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美容院の新人の男の子のユビが胃がすくむほど冷たくて
君のゆびの冷たさを
記憶に呼び起こされた
抱きすくめられると不安になって何も話せなくて。
ごつくてすらっと細い指がなぞる ....
君の手から伝わるヌクモリが、ここちよい。
素直になれない
理由ばかりつけて
君のヤサシサに甘えてしまった。
ヌクモリが欲しかった。
締め付けるような温かさが気 ....
いままで つくった かんけいが 微妙に かたちを かえて ゆく
そんなとき ことばすくなに ただ 微笑みあい おたがいのぜんとを いのる
ぶつかりあい まなび ならい たたえ しっ ....
在ル空のシキ彩、滲み
無シキの花、摘む
箱庭の景、色
4つのダイヤにひとつずつ文字を刻んで
シロくくぐもった空気にナゲて
霞んだり滲んだりする光のすじを
じぃ っ と
そのモノでしか傷つくことのない4つのダイヤ
....
お腹が泣く きゅーと泣く
月を見て お前を食べたいと泣く
お腹 お腹がすいているのね
空っぽな きゅーと泣く
空っぽな 黒いシミになって消える
過ぎ去っていく時間の儚さと遠くはなれる距離の実寸を測って
水の反射できみのここを感じられたら良かった
きみへ向かって放り投げた幾つかの
黒い線で描かれるたびにNOTEがちぎれてゆるゆ ....
-7日間お試しの恋のセットを買ってみた。
インターネット広告見てたら、つい押したくなる。
-とりあえず、2・3日で届きますって。
木曜日は、赤坂ジンギスカンだから明後日位にうけとれる ....
白い粒が膨らむ 弾けて落ちる 鈍くハネル
-ポップコーンの散らばった並木道
白い粒が膨らむ 弾けて落ちる 鈍くハネル
-ソーダ水のつぶれる気泡みたいに
白い粒が膨らむ 弾け ....
水面を
揺らさないように
しずかに
飲み込んだ
息を
止める
息を
こぼしてしまえば
瞬く間に
揺れ打ち
歪む満ちてゆく月
ノスタルジア
誰のために泣くの?
何を嘆いているの?
ノスタルジア
愛するものは去り
記憶は色を失う
ノスタルジア
柔かくさすピアノ線を
ノスタルジア
割れてしまったワイ ....
ねぇ、繰り返し伝えられるのならきみに届くように
ねぇ、きみにあえるのならもう一度
ねぇ、あのときにまよっていたのはきみ
ねぇ、目を伏せたのは
ねぇ、
ねぇ、
ねぇ、ねぇ、幾つも ....
キミの横顔がすきだよ、左から見るのがすきなの。
-あたしイタズラしてた、直感で。
おしまいがないのは、キミのいたずら?
-きみのおもいちがい、本能で。
サヨナラを言うことも ....
ビニール傘さしてぼんやりと空をみあげてた。
ぽたぽた落ちる雫、ひとつひとつに混じって白い絵の具の水玉模様が描かれていく。
-たったそれだけの時間。
一人で酔い冷まししながら見上げる ....
伝えたいことがあるんだけど上手く言葉にできなくていつもそれは嘘になる。
無理やりに言葉にしたら違う風に採られてしまってまた嘘ができる。
同じことの繰り返し、いつもそんな風になってしまって少し困った ....
息停めて
ほーっと階段一気にかけあがってみてん
一息ついて
階段の踊り場でふっと息をのむ
あっちゅう間に十段も飛ばしてしもうた
もったいないことしたかなぁ
そっと視線を ....
久しぶりにナニカを書こうと思ってみたときに、テーマは日記なんじゃないかと。
今日、日記風な小説をチョットだけ立ち読みしたけど。。。泣きそうだったのでそのまま本を閉じました。
何度も同じ話をしてしま ....
かれ くちる もの はかなんで
さかぬ もの いとおしんで
こはくの みずに イチマイの花弁を おとす
あいされぬのなら わたしがあいすればよいのだと
めでいられるのなら このみがくちても ....
ら・じょるじーな
すべてのことに感謝。
ら・じょるじーな
また新しい日々をゆっくりと。
ら・じょるじーな
その響きはスパイラル。
ら・じょるじーな
口ずさむたびに笑みがこぼれ ....
あおいあおいゆめをみてた
くろとあかをカラダにまきつけながらゆめをはんすうしてばかりいる
そらからふってくるこんじきのつぶをゆるりながめてはとおざかるあかいいとのなるおとをさがしてばかりい ....
赤い花を摘む男の指に見惚れてしまった
ゴボウ色に染まっている自分の指先を見つめながら女は赤い花を積む男を見ていた
男は何事も気にしないまま赤い花だけを摘んでいる
ゴボウ色の指をした女は自分に向け ....
君の気持ちをわかってあげられなくてゴメン。
君を幸せにしてあげられなくてごめん。
思った以上に幸せな日々をありがとう。
すべてを記憶の片隅に追いやってしまってもいつか思い出すこともあるんだろう。 ....
孤独を噛み締めながら寝るのやめようヨ
微笑を返すことだけで精一杯
傍に居ると単なる普通の子になってしまうから困ル
恋は、人を情熱的に変えるものだと思う
恋は、何もかも投げ捨ててしまうことだと思 ....
そういえば、気づいたら台風は通り過ぎていたみたい
デスネ、
いつのまに、無くなったのかボンヤリ考え込んでいたわけで
ぼんやりと、骨の折れた傘の柄をぎゅーと握り締めていたみたい
ですね デ ....
側に居るみたいにふぅっていられれば、いいね。
手を繋ぐのに約束はいらない、ね。
何を迷うんだろう、ね。
心の中にそぉっと忍びこんでいければ、いいね。
大事な事を思い出しそうな気がす ....
君は彩りのある口付けをする
時折ゆれるのは風の悪戯
やさしい音色は僕の耳を擽る
誰も見てなんかいないさ
瞳が青く遠ざかっていくのを
夕日が赤く遠ざかっていくのを
黄色い波が揺れていくのを
....
アノ階段を覚えてる?
君の表情を瞼に浮かべることが出来ずに
華奢な肩ばかり見つめていた
熱を帯びていた君の腕を取って歩いたね
いつでも笑顔でいるように
いつまでも笑顔で ....
Tシャツの裾おもいっきりひっぱってさ 君を振り返らせるの すき。
子どものままの君がじゃれるの すき。
少しだけ残る夏の香りをさ 目を瞑ってかくにんするの すき。
カーテンの裾が揺れ ....
喧噪に耳を澄まし、ベッドの角から落ちないよう微睡んでいる
くるまったタオルケットに熱がこもる
唇を添えて
彼女の名前を口ずさむ
=僕の部屋=
サーッ、と鳴る音に起こされる。
彼女は、ベッドに腰掛けて白い窓を見つめていた。
息を潜めたまま、彼女のひえた背に手を伸ばす。
彼女は、黒いレースの下着が好みだ。
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