路上生活者のように毎日が過ぎてゆく
ランボーのように地獄の季節も創出できず
安吾のようにデカダンに遊ぶ余裕も無く
冷たい缶ビールで無聊を凌ぐ

僕の故郷であるペンギン村では
あられちゃんが ....
風にのって走る
超人ハルクのようにニーチェの箴言を唱えながら走る

葡萄棚の下で交わした接吻をいつまでもわすれないように
市場で買い集めた食材で君との思い出の料理をつくる

部屋にはホッド ....
フィボナッチ数という概念以前に
自然は数理をすべて把握していた

僕の心の中で君との関係性の黄金比は
生物学的に柔らかく深くとても妖しく
揺れ続けているがそれでも

日常の僕はいつも不安 ....
廃人が俳句をひねるNET日和

嫁も来ぬ風も吹かぬが生きている

一日500円生活が板に付きそうで怖い

愛しさの呪いを舐めてろくろっ首

フレッシュなものは食べて欲しいはずなんだが? ....
トッポギ

(突然六本木に行くこと。)
韓国のお餅ではない。

うっちゃり

(うっかりぽっちゃりしてしまうこと。)
相撲の決まり手ではない。

ネット用語はどんどん進化しているよ ....
陰翳図鑑を紐解いてみる
きみはどこにもぶんるいされていないメタフィジカルな亜種だ

世界のどこを掘ってもきみのような奇蹟に会える訳も無い
ちょうど僕が98回目の神経衰弱を患っている時にきみに出 ....
夢に責任を持つこと
君の夢はそんな曖昧でやわなもんだったのか


過去に価値をもとめてはならないのだろう
人生とはつねに現在進行形のその先にあるものだ
僕の部屋は詩と光で満たされ
君という音楽が遠くから流れてくる

部屋干しのジーンズがぶら下がり
台所には洗い物が山積みなんだ

愛用のマックもコーヒーやスナック菓子の砕片で
薄汚れてはい ....
貴女の母国の言葉を教えてください
いつまでも話していたいから

貴女の好きな花を教えてください
部屋いっぱいに飾り付けてみたいから

貴女の好きな小径を教えてください
ときどき散歩に誘っ ....
細胞が代謝するように
世界は常に変化してゆく

愛されようと愛されまいと
その変化はかわらない

そのなかで安定した日常を
維持しようとする本能と知恵が
文明と文化を支えているが

 ....
ひとはいつも希望の輝きと絶望の淵を内包している

自我というがんじがらめの石ではなく
自己という関係性の中のやわらかな今を生きている僕

僕の好きなひとに結婚を断られた
たまに会って食事ぐ ....
撮影が終わるように
またビジネスが始まっている街に雪が降る

もうインディアンは見失ったブランケットを捜さないだろう
トンキン湾に展開している米国第七艦隊は何処にも着弾しないミサイルを満載し
 ....
男は女に幻想を持ち
女は微塵も持たない

男が絶望したとしても
女は決して心中したりはしない

少年だった頃に
すでに月から降りて来る物を
知っているんだ君たちは

三角ベースで野 ....
久しぶりに売れない女流詩人の友人からメールが来る
詩を書き始めて11年目だそうだ
ちなみにぼくはまだ3年目ぐらい

僕の大好きな感覚的詩人
いつか詩集を出したいと言っている猫好きで鬱病持ちの ....
初めて君に遭ったとき
君の瞳によぎった喜びの表情を
俺は見逃さなかった

人生で与えられる物は少ないが
創造という風をいつかつかまえることができたら
上出来な人生といえるだろう

醗酵 ....
恋人たちは喜びをわかちあい
老人達はバックギャモンに余念がない

子供達は無垢に世界を徘徊し
大人達は株価のチャートに気を取られ

僕はといえば太陽に労いの言葉をかけて
しけた煙草に火を ....
緩やかな流れに触れたいと想う
雑多なものをすべて洗い晒してしまう水のちからに

ただ流星の軌跡をおいかけて
その先の消滅を想う

ときに走りときに休みときに泣いて
やはり今がいいとおもっ ....
祝祭は終わった撮影が終わるように
ビジネスが始まってる街に雪が降る

もうインディアンは見失ったブランケットを捜さないだろう
トンキン湾に展開した第七艦隊は着弾しないミサイルを満載して

 ....
有機的な汚れを拭い去られ
白い月はやはり月なのだな

手の届かないほどよい宙空に
ふんわりきりりと存在している

ちょっとした手順の間違いを
指摘されそうなでもやさしく
流してくれそう ....
蔦屋のなかのタリーズで
本を読む君に恋する
このあたりには哲学書や詩集を読む
女子なんぞめったにいやしない

でもちっともキャッチーではない眼鏡っこの君に惚れたのは
僕が非効率な耽美主義者 ....
どうも世の中は愛撫に肯定的ではない
君の乳暈的世界で僕は日夜トレーニングを怠らないが

硬骨魚は自分の砦と離島に棲むのが好きだ
でも女は快感を要求しボンネットが揺れるだけ

柔らかな肉の隙 ....
ぼく雅羅櫛
きみ観瑠奇異上意

異星人が過半を占める地球で

どうやら宇宙は愛の摂理で
成り立ってはいないようだ

老後の資金なんてもう要らないし
どうせ星になるんだからなあ

 ....
サインインできませんか?
あなたのAppleIDをおわすれですか?
あなたにIDは必要ですか?

このメールに返信はできません
まちがったパスワードです
あなたは存在していないのかもしれま ....
届かぬ手紙を携えたまま僕たちは彷徨する
どこかの洞窟の壁に刻み付けられた
忘れ去られた古代語の詩と
生きるということの目印をもとめて

新宿東口の地下街は果てしなく荒寥に染められて
彼方此 ....
孤独はいまも継続中だ
それが常態となってしまえば
たいした痛みも感じないものだ

ときおり非日常にきみがやってくる
それは僅かな恩寵でもあり
かすかな煩悶でもある

きみは花をアレンジ ....
あるとき哀しみがやってきて
壁紙を引き剥がし読みかけの
テーブルの上の本を引き裂いてゆく

暗幕で覆われた部屋には夜しかない
そう曠野はいまこのこころに映る風景なのだ

それでも半額のシ ....
世界はさまざまなかってな基準に充たされていて

世界の涯からから零れ落ちるそれらの反響が
夜空に谺しているようなそんな夜だ

でも僕の基準をきみと決めたから宜しく頼むからね
それにしても僕 ....
束縛されない生なんて一時も無い
愛しきれたひとなんていなかった

孤独は平気だが
孤立しては生きてゆかれないから

哲学書を逆から読む
偏ったじぶんの人生観の途上で

ニーチェや仏陀 ....
実験工房にて
神学を爆破する導火線に
火をつけてみる

解体工房にて
蔓延するヘイトスピーチの
舌の根を根絶する
スナイパーロボットと
遊ぶ

あの建物は
もう誰もいないのに
 ....
世界でいちばん大好きな君に
上海美人の君と
玉川温泉に行こうとおもう

蘇州は水の世界
上海のなんとか空港は海のそば

テレサテンの空港を
しっとり歌うきみは

僕の恋の予感を
 ....
梅昆布茶(1023)
タイトル カテゴリ Point 日付
新しい地平線自由詩716/7/3 20:50
全力チャリダー自由詩216/6/29 13:18
フィボナッチの夢自由詩10*16/6/28 22:24
トッポギ俳句選集俳句216/6/26 10:27
超人的現代語辞典自由詩916/6/26 9:42
メトロポリスの夢自由詩716/6/24 9:32
未来へ自由詩216/6/19 17:44
ドレッシング自由詩516/6/18 12:00
風信びより自由詩916/6/17 20:37
コロッセウムにて自由詩316/6/14 9:41
柔らかな恋人たち自由詩416/6/12 10:07
祝祭日自由詩516/6/9 11:07
女が男を恋するとき自由詩416/6/9 2:11
愛おしき女たちへ自由詩5+16/6/7 20:43
死者の書自由詩1216/6/6 20:14
ふたたびスケートボードに乗って自由詩1116/5/31 18:39
君へ自由詩1416/5/28 12:01
祝祭日自由詩316/5/24 7:50
白い月への路自由詩616/5/24 7:36
蔦屋のなかのタリーズにて自由詩416/5/22 20:32
愛撫へのエチュード自由詩716/5/20 7:27
平和に捧ぐ自由詩816/5/18 12:51
AI自由詩216/5/16 11:52
迷宮自由詩416/5/16 11:34
孤独の断章〜アレンジメント自由詩1416/5/10 8:42
窓から見える曠野自由詩1416/5/7 20:21
基準自由詩616/5/6 20:36
使命自由詩1116/5/5 11:12
実験工房にて自由詩1116/5/3 12:29
私は何者でもない。自由詩5*16/4/28 0:12

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 
0.07sec.