寝返りして ぶーぶぶ おならも出るよ
首をぐーんして でへへ よだれも出るよ

一日うんちくんが出なかったら 次の日

 グション!ってママ音にびっくりしてたよ

寝返りして パリ子をパ ....
上京して赤信号で渡ったら 叱られた
コンビニにまで 「並びなさい」の、
足型マークが付けてある

お金を払わなければ 何処にも行けない街が
嫌いになるまで 居たかったのは
この街 ....
日々の暮らしの
吹き溜まりから
洒落た記号を
掘り出して
綺麗に並べても
何処にも響かない

吹き溜まりに
手をつっこみ
すくった想いを
雪玉にして
無防備な背中に
ぶつけ ....
僕が目を閉じ後ろ手を組んだところまで

きみに飛んでいってほしい

軽くなったきみに

まちがってるよって言ってほしい

声をなくして歩けない道の終わりに






 ....
作られたかたちの、匂いがするので
手にすることをやめてしまう

しぜんを求めているわけでもない
人工物をあいしているから。

伝えるものを含まないと、ながれてしまう
ことばは本来 ....
キッチンで喧嘩するのを避けたくて夜景が綺麗な場所に連れ出す こじれた風をみおくってためいきのゆくえざわめきみもふたもなく


はじめてのうそつきましたうそのうそつきましたうそつきましました


泣いててもかわいいが無敵なうちにぜんぶくだ ....
春になったら
冬は死んじゃうのって
おまえがあんまり悲しそうだから
ひとつ、翼をあげよう
冬とおんなじに
翼をあげよう

どこへでも渡っておいで
時が満ちるまで
空がめぐるま ....
美しく作ってもらえなかったアンドロイドの気持ち 大正生まれだった祖父が
復員してきた時 涙を流した
巻き鍵をお守りに持って 出征した
古い柱時計 曾祖母も大叔母も涙を流した


父は物持ちが良く
ガラスが黄ばんだ腕時計を
引き出 ....
君は
覚えたての「こんにちは」を
わたしがこぐ自転車の前に付けた補助椅子から
道行く人はもちろん
畑仕事をしている人にも
隔てなく投げかける

たいていの人は
一瞬驚いたような顔をする ....
 中村くらげさんの提唱された「自分の詩を読み返そうキャンペーン」に、短歌もありと拡大解釈してのってみました。作品数が少ない私ですが、いつも5首まとめて投稿している短歌をバラしてみたところ、ベスト3 .... 愛してる愛してるって歌うほど僕の知らない君が詠む歌 【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ....
どんなにおそろしいか
どんなにふあんか
まくらやみのなかで
ふみだす そのいっぽ

声をかけられなかった
ずっと昔
学校帰りの交差点で
その人は白杖を持って
信号待ちをしていた
声 ....
何年ぶりだろう
二人で食べる黒蜜のあんみつ

手術前のある日の病室

老舗の和菓子屋の前を通り
ふと気づいて買った
お土産のあんみつ

あんみつの中には
紅白の求肥や赤豌豆
漉し ....
友達いないんだというのがあなたの口癖
それはただの気分の問題だけど
その言葉でもって友達を減らしているのは事実だ



「無神経」という文字をある日せんせいが黒板に大きく書いた
お前のこ ....
お岩さんを知っているでしょう
そう四谷怪談のひろいん
江戸時代
牡丹燈籠のお露さんと
番町皿屋敷のお菊さんと
三人で結成した
納涼しすたーず
せんたーでうらめしやをしていた
あのお岩さ ....
 海の大さを知るためには
 一滴の水を
 見詰め直さなければならない

 と、老いた亀は言った

 波打ち際で遊ぶ
 他人の子供を
 呆然と眺める
 僕の足元で

 亀はそう言っ ....
マリッジブルーと
マリンブルーは
よく似ている

透きとおる
深い青と
私のゆううつが
たぶん同じで

だいたい
結婚は束縛である
水圧で
胸を押されて
呼吸できないその様子 ....
悲しい気持ちの帰り道
疲れた歌のサビのとこ
あなたに言われたようだった

小さくなってしまったと
遠くの夕陽が歌ってる

爪のあいだの蜜柑のかけらが
沈みかけてる太陽みたい

八百 ....
優しい人っているらしいんだけど
あたし会ったことないのよねえ
あの人、優しいわって
言われてる人に限って
あたしには冷たいっていうか
ケダモノを見るような目で見るっていうか
全然、優しくな ....
なくした財布の、行方を思う。。。

キャッシュカードは無事か?

免許証は?保険証は?

自分を表す記号の行方を

ただただ思う・・・・。

小銭入れの十円玉と

百円玉・五円 ....
少し肌寒い秋の夜。
澄み切った空気を吸い込み、久しぶりの深夜徘徊ランニング。
今日は5km走れるかしら。
最後まであきらめずに走れるだろうか。
徐々に高まる心拍数。

だけど、走るのをやめ ....
 すこし混む電車の中
 イヤホンから囁いてくる音楽
 あのひとも 立っているあのひとも 違った音に
 こっそり囁かれている
 快速急行は両窓の景色と景色を
 後ろへ後ろへ ....
遠く流れた 月の海に
翡翠を ゆっくり 浮かべたら

親不知 弧知らず
抜いた歯が 葉の上 露と きらりんこ

もう 忘れたわ 過去のことなど
琴など弾いて はずみます

 ....
遺伝子の選別と

教育の徹底によって

『天才』は造られるらしい

社会保障がしっかりとしていて

大卒でホワイト企業に入れば

人生安泰なそうな

そして、その上

30 ....
手紙を入れて
春の小川へ流してやるのだ

壜はゆらゆら流れて行って
コルクの栓もしだいに腐り
水が浸み
河口近くに沈むだろう
それとも海へ流れ着き
波に揉まれ
誰も聞かない音をたて
 ....
十年前は
だれを好いていただろう

十年前は
どこに暮らしていただろう

一年、二年で気が変わり
三年、四年で空気が変わり

五年、六年、見た目が変わり
七年、八年、言葉が ....
空の 青さだとか
雲の 白さだとかを 知らないと

闇が 黒いってのは
分からない

私の中の ブラックホールへと
誘われた 言葉たち

どの絵具を掛け合わせれば
 ....
中村 くらげさんのおすすめリスト(331)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
おならとよだれとうんちくん_クフフッ- 朝焼彩茜 ...自由詩13*14-10-22
ネズミ- 為平 澪自由詩13*14-10-14
おもいのおと- nonya自由詩21*14-10-14
無題- nemaru自由詩1*14-10-14
きみへの伝言- かんな自由詩7*14-10-14
キッチンで喧嘩するのを避けたくて夜景が綺麗な場所に連れ出す- 北大路京 ...短歌914-10-13
風のはじまりをあなたは知っていますか?_ - 阿ト理恵短歌12*14-10-13
冬の翼- 千波 一 ...自由詩814-9-23
美しく作ってもらえなかったアンドロイドの気持ち- 北大路京 ...自由詩814-9-23
発条- 藤原絵理 ...自由詩14*14-9-22
こんにちは。- そらの珊 ...自由詩2214-9-20
自己評価ベスト3- 深水遊脚散文(批評 ...8*14-9-19
愛してる愛してるって歌うほど僕の知らない君が詠む歌- 北大路京 ...短歌214-9-18
或る夏の日___三篇のオムニバス- るるりら携帯写真+ ...16*14-9-16
白杖の人- そらの珊 ...自由詩23*14-9-11
あんみつ- ……とあ ...自由詩34*14-9-8
憂うつな子ども- ユッカ自由詩314-8-17
右と左- ただのみ ...自由詩22*14-8-15
亀の教え- まーつん自由詩15*14-8-8
マリッジブルーとマリンブルー- umineko自由詩19*14-6-9
みかん- うみこ自由詩6*14-1-30
優しい人- 花形新次自由詩214-1-29
胃潰瘍- 梓ゆい自由詩214-1-29
駆け抜けたはずの夜- 六九郎自由詩214-1-29
キミも_ともだち。- ヨルノテ ...自由詩714-1-28
キバナコスモス- 藤鈴呼自由詩5*14-1-28
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十年愛- 千波 一 ...自由詩414-1-27
闇の黒さ- 藤鈴呼自由詩4+*14-1-26

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