時をゆく
吉岡ペペロ

海を渡ってやってきた鹿子さんは

真理さんのいとこだ

鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて

それは曇りの日でさえそうだった


祈りだけそこに残った

未来はとおくむこう

扇型にひろがっている

ぼくは未来の突端で

時を踏みつづけてゆく


海を渡ってやってきた鹿子さんは

真理さんのいとこだ

鹿子さんの瞳は太陽にぬれてて

それは曇りの日でさえそうだった







自由詩 時をゆく Copyright 吉岡ペペロ 2011-01-11 14:26:19
notebook Home 戻る