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釣竿折れた
ぽっきり折れた

イブニングの宴に取り残された
ボクの心も
ぽっきり折れた

慣れぬウェーダーで
ヨチヨチ歩き
岩場の傾斜に
足がくじけて
手にした釣竿
手と岩の間 ....
疎まれた鳥が飛ぶ。


三月。
ランゲンハーゲン。

いまさらどうにもなりはしないのに。


疎まれた鳥が飛ぶ。
横傾しながら。


冷気に翼を浸し、
思いつくままにかたち ....
禁じられた ハト

いま 飛び立つ

君は 迷っている

僕も 迷っている
石井が死んだ
石井が死んだ

あの夜 僕と石井と巻田と藤原と4人で
火を囲んで はしゃぎあった

深夜の公園
ごおごお 燃え盛る炎を囲んで
いろいろな話を      した
グラビアア ....

なんか違う
って感じが
ぐるりと
腰の辺りで動いた
スーパーマーケットのど真ん中
わたしは脂汗を流して
立ち止まる

夢見が悪かった
何度も叫んでいた
悔しい
憎らしい
 ....
川の水だらだら垂れ流し
みっともないくらい
あたしの住んでる川はこんなもんじゃない
もっとシャッキリしてて底が見えてる具合のいい川だよ

でも海に入れば一緒だね



川の上流れてく ....
眠りをすり抜けた昨日の喪失は
ぱらり、
白いお皿への林檎と一緒に
落下して
静止する





ぱらり、ぱら、ぱら、手の平から
白いお皿へと、剥いて ....
鉛の弾であれば事欠かない 


参観日の次の日に
母は死んだ
細胞状のカーディガンを毎日のまま
地肌に飾り夜の町へと降下するママ
時が経つに連れそんな雰囲気が
僕のマボロシの1パーツと ....
どこにも行かない日
窓の外を誰かが
通り過ぎる

誰なのかわからないけど
お話
したい

どこにも行かないのに
疲れる
エンジンのいらない 未来の飛行機が ひんやりとしずかに 旋回している メキシコのような景色の あちらこちらで 牛の化石が見つかり どれもこれも 老衰に違いない 長い時間を生きたのに 石になるまでには  .... 知らない町をゆく
晴天が聳え
すかんと何もかにも失せている
なるべくうまく置きざりにされて老いぼれたい

乾きたい乾きたい ああ 
かあ わ きたい の
曲がりくねった坂道むちゃくちゃに ....
4つのダイヤにひとつずつ文字を刻んで
シロくくぐもった空気にナゲて
霞んだり滲んだりする光のすじを


じぃ   っ と


そのモノでしか傷つくことのない4つのダイヤ

 ....
 やさしいための息をして、あなたの胸に冷
たく溜まる、それを、吐き出して。もう一度、
たった一度でいい、やさしいための、息をし
て息をして息をして息を、して、あたため ....
せつな過ぎて 街灯に浮かんで逃げる自分の影に泣けてくる
おれが移動すればおれの影も動く
泣いてても笑ってても 影の表情や温度は変わらん
光の帯となって過ぎ去ってゆく特急列車の通過
おれは野菜と ....
歪んだ亀裂のすきまで舌をころがしている、君よ
君の名は口裂け女だ!
まつした君はすかさず切り返す
ぼくは口は裂けていない
ここはすなわち第二のへそさ
諭すように君はぴんと伸ばした人差し指を
 ....
がんばれ
きみは
どこかには いる

わたしのなかの ものがたりが
ここからどこかへ とびさっていっても



さようなら せかい
わたしが しんじていたもの
かぜのようにとお ....
  蛸壺の中で何人も嫌味を言い合っている 煙で見えなくした無表情の顔で

  三秒間で繰り出した言葉が 何人もの内臓をえぐり 来世さえ摘み取ってゆく

  知らない顔も知ってる顔も ホッチキス ....
プラットホーム
薄青く透けた空白へ
真っ直ぐに冴え立つ
色の無い脊椎の林の
プラットホーム


始まる
冬の朝の微細な輪郭線は
薄荷のことなど忘れた振りをしよ ....
ごめんな
ヤスコ タエ ミツオ
ごめんな
ヤスコ 泣くなって
俺は不死身だ

飛んじゃった

修学旅行が中止になった
からっぽのバスが雲の中で立ち往生
青空がね、
大き、すぎた、ね
もう写真を撮らなくていいね
顔を落とした40人の子供(せんし)たち

す ....
{引用=*

風の遺書



風の遺書を
思い思いに握りしめた
少年たちの
あしあとが
続く

空を
いくすじかの
涙がながれて


いきるって
かなしい?

 ....
消えたり、
浮かんだり。

突っつかれたり。
ゆっくり速く流れ去っていったり。

生きる苦しみを、すっかり笑い飛ばしたり。

「淋しかぁないさ。
 仲間だって ほら、こんなにいっぱい ....
フラスコ内部が一気に沸点を飛び越えた
頭上で炸裂した新型爆弾のあとは
巨大なキノコ雲がごうごうと
僕らは「それ」を見下ろしている
焦土と化した一帯に黒いスコールがたたきつけ
それから
定点 ....
まったく違う、
それこそ何千億光年離れた星たちが、
地球からではおなじ、
星座の中に並んでいたりする。

ぼくたちの、
ぼくたちである違いなんて、
遙か向 ....
{引用=
(2/3)http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=140514 のつづきです

もうし、もうし、
この暑いさなか
そこの杖のお方は歩みが難しい ....
 
でかいクマの
ふわっふわの
ぬいぐるみに
コブラツイストをかけている
君が
極められているのがまるで自分自身であるかのような
苦痛にゆがんだ顔をして
これ男が急所蹴られるのより絶対 ....
一。


 キイチのつめは、はやく伸びる。あたしが知っているおとこの中でいちばんはやく、伸びる。いくらふかく切っても、ものの一週間もすれば、しろくてほそいあの指先 ....
  

 ターテンは
 両足が不自由で
 下半身と両腕に
 ギプスのような器械を
 つけていた
 本名の達野公彦と呼ぶ者は
 誰もいなかった
 みんな彼をターテンと呼んだ
 ....
 わたしは、あなたが思うよりも深く、沈んで、いる。
 それは深海のようであり、深遠のようでもある。
 あなたはあなたが嫌いで、いつも誰かを、装って、いる。
 あな ....
シェードランプの傘が割れ
光の手足はつかまれて
遠くの夜へと連れられた
そうしてもはや暗い部屋
明日の日付がめくれない
m.qyiさんの自由詩おすすめリスト(1225)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
釣りの終わり- 北村 守 ...自由詩1*08-4-7
創書日和【鳥】_凶鳥- 大村 浩 ...自由詩8*08-3-31
わかれ- J.M自由詩3*08-3-27
石井が死んだ- 青木龍一 ...自由詩12*08-3-23
地獄で- チアーヌ自由詩508-3-18
川の水だらだらたれ流し- 因子自由詩6*08-3-16
本当の林檎- A道化自由詩808-3-11
鉛の弾であれば事欠かない- 瓜田タカ ...自由詩108-3-8
どこにも行かない日- チアーヌ自由詩308-2-19
SF- 砧 和日自由詩11*08-2-17
彷徨と空- 「ま」の ...自由詩7*08-2-8
すもっぐ。- 自由詩108-2-7
「_やさしいための息をして、_」- PULL.自由詩5*08-1-27
穴を掘れ- カンチェ ...自由詩308-1-24
新姓:まつした- 加藤泰清自由詩108-1-23
独白- (1+1 ...自由詩2*08-1-15
それが何だったかもうわからない- カンチェ ...自由詩108-1-13
薄荷時間- A道化自由詩2108-1-10
ウチにサンタが来ない訳- 吉岡孝次自由詩307-12-22
せんし- 446自由詩107-12-21
風の遺書- 青色銀河 ...自由詩1007-12-12
洪水の後で- 吉岡孝次自由詩207-12-9
僕らが死んだ、そのあとに- mizu K自由詩507-11-29
「_阿呆に想う。_」- PULL.自由詩6*07-11-26
鬼の左手_(3/3)- mizu K自由詩207-11-25
イカスミ、痛覚- まりょ自由詩207-11-9
「_ふかづめ。_」- PULL.自由詩9*07-11-9
ターテン- カンチェ ...自由詩1007-11-1
「_あなたの中の、わたし。_」- PULL.自由詩20*07-11-1
徒然- 鎖骨自由詩3*07-10-22

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