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結局のところ
友達と呼べるものが
充分には居なかった
念の為に
少なくとも
手に届く範囲ではと
慎重に限定してみれば
確実に居なかった

ぽっかりと空いた空白の
360度の一点にル ....
意地になって
石になって
一になる

意地になった
一の
石である


布団の中で
固まって
ストーブってあったたかったよなぁ
エアコンがあれば快適なんだろうなぁ
コタツって ....
 見ないわけにはいかなかった。
 人前に出て行くためには身だしなみを整えるのは最低限のマナーであったし、鼻の下のにきびがどうにもうっとうしくって、そういったものを確認しておくためにも、一日に何回かは ....
   別の生き方があったと思う

キット
設計図に忠実に従って
組み立ていれば

はじめに
描いた
チェックしていたルートを
忠実に
道を挟んでいる
道の外にある世界を散策してみ ....
流れ着いたもの達が
連なりあって
銀河を形成する

流れ着いたもの達は
連なりあっても
またたくことはない
再び泳ぎだすこともない

蝿すら寄り付かなくなった
白く
干からびた
 ....
結局
私にとって重すぎたものを
引き取ってはくれなかった
調整された視覚の後ろから
脳内に浸透してくる
調整された台詞の数々を
より吸収しようと
頭を揺らし
脳内をかくはんしながら
 ....
頭掻けば
机の上は
冬景色
母さんが
土鍋出したら
冬支度
波は打ち寄せ
白泡をたてているというのに
水面は
まっ平らだ
波は打ち寄せ
白泡をたてながら
防波堤に砂を積み上げているというのに
水面は
やっぱり
まっ平らだ

浜の向こうで
 ....
ハグロトンボに
アキアカネ
赤と黒とが
入り混じり
輪になって
入り混じり

  どんひゃらら
  どんひゃらら

ギンヤンマ
オニヤンマ
加わって

  どんひゃらら
 ....
ティペットが
アイに通らなくなってきた
おそらく
それは右眼のせいであった
自分が思っている以上に
自分自身の
メンテナンスが必要だった

フライロッドにも
リールにも
ラインにも ....
厚顔無恥な私を
やわらかな笑顔で迎え入れてくれたその家で
酒をごちそうになった
しどろもどろの
要領を得ない
私の話に
やわらかな笑顔で相槌をうってもらいながら

  温かい
  温 ....
しょっぱい雨が滴り落ちる
時折
視界が白くぼやける
火をつけたばかりの煙草の軸に
見事に雨粒がヒットする
もう一粒ヒットして
見事に折られる


温かいはずであった
 ....
抉り取られた砂浜に
未だそびえる
防波堤に
今日も砂は積もり行く

  すっかり
  潮の流れは変わってしまった
  すっかり
  海は
  遠くに行ってしまった

澄みすぎた
 ....
忘れてしまっていたはずの言葉を
反射させられるようになっていた

どうやら
自分は戻ってきたらしい

自然に発せられていたはずの言葉に
けっつまづいて
唇を思いっきり噛んでしまった
 ....
雪が降る
雪が降る
銀色きらきら
雪が降る
真っ黒の天上の彼方から
きらきら
きらきら
雪が降る

降り積もったはずだった
銀色は
消えていく
水の底
大地に触れて
砂に触 ....
私はニンゲンであったから
冷たい雨の下で
蛙たちと共に飛び跳ねることはない

私はニンゲンであったから
蛙たちは
安全な距離を保とうと必死になる
沼に飛び込む
水面に波紋がたつ
大き ....
鈴が鳴る
鈴が鳴る

あの世と
この世が
繋がって
竿先
細かく
引き絞られる

鈴が鳴る
鈴が鳴る

掛かってしもうた
あの世のモノが
激しく
激しく
身をくねらせ ....
ずいぶん前から
四人に分け与えられていた
空間は
たった一人に占有されていた
十七年近く
四人で分担し合っていた
空間は
たった一人に委ねられるしかなかった

残された空間に
話し ....
忘れてしまった
味覚が
どうしても
取り戻せなくて
ひたすら
食ってみるのだが

  味はない
  正確には
  なにかしら
  味のようなものはするのだが
  それは
  識 ....
片付けすら
進んでいない最後の夜
チキンラーメン
食い尽くし
財布の中身
使い果たし

片付けすら
進んでいない最後の夜
最後の孤独を思い返す
雨が降って
外にも出れず
盗まれ ....
 暖かい、を通り過ぎてもはや『暑い』に近づきつつある今日この頃、家の中で昼間を過ごすにはもはや限界が近づきつつあり、昼の仕事を探しに行きつつも何故か帰りにはいつもの沼に釣竿を担いで通ってしまう今日この ....  いつもお世話になっております現代詩フォーラム。ここで知り合った人達はボクにとって貴重な財産。思えば現代詩フォーラム、というサイトを皮切りとしてボクのネット生活も始っていったのですが所違えば色々な人と .... 困ったことだった
一張羅をまとった毛ばりが
根掛かって外れない
偶然授かった
二本目の無い
大事な
大事な
毛ばりだったので
そんなに深くはなかったので
暑かったので
誰も見ていな ....
 12月21日に高知での忘年会的な朗読ライブに出席してきて、「ああ、今年も一年が終わるんだなぁ」と、ふと思ってしまった。極めてありきたりなんですが、これまでの仕事の関係などもあって一年の終わりを感じる .... 見知らぬ人が
兄の名を呼んだ
父と
母は
やさしく訂正し
弁明したが


祖父は私の名前を知らなかった


手を握られてしまって
逃げることすらできない
 ....
先生
ボク帰って来ました
この教室に
円周角やら
関係代名詞やら
習った
この教室に


先生
あなた方が座っていた
デスクに

ボクが座っています
こんなにも
広かっ ....
初めての釣り場に行くときには、はちきれんばかりの期待感の裏側に、喉元に
つっかえてまとわりつくタンの様な不安感が頭のどこかに鎮座する。
特に淡水域での釣りではそれが如実に現れる。どこから入ったらい ....
銀色の
波に揺られて
揺れる
七色

ちらり
ちらり
降り積もる
銀色の
鱗の雪の下で
手を
伸ばしてみる
七色


銀色の
波の下に
静かに波打つ
七色

お ....
潜ったことは
ないけれど
ここにはやっぱり
夢がある
宝が一杯詰まってる


カワハギ
白鱚

穴子

マゴチ
メゴチ

黒鯛
メバル
カサゴ
墨烏賊
イ ....
m.qyiさんの北村 守通さんおすすめリスト(52)
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