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凍てる指よ
松井の骨折のように外野は
草が深い
ぼくの夕陽から伸びる野の球。
眼球のようにやわらかいものが骨折している
ぼくのさみしい眼球譚が
そうして麦笛に ....
いま精神科に一年一ヶ月入院しています。退院も程近くなっています。
復活を楽しみにしてください。
ぼくの作品に好意を持ってくださった方へ。
手のひらの中に
そっと星を隠していたら
夜になって光りだし
銀河系宇宙であることが
ばれてしまった
それは蝶のように
よぞらをかざって ....
白馬が一頭
光ファイバーのように
闇の
中央高速を
競馬場に向かって
走っていった
その記事は新聞に載らなかった
テレ ....
東京都の人間が
都会へ行って迷子になる
子供の話だ
東京の地下鉄は複雑で
路線図を確めるのが大変である
パリやロンドン
イタリアぐらいだ ....
眼帯をしている目医者彼岸花しおれるところを花鋏で切る
いつまでも鳴らぬ時計よ深夜ふと台所で君に話しかけたかった
オレンジをできれば本屋の中央に置けばいつ ....
若草色のミニの少女が
夕暮れのバスに乗り込んできた
バスがパッと明るくなった
バスは海まで
直行する
ばら色のミニをはいた少女ッがひとり
明るいバ ....
ふくらみの桜の花のもやいからあなたに送ったホカロンひとつ
銀河からいかなるものも貫いてやってくるんだニュートリノ
帰郷しようと世界地図を開いてはゆく当てもなく東京にいる ....
切なげに君は言うけど拳骨を入れろと無理をおしつけてくる
失神をしている君にきゅうりなどいれてもだらっとしているだけで
これがいいバイブレーターほしそうにしている君に思 ....
路上からころがるビー球追いかけて草むらの中鳥が死んでる
ヘラクレイトス持ち寄って読書会する三つ目ばかりの
ブレーキをかけないままで港からそのまま海へ四人の若者
....
ルイ・アラゴンか
『狂気の愛』
ぼくは4年間断続的に
精神病院に入っていた
狂気の愛
閉鎖病棟で
苦しんでいたぼくの来歴
狂お ....
風呂上りの缶コーヒーはうまい
自動販売機で買っておいたものだ
風呂上りの匂いは希望の石鹸だ
たっぷりと湯船に浸かって
嫌なことをすべて忘れる
ほんとはビー ....
仔犬のトイ・ヌードル
ももちゃんは
六ヶ月になった
体重も2.7キロに
いまはとっくんちゅうである
お手
お座り
ふせ
ハウス ....
隠し球に春をもった{ルビ゙投手=ピッチャー}がいる
冬という直球で勝負しているが
決め球は春だ
春という陽射しだ
投手の肩はそれを知っている
投手が球場に現れる ....
公の35分の早退だ
北風の何のその
咽喉のいがいがのなんのその
おもたっより体力がありますよ
病院の送迎バスは霊園周り
直行してよ
駅へ
....
m.qyiさんの天野茂典さんおすすめリスト
(15)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
光臨
-
天野茂典
自由詩
11
06-5-15
不眠症と戦いながら
-
天野茂典
自由詩
11*
06-4-3
ぼくの手はふつうなのだが
-
天野茂典
自由詩
18
05-3-9
白馬
-
天野茂典
未詩・独白
2
05-3-9
まさか迷子になるまいが
-
天野茂典
未詩・独白
2
05-3-8
ハーモニカ
-
天野茂典
短歌
2
05-3-4
彼女らが帰ってくるのは2週間後だ
-
天野茂典
未詩・独白
3
05-2-25
残酷な春
-
天野茂典
短歌
2
05-2-24
下の草刈
-
天野茂典
短歌
1
05-2-22
オナニーを始める娘
-
天野茂典
短歌
6
05-2-20
汚れてしまった履歴書
-
天野茂典
自由詩
4
05-2-20
あそこの鴉を撃ち落せ
-
天野茂典
未詩・独白
4
05-2-20
ももちゃんとお食事
-
天野茂典
未詩・独白
5
05-2-20
春という陽射し
-
天野茂典
自由詩
1
05-2-18
女子大生を一斉にバスがさらっていった頃
-
天野茂典
未詩・独白
2
05-1-27
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