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【わすれがたみ】
ある夏の日
百合の花柱を
みつけました
薄紅に透ける花弁には
まっすぐな いのちの
いとなみが ありました
それは
ふと おもいだしたくなる
この夏の わすれがたみ ....
花ではない

しかし その葉は

枯れゆくだけで

こんなにも美しいというのに


されどこの身はどうであろうか
【オータムポエム】

人の本心なんて
点滅し続け点描画のようなもの
ひとつひとつの点は 真摯に刻印された 思いだとしても
鳥が ときどき啄んで
さらってゆくから だれにもわから ....
雲が夕暮れる

風の跡に色がついている

山の斜面にふたりがいる

ぶらんこを揺らすふたりがいる

幸福はここにもあるし

みらいにも

こんな夕景のようにあるだろう


僕はハッピーエンドな男だから ....
その病室の番号と

あのひとは同い年になった

その病室で

あのひとは息子を失った

見舞いにゆくたび

あのひとが見たであろうその数字


過去になにを見つめ

それが今、未来、どんな意味を持つの ....
中村 くらげさんの携帯写真+詩おすすめリスト(5)
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