応接室
吉岡ペペロ
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま復興するしかなかった
借金すら破壊するほどの破壊には
もう普通の生活すらないようだった
車をとめていつものポッカの自動販売機に金を入れた
マンションの植え込みにツツジが膨らんでいた
赤や白やの濡れティッシュが清々しかった
缶コーヒーを応接室でゆっくりと飲んだ
タバコを一本燃やして何事かを考えていた
幸福とは幸福とは反対の島から眺める日常のことだった
現在から見た未来と現在から見た妄想がそこにはあった
彼女が一生懸命話そうとしているのに
その話すべてを受け入れるほどの体力?元気?こころ?気持ち?がなかった
イラッとして自棄になり破壊したくなるのだった
破壊したらどうなるのか
借金まみれのまま復興するしかなかった
借金すら破壊するほどの破壊には
もう普通の生活すらないようだった