すべてのおすすめ
眼を開ける暗証番号をおしえるから眼を閉じて避難して、
ゲンジツは眼球に触れて犯されるどろどろになみだにまみれて、
「おんなのこ。」と呼ばれるうちはまだ死 ....
閉店間際の店先にはたくさんの恋がならんでいるもので。
売れ残った恋はさみしい眼をしてどなどなと涙なども流し。
お揃いの恋の片方だけを買ってゆくさみしいひとは ....
マゾな気分で鏡をいじめて自演もThe End...ひび割れた裂け眼。
ゆっくりと涙が出るまで裂けてゆくあなたの眼がうつくしいから。
右眼から入って左眼から出 ....
満員電車の中ではなびら弄ぶあいつにバカボンヘツド。
お出かけですか?と訊かれる前にバカボンヘッド!レレレのRe:連発。
ブギウギしながらうきうき蹴散らし鏡の ....
対人関係としてはもう切れてるなのにどうしてこんなに気に、
金魚みたいにぱくぱくと口あけて空から降ってくるキス待ってる。
交差点で立ち止まりシマウマのふりして ....
気分はプラナリア切られても切られても増え続けるあたしの欲望細胞。
鵺みたいに色んな男この細胞に居るけれどそれでもいい?。
ごめんもう飽きちゃった街角です ....
出てこい重力!おまえを踏んづけて地面から引っこ抜いてやる。
千夜一夜の夢の中ぐうぐうぐうと引きずって恋の罠。
今夜いっぱい重力禁止!あいつに引かれる気持 ....
雑念という名の念力できみをあたまの中からテレポート。
疲れ眠るリモコンの中のひとりぼっちの乾電池としてのぼく。
知られちゃいけないきみの生まれた星まで飛 ....
なま卵としての月へきみはどうして黄色いひかりを放つの。
フライパンの上しろく焦げたくもがもくもくと煙をあげもきみはきみ。
飛びつづけるには重力を常に信じ ....
脱字所では意味を脱ぎ捨ててひとつことばのあるがままの姿に。
砂浜は言語あなたはかかとで足痕を付けことばをゆがめる。
ひび割れたかかとがゆがめることばの裂 ....
ゆで卵としての月は海の中で割れてしまったので夜は、
流れだした夜は馬になり海を駈けかかとで波を踏みつぶし。
偽電球が太陽になる夜に裂けるのであなたは眼に ....
ぶかぶか三月のすそを引きあなたは駈けてゆくこけてころがって。
ふかふか春のじゅうたんは準備中痛くないよ!だってたのしいもの。
たのもしいタンポポさんは二度踏 ....
式も終わりはじめての共同作業は密室にて死体切断。
あなたが彼を殺したらふたりで小鳥を飼いましょう例えば…あのジュウシマツ。
血痕にはクエン酸死体も出ないでも ....
こたつの中で寝息を立てるあなたを今夜蜜柑のように剥いて。
口移しに食べる蜜柑あたたかいあなたの体温を味わう。
乱暴に蜜柑のへそ突き破るあなたの指じっと見 ....
うそばなしが側にいる時はうそばなしについて書いてはいいが創作してはいけない。相手はあのうそばなしである、どんな嘘を吐かれているか解らない、潜入創作官たるものくれぐれも ....
口をただ開きこの舌からことばが剥がれてしまえばそれでいい。
縫い付けてしまったまぶたの奥でさえ眼球は既視感に溺れ。
うなぎが点滴を溯るそろそろですね ....
ふかづめした指でガラス引っ掻き鏡の向こうのカラスいじめる。
耳をとじた兎を追ってじうじうと蛇が背骨をのぼってゆく。
ひとしれずざりざりと腕に生えたうろこ包丁 ....
無理矢理に詰められたことばは潰れ変型して漢字し放題。
ちくちくと手で書くと腱鞘炎になりそうな字画が刺すのです。
まるで袋詰め放題!三十一文字百円で大売り出し ....
亀の行列が通りすぎるまでぼくの口はいつも開いている。
また押し入れの中の牛が泣いている眠れない明日は街に行く。
沼に沈めた家から真っ先に逃げ出してき ....
噛み付きたいようなお尻の彼の前で読む本は「ハンニバル。」
自称ヤリチンの彼へのオススメ本はアン・アンのセックス特集。
性癖は口に苦くザーメン飲ませた ....
一。
ぼくは二握り、でも右隣の席のヒダカくんは一握りと半分。だけど膨張する前のぼくは小指と同じで、ヒダカくんは人差し指と同じぐらい、おっきいのはイイコトだと左隣 ....
雨の日にはかなしみに服を着せ、傘を持たせて出歩かせる。普段は裸のかなしみは、はじめ服を着るのを嫌がるけれど、すぐに慣れてはしゃぎだすのが、いつものこと、ぴったりした服 ....
使わなくなった手をひとつひとつ外し、引き出しまで引きずりしまい込む。十本目の手は十段目に、五本目の手は五段目に、解りやすいようにしまい込む。手はどれも握り締められてい ....
一。
かいりが服を抱えて出て行くのを、あたしは黙って、見ている。「それはもともとあたしのお気に入りの服なのよ!。」かいりの鼻先で、そう言ってやりたい気もするけれ ....
文字数にならない(ぁぃ)を数えつづけてとうとうHighになりました「はい。」
都合の悪いことはいつも聴こえない何度でも言ってあげますぃゃょぃゃょぃゃょぃゃょぃ ....
ある冬の雪の日の写真の中で二月をとめて待っていて。
二月そうして服役した服は役目を終え野に放たれるのだ。
前転をつづけた雪だるまはそろそろ後転の ....
やさしいための息をして、あなたの胸に冷
たく溜まる、それを、吐き出して。もう一度、
たった一度でいい、やさしいための、息をし
て息をして息をして息を、して、あたため ....
まったく違う、
それこそ何千億光年離れた星たちが、
地球からではおなじ、
星座の中に並んでいたりする。
ぼくたちの、
ぼくたちである違いなんて、
遙か向 ....
傾いていた。
傾いているので歩くごとにそちらに、ずれる。ずれるのでずれないように歩こうとすると、さらに傾き、またずれる。急いで、いる。なのでずれるのにも構わず、ず ....
一。
キイチのつめは、はやく伸びる。あたしが知っているおとこの中でいちばんはやく、伸びる。いくらふかく切っても、ものの一週間もすれば、しろくてほそいあの指先 ....
m.qyiさんのPULL.さんおすすめリスト
(84)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
「_眼球避難。_」
-
PULL.
短歌
4*
11-3-30
「_恋愛閉店。_」
-
PULL.
短歌
1*
09-4-28
「_モニター越しに犯されて。_」
-
PULL.
短歌
1*
09-4-8
「_バカボンヘツドでぶちかませ!。_」
-
PULL.
短歌
2*
09-4-7
「_ころころ。_」
-
PULL.
短歌
2*
09-4-7
「_量産型の明けない夜明け。_」
-
PULL.
短歌
3*
09-3-12
「_出てこい重力!。_」
-
PULL.
短歌
1*
09-3-12
「_きみのあたまの上の電波塔がすこしぼくに傾いた物語。_」
-
PULL.
短歌
6*
09-3-11
「_なま卵としての月へ。_」
-
PULL.
短歌
1*
09-3-11
「_脱字所では意味を脱ぎ捨てて、_」
-
PULL.
短歌
1*
09-3-9
「_偽電球が太陽になる夜に。_」
-
PULL.
短歌
1*
09-3-9
「_三月のぐりん。_」
-
PULL.
短歌
3*
09-3-7
「_他殺同好会。_」
-
PULL.
短歌
2*
09-3-2
「_でも蜜柑を包む手はいつだって五つに裂ける。_」
-
PULL.
短歌
6*
09-2-6
「_潜入創作官。P._」
-
PULL.
散文(批評 ...
5*
08-11-15
「_未視感。_」
-
PULL.
短歌
2*
08-10-9
「_おとなしい。_」
-
PULL.
短歌
5*
08-10-3
「_たんかをきる。_」
-
PULL.
短歌
2*
08-9-22
「_溺れる家。_」
-
PULL.
短歌
4*
08-9-22
「_充血の秋。_」
-
PULL.
短歌
2*
08-9-15
「_ぼくはふたにぎり、でもすこし。_」
-
PULL.
自由詩
1*
08-5-25
「_雨の日にはかなしみに服を着せ、_」
-
PULL.
自由詩
4*
08-5-20
「_手眼。_」
-
PULL.
自由詩
3+*
08-4-17
「_かいり。_」
-
PULL.
散文(批評 ...
3*
08-3-27
【ひとり短歌祭参加作品】「_文字数にならない(ぁぃ)を数えつ ...
-
PULL.
短歌
2*
08-2-4
「_二月をとめて待っていて。_」
-
PULL.
短歌
8*
08-2-3
「_やさしいための息をして、_」
-
PULL.
自由詩
5*
08-1-27
「_阿呆に想う。_」
-
PULL.
自由詩
6*
07-11-26
「_ナナメ。_」
-
PULL.
散文(批評 ...
2*
07-11-22
「_ふかづめ。_」
-
PULL.
自由詩
9*
07-11-9
1
2
3
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