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ひとりで生きてゆけるように

おまえはつよくなろうとした

一喜一憂しないように

おまえはいつもひとのために祈った

オレなんかと出会わなければ

おまえはふつうを手に入れていた


日になん千回も ....
祈りつづける

明日やいまに

声高らかに凛として

アカペラが

空を渡る雲や風

君来た道にこだまする


カントリーロード


僕は幸せ祈れない

さきにしたのは僕なのに

幸せ祈るまねしたくな ....
こんなに好きなのに

こんなに陳腐な話ばかりしている

おまえはさみしがりやだ

おれはおまえのそばにいてやれない

社会制度の枠組みではいてやれない

嫉妬する気持ちなんてだれに ....
空に月が照っている

世界はじぶんのこころだ

失意のとき

目に映るものたちが

励ましを感じさせてくれるなら

微笑んでいてくれるなら

きみの町にいま月は燃えているか
 ....
とかげたちが庭の敷石の

こんもりしたのに静止している

とかげたちが静止しているのが

なにかに似ていると思った

ちいさな蛇のような

ちいさな恐竜のような

ながいしっぽ ....
誰かの謀略

それを利用して金儲けする

オレは暴かれることはない

誰かのなかにオレは入っていない

誰かに、その謀略に、気づいているだけの話だ

幾種類かの誰かがいる

謀 ....
新学期一日目にさっそく実力テストとかいうのがあった
夏休みも終わりかけのころともだちからいっしょに勉強しないかと誘われた

そいつの家は古びてはいたけれどお金持ちの匂いがぷんぷんとしていた
床 ....
そこは四方があって

曇り空ともうまくやっているのに

写メで撮るとやはり

音のない洞窟としか言いようがない場所だった


どこからか蝉が鳴いている

耳鳴りみたいな音が消えない

この景色に小鳥で ....
雨が煙る

夏の薄ぐもり

校舎は外装工事中

乳いろの海

潜望鏡だして

あっちを覗いては

こっちで息をする

おまえは海だから

おれは両生類みたいだ

敷布にくるまれている

外装工事中のよ ....
俺を必要としている女を捨てることがある

人生は花火のようだ、は芥川の舞踏会だ

花火はなにをものまねしているのだろうか

永遠という観念の嘘を暴いているのだろうか

永遠ではないこと ....
たましいがつゆだくだ

秋の気配

空の雲のないところが

透明になっ



クーラーが前髪にあたっ




かなしくて幻になっていた

風が暑ぬるくほどけていた ....
戦略を持たない国だと自嘲するのはやめろ

出張の空は群青いろになっていった

リスクのとれない国だと軽くみるのはやめろ

どぶねずみ色の雲や空が群青になっていった

グローバル化という ....
立秋は暑い

暑いけれど

風がほどけ

空をおいて

雲が重なる

夕方の影は

 ....
ぼくが死んでから分かったことだが家族はばらばらだった
じぶんの死よりそっちの方が悲しかったぐらいだ
ぼくはママやおにいちゃんやパパといつもいま一緒だ
時空をこえるというのはこういうことを言うんだ ....
消えた高齢者がまるで

あらたな新型インフルエンザ感染のニュースのように

ぼくらのまえに流れてくる

母子家庭に金がいくから内縁の夫なんて

わけわかんない奴らが虐待するんだ

死んじまったら金がも ....
会社をはやくきりあげて

いえに帰るわけでもなく

愛人に会いに行くわけでもなく

渋滞にわざとまきこまれにゆく

おとこのファドを聴きながら

いとなみにせつなくなっていたかった ....
おんなは夜ひとり泣いたりする生き物だ
目をこすって赤く腫らしたりする生き物だ
落ち込んだりじぶんを責めたり
おんなは忙しくて切実なる生き物だ

おんなはみんな渡り鳥だ
あたまのなかの磁石に ....
みとめてやる
みとめてやる
たとえおのれを否定することになっても
他人にオレがそのレベルだと思われても

人は信念とともに若く疑惑とともに老ゆる

ちんけな言葉だなと思っていたら

 ....
おれはくるしみたい
おれはおまえでくるしみたい
たとえば八月の朝
池をながめるベンチのよこで
たとえば熱い夜道
家までつづく短い坂のうえで
たとえばオクラを
並べた皿のマヨネーズの横で
 ....
きょうは雨曇りで涼しくてからだが楽だった
オフィスの窓に雨粒のしぶきが散らばっていた
ふがいない部下を怒りながらじぶんをダメ上司だと思った

なにこいつに、オレの自尊心傷つけられてんだよ、
 ....
夢にまたあれがでてきた
あれいらいだ
シンゴが洞窟を持ってしまったのは

女の子との別れならいくつも経験していた
それまで好きで別れたことなどなかった
そんなお人よしではなかった
連絡を ....
カワバタくん、ランチでもどう、

同僚のイガタアヤコがシンゴを誘う
いっしょに働いて10年以上になるのに話すようになったのはこのいちねんのことだ

飲み会で子育ての話になったときなぜかシンゴ ....
人妻にストーカーまがいのことをしたことがある

あの熱情がもうない

それがじしんの成長なのか

それとも退化なのかわからない

さびしいような気もするし

胸を撫でおろしたくもな ....
わたしにはみずこがいる
それにいつからか名前までつけている
ときどきゆめにそのこがあらわれる
ベランダでげんきよくはねてあそんでいる
あぶないからと注意しても
わたしをなめているのだろう
 ....
またこの季節がきた
むかしの女から選挙の電話だ

感情が宗教にとりのこされてぽつんとする
勇気、無私、新たな地平、
どんな宇宙のものまねなんだろうか

宗教は、いや、宗教を選ぶということ ....
そんなことしたら

また再会することになっちまうじゃない

愛より弱いこと

ひとりひとり続けようか


大好きだった

いつもそばにいた

いまも影や轍

気にして生き ....
こんな顔をして家には帰れない気がした
ヨシミは自転車で夜を町を走っていた
お母さんをさがしてパチンコ屋さんをわたり歩いていた
カゴのなんでもバッグにケイタイがのぞいていた

目からなみだがあふれていた ....
ゴールデンウイークはパチンコ三昧にした
お盆をとらない代わりに休みをすべて貰えた
市内のホテルにユキオと合宿をはりそこから毎日パチンコを打ちにいった

ちいさなころ町じゅうのパチンコ屋にお母さ ....
お母さんがシンゴのことやさしいひとだね、って言ってたよ、

このまえカワバタをお母さんに紹介した
お母さんにポリタンクふたつぶん水を渡してお母さんからヨシミは電動自転車をもらった
なにかで当て ....
カワバタからのメールを朝めがさめて見ようとしたらメールが三件になっていた
ひとつはユキオから
ユキオからは、四月の六月、そのひとことだけだった
ヨシミはたまにユキオに写メだけを送る
ヨシミはそ ....
鵜飼千代子さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ありがとうありがとう- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...1410-8-28
君の来た道- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-8-28
おれはおまえのそばにいるのか- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-27
月は燃えているか- 吉岡ペペ ...自由詩1210-8-22
星座たち- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-17
謀略- 吉岡ペペ ...自由詩110-8-15
夏休みの思い出- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-15
静謐- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...110-8-14
外装工事- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-8-12
意味たちの置き場- 吉岡ペペ ...自由詩510-8-12
たましいのつゆだく- 吉岡ペペ ...自由詩1110-8-11
何十億かいめのスペクタクル- 吉岡ペペ ...自由詩610-8-10
秋立つ日に- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-8-9
ぼくの役目- 吉岡ペペ ...自由詩310-8-8
これでいいんだ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-8-8
夕方のくそったれ- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-5
おんなについて- 吉岡ペペ ...自由詩1610-8-4
みとめてやる- 吉岡ペペ ...自由詩210-8-3
おれはおまえでくるしみたい- 吉岡ペペ ...自由詩710-8-1
ひかりに照らされた洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩310-7-20
洞窟の夢- 吉岡ペペ ...自由詩1410-7-12
海という洞窟- 吉岡ペペ ...自由詩810-7-7
人妻- 吉岡ペペ ...自由詩710-7-5
にどめの死- 吉岡ペペ ...自由詩910-7-3
祈り- 吉岡ペペ ...自由詩810-7-3
再会のこころ- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-30
群青のサンドウィッチ(_最終回)- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...17+10-6-27
悲しい音- 吉岡ペペ ...自由詩710-6-15
滝と月- 吉岡ペペ ...自由詩510-6-13
影いろの世界- 吉岡ペペ ...自由詩510-6-7

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