君の頬を好きだった
桃の果実に似ていた
ほほえみを蓄えてふくらむ
やわらかな君の頬
君の瞳を好きだった
ただ生きることの 驚きと喜びに
休み ....
言いたい言葉は短いのに
伝えたい事は単純なのに
どこまでも膨らんでしまう
破裂しそうな心と身体を
布団の下に隠して暮らして
なにもかも見えなくなる ....
想い出は焦げ茶色
今は 今すぎて
昔は 昔すぎて
アキ
君の笑顔には この空が とてもよく似合った
うまれたての青い空
もっと君に見せたかっ ....
風吹けば
薄紅色の水玉模様
ありがとう
もう何も考えなくて済む
閉じこめられたら
二度と目覚められなくなる
それがいい
さ ....
俺の言葉は恥部だ
むしろ密やかならんことを請う
ずぶ濡れでカラカラ笑う骸骨だ
俺の言葉は赤んぼだ
届く日を待つ恋文のように
脚も無いのに歩こうと ....
音ではなく 音楽
色ではなく 絵
そういう星
メロディも無く 心に忍び寄る星
思想も孕まず 真実を弄ぶ星
僕たちの住む この星
....
死にたくないのは何故?
なんて仕方の無いこと考えた
生まれたのは何故?
正解なんて見つからなかった
ほんとうによかった
あなたに会えてよかった
夜が ....
ぼく みつめている きみを
きみ みつめられている ぼくに
いつまでたってもどこまでいっても
やまびこしない ひとみのやりとり
言葉は 言葉じゃない
....
夢を見ていた
長くて 怖い夢
君が居た
立ち止まって
その手の甲に
目を落とした
どうして僕の目は
君の目になれない
目をとじて ....
19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39
0.2sec.