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ぼくの大好きなひとはシゴトガデキナイ

ぼくはそれをなんとかしたい

起きている時間の

大半を働いているわけだから

ぼくはそれをなんとかしたかった


せめてふつうに

 ....
遠い海のむこうに

大陸があるということの方が

なにか現実的ではない

たとえ話なのではないだろうか

大陸というとらえかた自体

イメージそのものなのではないだろうか


 ....
花を買う悲しみ

ガーデンハウスにたち寄ると

いつも悲しみにおそわれるのだ

花、

ひとつの記号だ

花を渡す、花を育てる、

花を貰う、花を頼まれる、

花を買う、

ぼくらが花を行為とするとき ....
ひとの悲しみを見つめていると

いつのまにか哀しみを見つめていた

その哀しみに耐え切れなくなって

ひとの悲しみにぼくは同苦しはじめる

哀しみを見つめているよりか

あなたの悲 ....
ちいさな孤独に

ぼくのこえ、届いていますか

木琴ほどのため息に

ぼくのおおげさ、届いていますか

喜怒哀楽のない宇宙に

きみが見えなくなる魔法、ありますか


ふゆの ....
好きなひとに甘えられるとかわいいと思う

ふつうのひとに甘えられると

どうしたらいいのか分からなくなると思う


秋の空ではなかった

つめたい風に春が匂った

頬を耳をそよう ....
春の雨が降る

アスファルトが匂いたつ

雨があがる

すこし唐突に星が散っている

湿気が鼻にかさなっている

風が目のまえを撫でては消える


きのう

エロい夜だっ ....
あしたからさくら咲くころまで

毎週ゴルフ場にゆくことになってる

ぜんぶ山んなかのコースだから

毎週自然に会いにゆくようなものだ

これから二ヶ月の山の自然の移ろい

季節とは ....
あどけない湿度

風ほどけてそぞろに

空では光や影がであっている

来世への階段を幻視する


遠い空に

春に

屹立せよ風

自殺に憧れるその鼻を

岬のむこう ....
目に見えないあなたを

ぼくはなんどもコピーした

そして

年端もゆかない精神に

ぼくはなんども貼りつけていた

あなたの苦しみや痛みを

ぼくはじぶんのものとしたかった
 ....
歴史的なエピソードにこと欠かないこの地で

芦田川について語られることはあまりない

芦田川の河口はもちろん海とまじりあうのだが

見つめていると

この川が本質的には海であることがよくわかる

芦田 ....
終わらない轍を抱えながら

時への妄想を考古していた

時は迷路に曳かれている

命や命の周辺を発掘する

それらは無機物になって

感性や知性に弄ばれていた

終わらない轍を ....
藤沢周平の小説に殺すなというのがある
中二のとき国語の先生が授業で朗読してくれた
先生はいまの私より十歳下だった

先生の野太くて明るい朗読は
鹿児島なまりの抑揚で歌うようだった
不埒な中 ....
肌さむいが水をふくんだ夜だった

水のぶんさむさは何処かぬるかった

ことしさいごの年始の会合のあと

熱気にすこし汗ばんだからだに

夜は心地よくてなにか昔を思い出させた

どん ....
ここも宇宙だった

空ばかり見つめていた

ぼくも宇宙だった


永遠ばかり見つめていた

未来ばかりを見つめていたのだ!

永遠は机上にあるものではない

永遠とは実在する ....
心根にある切実を

切実に灯るちいさな火を

リレーしながら

なにをかへとひとは継いでゆく

そのちいさな火

すべてが純潔だった

なにをかから見つめると

そのちいさ ....
あのころの今

こんなふうにしていたから

こうなれたとかじゃなくて

あのころの今も

こんなにふうにして

どう転ぼうとも頑張っていた

暗中模索、徒手空拳でやっていた
 ....
雪は表面につもる

広い表面につもったり

たとえば枝のような

細い表面につもったり

雪、かわいらしいなと思う


それは雪ににている

朝おきたら

ぼくの広い表面にも

ぼくの細い表面にも

 ....
きみに同苦したい

こころからそう思う

一万光年の髪を乾かしてからだね

きみがぼくに手紙をくれるのは

プラネタリウムで待っています

ぼくはきみを待っています
ライラックの香りが飛び込んできました

車を停めたときには気づきませんでした
4月の夜のことでした

まわりを確認してから枝ごと花を盗みました
それを車のダッシュボードのうえに置きました
 ....
ぼくは高校卒業まで叔父叔母に育てられた
母さんはぼくと妹にいちども会いに来なかった
誕生日にはお金が送られてくると叔母は言っていた

叔母ぼく妹で買い物に出かけると
きまった店でよく服を買っ ....
昭和五十年代を

少年だったあのころを

ぼくは大人として生きていた


コンクリート塀のよこをジーパンで歩いていた

煙草とやかんの煙のなかではひとを憎んでいた

駄菓子屋で肉 ....
草をふむと匂いがした

風をすうとからだが裏返った

等身大の道には

大義名分なんていらなかった

いまを生きている

碧いそらに届くことはなかった

石ころにころばされてみようか

好きなことがえ ....
見知らぬ地名をナビに入れてみる

一時間四十五分

見知らぬ地名が時間に変わる

こうやってこころを動かしておく

これで今日はもうこころが動かない

黄ばんだ冬の青空を見つめてい ....
らり?

らりるれろ

らりるれろ
らりるれろ
りんごの少年らりるれろ
がぎぐげご
だぢづでど
凍った田んぼが歌いだす
らりるれろ
らりるれろ
星になったよカエルの轍
がぎぐげごがぎぐげご
らりるれろ ....
きみと

きみと話していると

いろんなことを思い出し

いろんなことを忘れられる

もっと伝えたいことがあって

もっと知りたいことがある

それを友情と呼んでみる

それを
春を待っていると

春になめられてしまったり

春に足もとを見られたり

春にうっとうしがられたり

そんなことになるのかな

春とボクは

いったいどんな関係なのだろう

 ....
地球について
しんとした時間のなかで
僕らが一秒でも考えてあげることができたら
六十八億秒の祈りが生まれるよ

気持ちを吐き出してしまいそうになるくらい
好きなひとに出会えたのもこの星だし ....
枯れ木の山は

ところどころが日なただった

そこだけ獣の香りがしてそうだった

粗雑だなと思う

そこ以外は青灰色の山肌だった

ぼくは風邪ではないのに

声が日に日に出なく ....
空から腐葉土の香りがした

僕らはなんて孤独なのだろう

空を見つめている

ひとのこころは遠すぎて

僕らはいつもとり残されている

同苦したくてありったけの

こころをかき ....
鵜飼千代子さんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(420)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
シゴトガデキナイ- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-20
遠い海のむこうに- 吉岡ペペ ...自由詩510-2-20
花を買う悲しみ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...710-2-20
愛をください- 吉岡ペペ ...自由詩810-2-16
喜怒哀楽のない宇宙- 吉岡ペペ ...自由詩610-2-13
おんな心- 吉岡ペペ ...自由詩6*10-2-11
エロい夜- 吉岡ペペ ...自由詩910-2-9
あしたゴルフ- 吉岡ペペ ...自由詩310-2-5
春に屹立せよ風- 吉岡ペペ ...自由詩710-2-2
ぼくはあなたをコピーする- 吉岡ペペ ...自由詩610-1-29
芦田川にて- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-1-27
終わらない轍- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-24
殺すな- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-23
水をふくむ夜- 吉岡ペペ ...自由詩710-1-22
ぼくも宇宙だった- 吉岡ペペ ...自由詩410-1-21
火のリレー- 吉岡ペペ ...自由詩810-1-16
俺のドライビング・フォース- 吉岡ペペ ...自由詩210-1-11
雪、かわいらしいな- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...410-1-8
ぼくはきみを待っています- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-5
ライラック通り- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-4
四人家族のマネキン- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...2510-1-3
蝶が、銀河を- 吉岡ペペ ...自由詩310-1-2
道をえらぶ- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...210-1-1
空の色- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-31
らり?- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...309-12-31
きみとそれを- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...209-12-31
春を待つ- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-30
六十八億秒の祈り- 吉岡ペペ ...自由詩1109-12-29
枯れ木の山- 吉岡ペペ ...自由詩309-12-28
僕らは空を見つめている- 吉岡ペペ ...自由詩709-12-27

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