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彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま ....
雲ひとつなかった

青い空に

裸の木々の先端たちが

根のようにのびていた


空を吸って根を地球にのばしてゆく

地球という孤島に、空という孤独に、


雲ひとつなかっ ....
たましいのかけらになったって

いつもいつまでもいまも

あなたのそばにいる

ふあんもかなしみもない

ハッピーエンドに

ふたりしてかならずゆけるから


十年まえ

 ....
ぼくらはなにか鎖のようなものと戦っている

怠惰や他責、厭世のとらわれびとであっても

ひきちぎりからめとられ

からめとられひきちぎりしながら

ぼくらはなにか鎖のようなものと戦って ....
なんども抱き合っているはずなのに

抱き合うと

懐かしくなるのはなぜだろう

清いものはふつうつめたいものであるはずなのに

抱き合うと

清らかであたたかな気持ちになれるのはな ....
いつもそこにいる

あたしのこころとおんなじだ

あたしのこころはいつも

あたしのそばにいてくれている


東郷公園よこの坂道

そこをすっとくだってしまうのは

いつも惜 ....
空虚な1月も終わる頃夜のことだ

さびしさは白すぎて重たくもなく

吹いていない風に新しくめくられていた

SL広場でだれかを待っていた

ほんとはだれも待ってはいないのに

たしかにだれかを待って立 ....
うすくつもった無音

じゃれあう轍

だれかオレに

うまい珈琲をいれてくれないか

きょう傷ついたことなども

香ばしくてすっきりとした

あったかな気持ちにかえてくれないか

うすくつもった無音
 ....
道を白くさせるていどの雪が

ちいさくすうっと落ちてゆく

あれから16年

あの竹の切り口にも落ちてゆく

それはろうそくの火で瞬くまに乾いた

混乱はやんだ

喪失だけはい ....
オーストラリアに遊びに行っていた恋人に会いに大阪にいった。
そこは他人事のように寒かった。紫色の夜だった。
ストックホルム?大連?どこかでこんないろの夜を見た。冬だった?夏?春か?
店は料亭どく ....
伊達直人がホテルをでて朝の商店街を歩いていた

四方に広がるせまい空

雲ひとつない水色をながしていた

まだ冷たい商店街

異国の山麓に広がるバザールのようだ

路地には猫がにら ....
月のしたに金星がきてる

ぼくらは夏を思い出す

満月と金星の饗宴に

招かれていたのは

なぜにぼくらだけだった

風邪ひくなよ、冬の窓にはカーテンしろよな!

オレだけにこ ....
そこがどこであろうとも

夜風太郎は泣いている

真っ暗やみの墨汁のなか

肩寄せあう町の明かりに

夜風の吹くたびその刹那

夜風太郎は泣いている

そこがどこであろうとも
のび太くんに会いたい

ぼくはのび太くんに会いたい

漫画の空のしたでやわらかな描線で

10才の小学生のころのじぶんに

ぼくはのび太くんに会いたい


土管の公園にゆけば会え ....
海を渡ってやってきた鹿子さんは

真理さんのいとこだ

鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて

それは曇りの日でさえそうだった


祈りだけそこに残った

未来はとおくむこう

扇型 ....
海の森は林道からはじまっている

その入り口にはフクロウがいて

たまに人間に預言めいた案内をする

うえからひかりが射し込んでいる

月のひかりがちぎれ雲みたいになって

道には ....
海にゆく

そいえばふたりでいったことない

ふたりでゆけば

どんなオモシロ見つけるんだろ

そこで焚火したい

おなじ火みつめて

ぬれ新聞紙にくるんだサツマイモ

ア ....
男の歌うファドがながれていた

それを聴きながらヨシミの逡巡を聞いていた

胸が痛いのはヨシミもおんなじだろう

部屋が明るかった

よく効く栄養ドリンクを飲んだあとのようだった

 ....
橋をあるく

瑠璃いろの底は

すこし黄ばんで透明な水いろ

ぼくらは影絵かも知れない

なんの影で

だれが見る絵なのだろう

橋をあるく

ぼくらは瑠璃いろの影絵だ
 ....
ゆきだ

ちぎれた白がわいていた

ゆきだ

白がまかれて舞っていた

ライトのおびに

こつぜんと

宙の秘密がとまっている


ゆきだ

ゆき、ゆきだ

南十 ....
旅をする彼女を空港まで送った

夕食をとり国際線のフロアへのエスカレーターで

<なにか約束したいな>と彼女がはにかんだ


こんどまた会う日の約束なのか

結婚の約束なのか

 ....
クリスマスが青くて涼やかになって

もうだいぶたつ

豆電球たちの赤やみどりの競演は

みかけなくなった

それがやるせないのは何故だろう


約束しなきゃ会えないふたり

 ....
天気予報はあめだったけれど

きょうマイナスイオンの朝焼けだった

雲ひとつないみずみずしい空模様

さりげなく地上と天をむすんでいた

そのまま藍にかわっていた夜にはまるい月

 ....
シンゴにとってじぶんほど不可思議な存在はなかった

ここは洞窟なんだろうか

ここは苦しいところなんだろうか

楽しくなるところなんだろうか

シンゴはじぶんがどうしてこんなところにい ....
ドライヤーで髪がさらさらになった

ボタンがあって押すとイオンがでるやつだ

見えないイオン

温風だって見えるわけではない

でも現象としては

髪はさらさらに乾いている

 ....
きょう抱かれるより
あしたの仕事を優先するおんな
こんな朝日をつたえるために
街道にすがたをあらわしたのだ

抱かれるのがいやな訳ではない
抱かれたくなるその顛末がこわいのだ

きょう抱かれるより
あ ....
やけくそになるいがい

じぶんをつなぎとめることはできなかった

だからそれをみてやるために

いちばんみじめなことをしようとしている

たとえばおまえのドアノブに

オリーブオイ ....
中二のころ収容所から脱走した

それを手引きする職員たちがいた

彼らは所内の精神科医と組んでいて

じぶんたちの理想を僕を使って実現しようとしていた?

理想といっても収容所に限る世界

ボーリング ....
起こすとまだ寝ていた

いまなん時かを教えて

四十五分にまた

電話すると言ってきった

それまであと二十二分ある


そばにいてあたためていいか
また動物の話をはじめた

彼女はたまった動物番組を見ながら

いっしょに歩くように話してくれる

自然が好きなの、山登りじゃないよ、そういうんじゃないの、

やわらかな鼻声がかわらしく ....
鵜飼千代子さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
応接室- 吉岡ペペ ...自由詩711-4-26
地球という孤島、空という孤独- 吉岡ペペ ...自由詩1211-3-5
2月22日午前2時22分22秒- 吉岡ペペ ...自由詩811-2-22
鎖の歌- 吉岡ペペ ...自由詩411-2-16
たましいの調べ- 吉岡ペペ ...自由詩311-2-16
東郷公園よこの坂道- 吉岡ペペ ...自由詩911-2-6
新橋みたい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...811-1-25
珈琲- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...911-1-18
粉雪- 吉岡ペペ ...自由詩1311-1-17
紫色の夜- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-16
ニッポンの空- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-15
月のしたに星- 吉岡ペペ ...自由詩211-1-12
夜風太郎は泣いている- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...511-1-12
のび太くんに会いたい- 吉岡ペペ ...自由詩711-1-11
時をゆく- 吉岡ペペ ...自由詩311-1-11
海の森- 吉岡ペペ ...自由詩511-1-9
海にゆく- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-9
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩411-1-5
橋をあるく- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-26
南の空、ゆき- 吉岡ペペ ...自由詩210-12-25
約束- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-24
ブルー・クリスマス- 吉岡ペペ ...自由詩210-12-24
きょうというひに- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-20
音のない洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-19
イオンや風- 吉岡ペペ ...自由詩510-12-18
こんな朝日を- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-12-15
やけくそ- 吉岡ペペ ...自由詩410-12-14
脱走- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-12-12
いいか- 吉岡ペペ ...自由詩510-11-26
この世のひかり- 吉岡ペペ ...自由詩710-11-26

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