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ぜんぶ理由があった

理由なんて

意味がなくなるくらいたくさん


さびしい11月

きらきらひかる

水いろの空とか

ゆんゆんわたる


ぜんぶ理由があった

 ....
きのうとしえちゃんとお話してたおまえは

ちいさな肩のちからがちょこんとしていた

まぶしそうにとしえちゃんを見つめていた

やすらかな笑みがきらきらしていた


喫茶店の二階から
 ....
いとしあの娘のおそい夕食

いとしのタラコスパゲッティ

すこしのびすぎたのは

洗い物がたまってたせい

タラコがこまかくからんでる

海苔も醤油もオリーブオイルも

カルピ ....
あたりまえのように

ふたりで

広い河をゆくように

空をわたってゆく

波にだれかをさがすように

おなじものを一緒に食べるということ


目で歯で

舌で喉で臓器で

からだで

あたらしい発見 ....
ひとりでふたりぼっちになるよりも

ふたりでふたりぼっちでいるほうが

あったかくてやさしくてなつかしい


今という時間に

ふたりでいれば

集中できたんだ


ひとり ....
スターバックス

ふたりで歩いていたら

しんきろうのようにあらわれた

いつもそうだった

ふたりでてのひら

こすりあわせて歩いていたら

いつもこつぜんとあらわれるのだ
 ....
ああ、なんときれいに忘れていたのか、

いぜん毎日会っていた日々を

ああ、なんと都合よく忘れていたのか、


ぼくは弱いといわれた

ぼくは否定していたが

しかし思い出してい ....
できれば富士山にはなりたくない

日本で二番目に高い山ぐらいがいい

だれにも名前をおぼえられない

そんな存在ならなおいい


たとえばまもるなら

どうでもいいものにいのちを ....
高速道路からの風景には慈しみをおぼえる

あらゆる労苦や不便をとり除いてやりたくなる

仲良くなりたかった

なにか役に立ちたかった

日本ではよくそういう気持ちになった


この国は広い

生活圏に ....
新幹線にキモチを乗せて

かつての少女がマスクをして

黒いフェルト帽をかぶって

青色のヒートテックを着て

ブランケットも連れてきて

50分発の新幹線に乗り込む

新幹線 ....
せつなくて

やらしい気持ちにならなければ



遠いこころはつかまえにゆけない


もうなにに触っても

なにを見つめていても



アイツいがいで勃つことはない
 ....
建物や地面や活字はちがうけれど

月はきょう満月で

それは変わらないもののように思えた

変わらないものを思えることが

私にとっての旅であった

知らないことも知りたい

だが

変わらないものな ....
彼女はたぶん人魚なんだ

水色のなかにいる

まばたきひとつせず

見つめている空を見つめている

彼女はたぶん海のなかにいる

かたくて獰猛なペニスが

くしゅんと

萎えるまで受け入れてくれる

 ....
花は咲いていいですか

空は青くていいですか


いいよ

いいもわるいもないよ

だからいいんだよ


花は咲いていいですか

空は青くていいですか
なんかとどきたくて

メールをしてしまった

たのしかったことを

ことばにするのはためらわれた

だからさびしくなって

ぼくはとどきたくなったんだ
大学のころ

ニュージーランドにひとり旅をした

レンタカーに寝泊まりし

ほんとテキトーに島を巡った

ときどき安宿にはいりシャワーを浴びた

クジラを見つめているとかいう

 ....
こんなにもいとしい生き物が

かつて宇宙にいたのだろうか

ゴッホは弟をさがしていた

テオはこんな顔をしていた

きっとこんな顔をしていた


にまいめの写メにはおまえが写って ....
先週のきょうを思うと

じかんがとまる

からだがとまる

こころがとまる

ふたりがいとしすぎた

あの日をおぼえている

じかんがとまる

からだがとまる

こころ ....
青いじゅうたんにひかりをあてると

そこに虹があらわれることを

さりげなく発見したのはヌーピィだ

どうやってまもろうか

ぼくらはヌーピィをどうやってまもろうか


ぼくらは ....
新宿はひとをたいせつにしていなかった

ひとの多さがそう感じさせるのか

いや、ひとのながれがそう感じさせていた

焼き鳥屋さんのよこの珈琲専門店に

コーヒーメーカーの部品を買いにき ....
見えないものについて話をするとき

特定の宗教をじぶんは信じてはいないけれど

そう前置きしてしまうのはなぜだろう

見えないものについて話をするということは

じしんの宗教観の吐露に ....
世界が光でできているのを発見したのは

ヨーロッパの画家たちだったが

世界がブルーでできているのを発見したのは

ぼくの彼女だった


彼女は歩けばなにかを発見した

ぼくがよ ....
はねるような昂揚と

けつまずくような直進性で

新幹線、がむしゃらにすべっていた

車窓にはひとがげのない

等身大のミニチュアの町が

きょうの幸福にひらいていた


町 ....
チーズは永遠ではない

チーズは私たちの所有物ではない

私たちは絶えず

このことに備えてゆくのだ

私たちは絶えず

新しいチーズを探し続けてゆくのだ


怖れるな

 ....
きみが紫露草のようなんだ

青色がとても似合うからか

そもそもきみが青だからか

地べたの緑の小さな宇宙に

散らばる青い星々だからか

この可憐な草花のあまくて

涼やかな香がきみだからか

きみ ....
ぼくは良家の息子の匂いをぷんぷんとさせている

K先生に新しい患者さんに間違われても

おまえと平気にインドまでゆくような男だから

百一匹わんちゃんが連れられている夕方の街路樹

お ....
東京の空がせまいと言ったのは
ちえこだった

彼女は感覚と真実を
せまい世界から発信していた

ぼくはひとつの特権だ
ぼくしか聞こえないちえこなのだから

ひとりカフェでのむ珈琲
この炭汁を彼女にも分 ....
これを説明していては

この事件は

詩にはなれないのだろう


夜道を歩いていると

マンションの明かりや

外灯にてらされて

かげは俺ひとつきりしかなかった

それでも秋虫はないていて

孤独と ....
真向かいにすわると遠く感じられた

目をあわせるのが居心地わるかった

スペインの夜はにかいめだった

ぼくはまるで中二の秋だった

彼女のうしろでは予約客たちが

食事を楽しまん ....
商店街をふたりであるいた

天井の高いふといアーケードを

ふたりはわらいながらあるいていた

仲良しだった

ずっとふれあっている

それでもふたりはきのうもっと

あのとき ....
鵜飼千代子さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
理由- 吉岡ペペ ...自由詩510-11-25
きらきらしていた- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-24
いとしのタラコスパゲッティ- 吉岡ペペ ...自由詩410-11-23
一緒に食べるということ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-11-17
ふたりぼっち- 吉岡ペペ ...自由詩1210-11-15
スターバックスのうた- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-13
ぼくは弱かった- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-11
きみはなにをまもる- 吉岡ペペ ...自由詩110-11-7
距離- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-10-27
キモチを乗せて- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-27
Gの歌- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-26
異国の月- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-10-26
水色の妖精- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-10-26
花と空- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-10-17
とどきたくて- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-17
氷河のながれ- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-16
にまいめの写メ- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-15
いとしすぎた- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-15
ヌーピィ- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-14
新宿- 吉岡ペペ ...自由詩410-10-14
- 吉岡ペペ ...自由詩2*10-10-11
水色と光の天使たち- 吉岡ペペ ...自由詩510-10-10
きょうの新幹線- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-8
チーズ- 吉岡ペペ ...自由詩310-10-8
紫露草- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...3+10-10-7
K先生の狂詩曲- 吉岡ペペ ...自由詩210-10-4
平成☆ちえこ抄- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-10-4
外灯のかげ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-10-3
スペインの夜- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-3
ふたりは- 吉岡ペペ ...自由詩110-10-2

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