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透明なビー玉はころがっていって
冷蔵庫の下からほこりまみれで帰ってきた
それを見ていたから
僕は大会で優勝できたのだ

ずっといい子にしていて
サンタさんが大きなお人形を贈ってくれた
そ ....
すべてのボールは太陽と合同であり
とりわけ白いバレーボールは
色まで同じなので
すぐに太陽と合致してしまう
そこで僕らは太陽を黒くぬった
さんさんと降り注ぐ太陽の黒い光は
しかしあらゆるも ....
もったいないような こんな 日              

 被害妄想のために
 恋人を殴って
 流れた血を見たら
 おれは生きてる気がした
 これがおれのやりたかったことだ
 やっと見つかった
 天職を ....
午後の空中へ
午後の空中へ
雨に逆らうようにして
ハナミズキとして昇華し続ける春は
公園が夕刻になっても未だ軽く漂う、
薄い、甘い、影


春とは分離するように
俯き始め ....
いまから何年か前
まだ名前を持っていなかったころ
僕はお母さんのなかですごしていた。
ときどき退屈して
こっそり外にぬけ出したこともあった、
もちろんへそのおがあるので
あまり遠くまではい ....
風が乾いて
産み落とされる憂鬱
港では帰って来ぬ船が
噂からも消えてしまう

金色だった太陽の
錆がサドルに積もって
抜け出せない
足も絡めとられ
抜け出せない
叶うわけのない幻 ....
かくしたの。

たまごかくして、
おいたの。


とんがり帽子に、
かくしたの。

帽子の中には、
にわとりさんがいて、
たまご暖めて、
いるの。 ....
一.


春待ちゆびが
くちびるにふれて
かた
むね
こし

跳ねていく

抱きぐせがつくからだめよ




二.


ぱた ぱた
と舞う洗濯物を
清潔とす ....
呼んでる声がするので
駆けていく


少しずつ広がる世界


握られた手にある
飴玉は
水晶のように輝いていた


そんな頃でも
風は冷たかった
ほど近い、
雨音の届く、
屋根裏部屋で、
眠りは紡がれる。












            了。
普段通っている路地の
影にあるもう一つの街

影の街を僕が知ったのは
12の頃で

その頃
父はこの街を出て行った。
気が着くとパンツが見えてる
いつのまにか友達とはぐれてる

頭のネジがどっか緩んでる
でもどこを締めたらいいのかわからない
いつも不安で
原因はどこか遠くに

高いところがキライ
落 ....
  放り上げた空にあなたの姿が映るよ
  白くかがやくこの円天井は思いきり酸っぱい匂いがする
  廃車場のバスの屋根に寝転んで
  ぼくは若枝のように腕をのばすんだ
  てのひらにあたる光と風 ....
天使の胎内の世界で私達は
楽園を希求する、完全なハーモニーを

屑篭に堆積した睡眠薬のシートや
血の斑点で汚れたティッシュ、空のアンプル
其れは私達の詩の産湯だ
神父の死後の、祝福の欠落し ....
もっともっと時間が欲しかった
もっともっとお金が欲しかった
もっともっと欲しかった
もっともっと
もっともっと


全てを投げ出す事を知らずに
全て要らないと叫んだ
違いも分からない ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
なんでわかっちゃったのかね
中島敦の『山月記』

詩人なんか目指してると虎に
 なるんだってさ

ガオー
今日はことりが一日中泣いていたのでいい一日だったろうおそらく世界のどこかでいいことがあったに違いない。わたしもこうしておんがくがかけるのでよいことだろう。うそがあったに違いない。きょうとうそとはどっか .... 鶏の ように 飛べない 。鶏冠 を もたない 。神のようで ない 。雉のように長い しっぽを もたない 。鴨のように 美しい 羽根を もたない 雀のように 美しく 羽根を ひろげない。猿のように 鬼ご .... 古い雨が降る
小糠みたいな雨が降る
"The rain is raining." と唄ったのはイギリスの詩人だが
赤い髪をした僕は「ひゃ 〜〜 」と歌う大馬鹿野郎さ
おじい ....
僕がその娘を好きで
その娘もまた僕を好きだったところの少女は
桜が 離脱する魂のように散り去ってゆく季節を
越えられなかった
(もう誰の手も届かない所できっと泣いている)
(小さな石を握りし ....
Yシャツの上の蜂だと思ってたら
発泡スチロールの上のYシャツの上の蜂 だった

飲み込んだふりだけ巧くできて
それでもタイミングは迷うんだろう
ドアの下の隙間から アイスの棒を突き出すのはい ....
祝祭iii セルロイ℃ノ灯(Ze..唖): グラス徒+兎.ラ・pissの塔-リアス式銃弾、Sun
L-蜜蜂.o碧眼.0翁.pな落下no.賛歌、聖典プ-ルノ酸化した世界座の燃ゆ-ルル-土星売り
ソノ ....
いつだって空は俺の庭だったよ
無法なソ連の女パイロットが飛び交うときも
嫌味な米軍野郎が進んでくるときも
空はきっと俺たちに逃げ場を提供してくれた

あるとき攻撃をすりぬけて雲の上に出て
 ....
―――― 静かな風が吹き始めます。
感情は涙のようにあふれ、
バラの花びらは、
ぼくらをどこか知らない遠くへと誘うだろう。

ようやくちいさな春がやってきた。
ようやくちいさな春はやってき ....
ねむのきとんとん、
とびらのむこう。

こだまのひびく、
あのむこう。

さやささやく、
えだのおと。

よんでいるのは、
きみのこえ。

とんと ....
あーやだやだ
まったくもう
早く戦争終んねえかな
もうどうせ負けなんだからさぁ
とっとと終わらせてすっきりしようぜぇ

今度空襲来たらどうしよう
こないだは運良く逃げられたけど
次はや ....
ぶたさんが這っている。

ぷひっと、
腕を這っている。

ぶたさんは、
こぶたさんで、
産毛をつかんで、
ぷひっぷひっ。

ぶたさんは、
ぴんくだ。

 ....
こうやって部屋のなかから窓の外を見ていると、雨の中でしか生きられないけものになってしまったような気がする。穴ぐらのなかで、ひたすら雨を待つ。エサはあるのだが、自分のツメで獲物を引き ....
m.qyiさんの自由詩おすすめリスト(1225)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
追憶- Tommy自由詩506-5-3
白の季節- Tommy自由詩406-5-1
生きているのが- すぬかん ...自由詩206-4-30
生身の人間- カンチェ ...自由詩606-4-29
地下茎- A道化自由詩706-4-25
胎児- Tommy自由詩106-4-22
午後- 自由詩206-4-19
「_みつけ、て。_」- PULL.自由詩15*06-4-15
断片集「幸せの庭」- 簑田伶子自由詩47+*06-4-15
- 佐藤伊織自由詩2*06-4-13
「_雨眠。_」- PULL.自由詩11*06-4-12
影の街- 佐藤伊織自由詩4*06-4-9
はぐれた- チアーヌ自由詩406-4-9
はるか西にいるおきゃんな少女のために- 吉岡孝次自由詩206-4-7
薬理詩人ヘノ手紙- 六崎杏介自由詩406-4-7
死んで欲しくなんか無いのに死ねと呟いた- 虹村 凌自由詩6*06-4-4
不眠症と戦いながら- 天野茂典自由詩11*06-4-3
勉学と虎- 吉岡孝次自由詩106-4-2
今日。- すぬかん ...自由詩206-3-25
人は- すぬかん ...自由詩306-3-25
召喚- 吉岡孝次自由詩106-3-23
桜の季節- 吉岡孝次自由詩106-3-20
7.相島一之- 合耕自由詩2*06-3-19
第六日曜日の祝祭- 六崎杏介自由詩306-3-10
ようこそ_新米くん- 佐々宝砂自由詩506-3-10
静かな風が吹き始めます(改)- 青色銀河 ...自由詩306-3-9
「_ねむのゆめ。_」- PULL.自由詩13*06-3-6
ゼロ戦の鶯- ネット詩 ...自由詩506-3-5
「_ぶたさん。_」- PULL.自由詩7*06-3-4
雨(1986.8・4)- 木立 悟自由詩1206-3-2

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