲームなどして遊んでいると
友人は思い出したように
家での仕事を忘れていたから
ちょっと地下室へ行ってくる、と言う
地下室と ....
毎朝コーヒーを淹れる
住む場所が変わっても
毎朝コーヒーを淹れる
目覚めが良くても 悪くても
くやしくても
久しぶりに上等な豆を買った
ふたり分
ふっと息を止めて ていねいに ....
郵便ぽすとが
陽だまりに
一本足で、立っている
今まで、どれほど人の思いを受け入れたろう
これから、どれほどの言葉を届けるだろう
今日も手紙を持つ人がすうっと闇に手を入れる
....
街は揺れているだろう
茜色の飛沫と共に
ひとつ両手で掬ってみれば
紫陽花のように
移ろいでゆく陽炎
瞳に映る乱舞に
惑わされ
それでも飛び散る
飛沫は
明日を運んでくる
....
風が体を通り抜けていく
ポロシャツの細かい穴は
体の細かい穴となり
細胞一つ一つが風に洗われていく
風景に溶け込むために
最も適した衣服
私はもはや人間の意識を捨て
自然と同じく ....
わびしい 町はずれでも
僅かばかりの音がする
野鳥の羽ばたきもきこえる
太い音は佇んいる
細い声は蹲っている
青い風は歩いて ....
その美の真中に隠された荒野に
どうか 花ひとつ
植えるだけの土地を譲ってくれませんか
血の滲んだ足を隠して走り続ける旅路のどこか
ほんの一歩か二歩
見守る場所を許してほしいのです
....
マスターに会った
仕事帰りの立ち寄った100円ショップ
たまたま見かけて追っ掛けてきてくれたようだ
グリーンのパジェロミニ
助手席にはkさん
マスターと一緒に
お店を切り盛りしてきた
....
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