人は何であるのかを知ろうとする
夢見る時に 頭に
知ることで 道を
進むことで 不安を
歩くことで 何かを
僕は生きているのだという、実感もなく。公園の木が懐かしい。年賀状の入っていた子供の頃の家のポストが。僕は、ときどき部屋でCDをかけていたけれど、今年もぼんやりしているうちに終わってしまいそうだった。時 .... 僕は 川を 見る
友達と ここで 僕は
その でも 光と 影に
歌を 景色に 感じ取る 
口にすることの不思議さ
この空に 感じたものを   
口にすることの不思議さ
この空に 見えたものを
一本のごぼうを買ったのだ
家に持ち帰る 道で
線路にかかる長い橋を渡る
でも 僕は暗がりの中で 一人  
バイクとすれ違った
ライトをつけた 二台と 
昔、新卒で入った会社のことを、時々思い出すことがある。研修のため、倉庫でcという男といつも品出しをしていたことを。千葉県の柏にあった倉庫で、良く晴れた日には、時々、林の中を遠くに歩いていったものだった .... 僕は昔バスで湘南まで足繁く通っていたものだった。夏の駅前にたむろする女の子たちの姿を目にすることが、僕は毎年の楽しみだった。そうであるとはいえ、コロナで昨今は、でも、そんな姿も見かけられなくなってはい .... 僕は昔、中目黒からの帰り道を、土屋という名の男と歩いていた。上司に連れられて行ったバーからの帰り、交通手段はなく、タクシーに乗る金もなく、五反田までの一本道を必死で歩いて二人で事務所にまで僕は戻ってい .... 昔僕は、そう遠くはない昔ではあるのだが…、招待状をもらっていたということもあり、会社に入りたてだった男の結婚パーティに行くために、バスで中目黒に向かっていた。でも、中目黒に行くという事自体は、僕は、初 .... 昔僕の会社に通っていた道を、今日は歩いていたのだ。近々、この街から引っ越すことを決めていたからである。その、引っ越す理由は、特にあったわけではないのだが、ぼんやりと僕は歩いていた。昔は、ほんの片時でさ .... 昔僕は雑誌の編集部を訪れた
原宿の外れの通りに 僕はいた
少しだけ寒い日のことだった
中では若い女が足を僕のそばで踏み鳴らしていた
そして面接した僕は落ちたのだ
久しぶりに六本木で
僕は展望台の景色を見ていたのだ
もう でも 何回目だろう
今日もこの景色の中で
夢を 目で見つめながら
電車に乗って
今日は秋葉原へ行く 
今は もう 電気屋の無い
かつての通りにある
興奮を 見つけに
僕は今日も街へ出かけた。人出は昨日とは変わって、少なかった。連休も終わりになると、出かける気力もなくなってくるのだろう。僕も、そこで何を買うのだということなどを、あまりもう、思わなかった。しかし、じっ .... 僕は生きていることで、何もすることなく流れていく日々の中だ。寂れた、遠くに感じる、ビルの空。僕は、そんな、日々だ。冷えた風に秋を思わさせられた。何かが、誰かの横顔に見えていた。目の前から車が水しぶきを .... 通っていた専門学校の 昔の
その 今も電車から見える建物の
様変わりしてしまった道を 僕は
ああ そして 冬の日に歩いていた
通りを 線路沿いに 駅から
生きていることは、眠かっただけだった。眠い、すべてが。何かを探していた気がする。夢で味噌汁を飲んでいたようにして。トランペットを吹く音が遠くの方から、堤防を歩くと聞こえた気がした。のどかな気のする日曜 .... 僕は昔アメリカにいたことがあったんだ
ただの旅行だったのだけれど それは
歩いていた ビルの間を 昔
何を求めていたわけでもなく 一人で
スーパーの果物の匂いを鼻で感じていた 
開いた手には
夢が一つ あったのだった
バスの向こうの通りに漂う
夏の匂いのしていた日


あの日の思い出の風景  
手には いつも
はまぐりの味 そして
歩いていただけの海
最近というよりも今日はとても寒かった。風に吹かれていると、忘れていくことは危険なことだと、いつの間にか思っていたりする。でも、人は友人も、家族のことも、読んだ本のことも忘れていくのはなぜだろう。そうで .... 日の沈んだ夜の
灯りを灯す 瞳
僕の目は映す
波の音のする沖を
誰もいない部屋で、昔のことを考えている、パソコンの画面を見つめながら。窓の外は楽しげな声も聞こえなくなった、日曜日の夜の通り。それ以前に、疫病が流行りだしてからというもの、もうめっきり、そのような声を .... 空を見上げていた
走ることをやめると 僕は
空を知っていた 僕は
空の下で 走り出すと 
忘れていたはずの空を
夏は鳥料理に限るなと、食ってばかりいる気がする。ドトールにも行き過ぎなような気もする、デニーズは見かける事自体がすくないけれど。オリンピックは終わってしまい、思い出すことは多くはなく、あっという間だっ .... ぼんやりと、何もすることもなかったが、生きているような気がしていた。冷房をつけていると、皮膚の調子が悪くなり、あまりつけないことにしていたが。今年も祭りの音もなく、静かで良かった。変な街宣車が声を上げ .... 生きているということは何も意味を持たないのだということを思っていた。毎日、限られた人とすれ違う日々の中で、接点を持つ人自体が、ごくわずかだ。接点を持つこと自体にあまり意味はないのだから、それを望まない .... 改札を抜けると 朝
でも 街は昔のことばかり
人は交差点から歩き出す
改札に入る 夜へと
でも いつも 夜は 
首を寝違えて見ているだけ 
そして 窓の外を 歯痛で 
いつも夜は見ているだけ
詩を書いていた午後は
遠い街に出かけた そして
絵を描いていた 午後は
でも 朝の景色を抱きしめながら
カフェでコーヒーを飲んでいたのだ
否定していた でも 何もすることもなかった朝は
か ....
最近夜のランニングに出かけている。誰にとがめられるというわけでもなく、僕は走っていく。でも、走りながら思い浮かべるのは、学生時代に競い合っていた部活の、誰かの顔だとか。あいつは、でも、最後に校門で手を ....
番田 (2128)
タイトル カテゴリ Point 日付
道の風景自由詩122/1/3 20:34
つかの間の出来事散文(批評 ...121/12/6 1:08
暮れゆく道で自由詩121/11/15 1:55
ランドスケープ自由詩121/11/11 1:37
夕方の道自由詩121/11/4 1:39
Cといた会社散文(批評 ...221/10/8 1:39
夏のどこかで散文(批評 ...221/10/7 1:32
夜の山手通りを散文(批評 ...121/10/6 1:50
中目黒の記憶散文(批評 ...121/10/5 1:35
長かった街で散文(批評 ...021/10/4 1:24
ある秋に自由詩121/9/29 1:35
東京の夜自由詩121/9/27 1:19
アキバへ自由詩121/9/26 1:38
菓子を食べに散文(批評 ...121/9/21 1:23
ある秋の一日に散文(批評 ...121/9/20 1:43
渋谷に着く時自由詩121/9/18 1:30
フリマで買ったものを散文(批評 ...121/9/17 1:10
アメリカ自由詩121/9/16 1:32
湘南、九十九里自由詩221/9/7 1:36
秋風に吹かれて散文(批評 ...221/9/2 1:22
バスが来るまで自由詩021/8/31 1:23
土曜日、千葉で散文(批評 ...121/8/30 1:27
土手で自由詩221/8/19 1:27
五輪と夏散文(批評 ...221/8/11 1:35
東京オリンピックと影散文(批評 ...121/8/2 1:09
渋谷の避暑地から散文(批評 ...221/7/26 1:31
ハチ公前自由詩121/7/19 1:09
きびしい夜自由詩121/7/17 1:23
詩とノート自由詩021/7/9 1:31
夜のランニングコース散文(批評 ...121/7/8 1:10

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