すべてのおすすめ
腕を虫が登ってくる
ウデムシ
ウデムシ
誰も助けてくれないの
誰も助けられないの

よく見ると
サイに変わった
小さなサイ
その後からカバ

メルヘン?

腕を虫が登ってくる ....
なかないで
よくあることよ
これが あめ なら
そのうち やむわ

わたしは とてもひどいのよ

あたまのなかでなら いくらでもやさしくできるの
どこのだれかもわからないあなたに
あ ....
あんまり好きじゃない、甘いクッキーを口に運びながら
どうしようと思い、でも電話をしてみる。

3か月ぶりの声。
電話になると聞き取りづらい、こもった低い声。

「会話が圏外だよね」と笑いな ....
靴をはくくらい自然に恋ができたら良いのに、と思う。
たとえば右と左を間違えた、と言い訳ができる。
きのう雨で濡れてたんだって思いだせる。
今日は見栄を張りたいと自覚できる。

もう少し大人び ....
地平ちかくにいっぽんの痩せ木があった

雲は
絶叫

しない。
笑いながら抜けた永久歯、
人生を箇条書きにするならば。

目が醒めたら口にガムを放り込む 噛んでから思い出す行方知れずの歯 目の前でミントが揺れる そして眠りに誘われる

銀のブリッヂに嘘を ....
てのひらから青い地球がころりとこぼれ落ち
てしまったので、園児たちはみなぽかんと口
をあけて空の穴を眺めていた。外は真昼で季
節外れの台風のように雨が降っている。降っ
ているのに空は晴れている ....
かばんを一つだけ持って
やって来たのはさびれたバー
水を恵んでもらおうと
立ち寄ってからもう7日

クツはとっくに無くなったし
国もとっくに無くなった
埃が風で集まるように
なぜかこの ....
残念ながら
愛はもうどこにもないので
地球外生物を探しに
旅に出るしかないのかもしれません
地球外生物にはきっと愛がある
地球内生物には愛なんかない
いくらひび割れた心をくっつけようとした ....
 昔、インディアンが他の部族と闘う時
 戦士たちは

 死ぬにはいい日だ!

 と、威勢を吐き
 闘いに向かった

 命は大事
 でも、命以上のものもある

 死ぬにはいい日 ....
太陽はオレンジ色に重く熟れても
夜に染まるまいと
燦爛とラメを絞りだし扇子をはためかせ
アスファルトに積まれたり崩されてゆく影を
横目で睨みつけては光の地団駄を踏みつづける
ジュリアナ東京と ....
信じ切って、二球目も振った
高得点が目の前にあった
地表と肩の高さの空気は
温度においても輝度においても異なっていて
一閃するタイミングを測るヘッドは
重心を回しながら僕の空間の内にあった
 ....
忘れものを取りに教室に戻ると、
男がいた。
知らない男だ。
若い、
ひどく痩せた男。
クラスの誰かの彼氏だろうか?。
男はあたしに気が付くと、
声を掛けて ....
天井まで届く
モノレール
わたしが常に憧れていた風景
青空に
あなたがいた
ある午後のことを
ただ
あおいビー玉と
して


ふと
体をわるものと認めたら大人になり
わるさがすでにこころに及んでいることに
気付くころには、あ、 ....
*
タキオンが像を結び
無数のクラゲが空から
淡い光を放つ

*
どこまでも歩いていっても元に戻ってしまう
三畳間の宇宙に

*
生まれてから白痴に至る世界

*
笛を吹いて ....
今夜半からの雲に覆われた月の光は
それでも雨粒に溶け込んでアスファルトにあたるたびに
ぴんと張った鼓膜をゆるやかに振るわせる音で
うずくまった街並みの背中をそっとなぞっていくから

 ....
弱いものいじめ
しようと
手ぐすね引いてる人たち
たくさんいる
やっと咲いた花を
夜中にこっそり
折り取って
持って行ってしまったり
耳元で突然
大きな声出して
大喜びしたり
最 ....
詩 って なんだろうね?
君がぼくに訊ねる
ぼくは 脱いだばかりの
クツ下のにおいを無心に嗅いでいて
君の問いに答えられない
君の目とぼくの目とが ゆっくり重なる

たとえば 早朝の ....
 ハリエニシダ
 遠しといえど難からず

近頃の人間は半袖というものを着ない
だから腕に掻き傷のひとつもないのだと
おじさんは言う
茂みを抜けた岬の荒れ地は
見通しはいいけれど 
とお ....
山道を左に入って
舗装されていない砂利道を1キロくらい
そこに

わたしとあなたの
思い出が
白っぽい蜃気楼になって
佇んでいる

わたしは怖いから行かない
たぶんあなたも

 ....
朝起きると、
夫の蟹を食べる。
水のきれいな土地で生まれ育った夫の蟹は、
沢蟹に似た味がして、
なかなかの珍味である。
蟹は大抵、
夫が寝ている間に、
湧 ....
ことばなんて おぼえちゃいけないのかな
保育園の先生に さよなら を言いわすれた
ユキ姉ちゃんが
いつまでも半ベソをかいている
そのすぐ傍で たあくんが
「あびば ぷぅー」と叫びながら
そ ....
犬小屋で眠っていると、
きつねのこんに声を掛けられた。

「どうして、
 そんなところで眠っているんだい?。」

ぼくは、
わるいこだから。
そう答える ....
めくって
そのページ
スタッカートな舌触りで
酒がキレた俺とアンちゃんは
「大きな砂浜のある」駅にあてもなく降りる
行商のオッさんはしゃべり好きで
列車の走るあいだ ずっと
ハマグリが夢をみる話とか
食べられる星を手に入れた話とか
 ....
お前が何ものだと言うのでここにいるのか




お前は何ものだと言うのでここにいるのか



お前は何ものだと言うのでここにいるのか


           ....
ここでは稜線をつよくなぞるようにして吹きつける風が、けし
て浅くはない爪跡を至るところに残している。砂混じりのかわ
いた大気に、あれた山肌に、つつましい色を放つ丈の低い植生
群に、かるくひび ....
いろんなもんに辟易だわ
だからって今すぐずっぱり頚動脈切る気にもなれん
決定的に血の欠けるまでの35秒間で
全てを諦められるほど強くないことくらい
かろうじてわかる

だからって
無為す ....
遠くで 蛙の声が 聞こえる。
昔聞いた 蛙の声。 
五月蠅いぐらい泣く。
悲しいぐらい泣く。
遠いところからきこえてくる 

私たちの御先祖様の声。            
m.qyiさんの自由詩おすすめリスト(1225)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
腕を登る虫- チアーヌ自由詩307-7-7
ある曲のイメージ- (1+1 ...自由詩1*07-7-4
空気の距離- 吉原 麻自由詩207-7-2
つたう- 吉原 麻自由詩807-7-1
絶滅- 「ま」の ...自由詩4*07-6-29
私の歯- 伊葉幸緒自由詩207-6-28
てのひらから- mizu K自由詩9*07-6-28
バックドロップ・カフェ- 自由詩307-6-28
地球内生物へのメッセージ- チアーヌ自由詩507-6-25
死ぬにはいい日だ- 山崎 風 ...自由詩5*07-6-23
太陽- 湾鶴自由詩407-6-21
待ち姿勢- 吉岡孝次自由詩407-6-18
「_教室。_」- PULL.自由詩10*07-6-16
青空モノレール- チアーヌ自由詩507-6-14
わるい頬- A道化自由詩1407-6-12
地下鉄- 佐藤伊織自由詩4*07-6-10
徒然ー「夜半」- ワタナベ自由詩507-6-9
あなたは弱いですか?- チアーヌ自由詩907-6-8
もいっぺん、童謡からやりなおせたら(第二稿)- 角田寿星自由詩16*07-5-28
ハリエニシダ_2- 「ま」の ...自由詩8*07-5-28
舗装されていない道- チアーヌ自由詩1207-5-25
「_蟹。_」- PULL.自由詩19+*07-5-24
きときと。- 角田寿星自由詩16*07-5-23
「_こんくんこん。_」- PULL.自由詩11*07-5-23
怠惰- チアーヌ自由詩407-5-22
砂浜に絵を描く(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩707-5-18
背中のブツブツ- 初代ドリ ...自由詩3*07-5-17
山岳地帯(マリーノ超特急)- 角田寿星自由詩7*07-5-16
サバンナ、母の日- まりょ自由詩307-5-11
蛙の声__- すぬかん ...自由詩1*07-5-7

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41