すべてのおすすめ
メールが来た
日付けはなく 差出人の名前もない
蔵書を貸してくれという
家の居間から出ようとしただけで
不意にさびしい海岸に出てしまったなら
どうする?
まあ
椅子でも出して座っ ....
夏が来て
ちいさな歩道に
気のはやい病葉が舞いだすころには
わたしはもう
いないかもしれないけれど
いまはやわらかい
光のなかを飛んでゆくわたしを見てください
(きっとあなたは
....
知らない町をゆく
晴天が聳え
すかんと何もかにも失せている
なるべくうまく置きざりにされて老いぼれたい
乾きたい乾きたい ああ
かあ わ きたい の
曲がりくねった坂道むちゃくちゃに ....
地平ちかくにいっぽんの痩せ木があった
雲は
絶叫
しない。
ハリエニシダ
遠しといえど難からず
近頃の人間は半袖というものを着ない
だから腕に掻き傷のひとつもないのだと
おじさんは言う
茂みを抜けた岬の荒れ地は
見通しはいいけれど
とお ....
青空の下に
大きな穴が並んでいる
列車が来て停まる
線路の端に
白い雲が湧いていておそろしい
時間になると汽笛がひびき
車両に載せられた人と財布を
地番外にできた
あたらしい穴まで ....
海にむかって荒れた泥土の地だ
青々と
七月の草が茂りきっても
空には爽快な音を残し
人が飛んでゆく
診療所の一軒も残さぬ海岸は
茫々と
ゴミだ何だが顔を覗かせ
日がな 風にばたば ....
―あるいは隠棲と知識
その先は海へといたる低地帯
広大なだけの空が暮れはじめると
きょうも
{ルビ背=せい}の高い草は
静かで乾いた音をたてる
立ってること ....
陰鬱に晴れた岩場に
大きなバッタがしんでいる
白雲飄々と去来し 大地は黙し
どうにも
雲間の
空が あおイイ
「ふん、
空気掻き分けるで からだぁ 冷えるヴァ」
ガッシリした ....
「民は国なり、国は民なり」。人のために国家はある。民の利益は「個」のレベルでは互いに衝突する場面があり、そこではじめて最終調整力(強制力付き)としての「公」が要請される。つまり、まず「個」があって、 ....
m.qyiさんの「ま」の字さんおすすめリスト
(10)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
手紙
-
「ま」の ...
自由詩
6*
08-6-28
もんしろ
-
「ま」の ...
自由詩
4*
08-6-28
彷徨と空
-
「ま」の ...
自由詩
7*
08-2-8
絶滅
-
「ま」の ...
自由詩
4*
07-6-29
ハリエニシダ_2
-
「ま」の ...
自由詩
8*
07-5-28
低地
-
「ま」の ...
自由詩
10*
07-4-28
辺土
-
「ま」の ...
自由詩
6*
07-4-28
ハリエニシダ
-
「ま」の ...
自由詩
6*
07-4-22
冬_一
-
「ま」の ...
自由詩
2*
07-1-7
人のために国がある
-
「ま」の ...
散文(批評 ...
1
06-12-17
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する