○「自治会長」
「また自治会長だよ」
と妹に言ったら
「そうやってやれるうちがいいのよ」
と返してきた
妙に納得した
われわれ年寄りは一寸先は闇だ

○「一日一生」
日が昇って日が沈 ....
ひたひた
ふかくいきを吸うたび
靴裏にこびりつく、ゆく手
わたしはかすかに確かめている
また 焦げた匂いがした)
それで
カフェで次の予定をひらきゆく
前小節にひっかけたまま
ゆびさき ....
ちょっと試しにやってみたら思った以上に興味深かったので共有させてもらいます。批評として頼んだのですが、あがってきたのは誉め殺し感想文みたいな感じだったのでそういうタイトルにしました。
取り上げた作品 ....
ばんざいばんざい
ぼくたちはともだちと
みにいくんだ
せいいっぱいの
アンコール

あのステージで
もう一度
ともだちなんだって
みにいったんだ
小さな足で
このステージを
小 ....
生きてるか?ガンバってるか?
ケガに気おつけてな、
それがどんな詩よりも、
やさしい、
顔になった、ことば、
裸の王様の一言で
誇りは燃やされ
世界中の空は灰に塗れ
不安や憤りで揺れる
街角から消える笑い声
子どもの手が風船を離し
雲の向こうでシュレッダー
さらに奪い尽くそうと
鉄の臭いが降っ ....
夢を見ていた
俺は行先のわからぬ列車に乗っていた
人々は無言で座席に座っていたが
どうも様子がおかしい
彼等乗客たちはみな
左脚か右脚のどちらかが欠けているのだ
同時に 左腕か右腕のどちら ....
気づいたら
私だけの公園であそぶ
誰もいなくて誰も来ないから
邪魔されない自由

反省と戯れる
止まらないブランコ 気持ち前後に振れて
おりてしまえば大したことはない

のぼ ....
ベルゼク、ダッハウ、ビルケナウ。

このあいだ、阿部ちゃんの勤めてる旅行会社が
収容所体験ツアーを組んでた。

現地の施設で実体験できるなんて
とってもステキ。

ひとつに砕け ....
○「別れ」
別れのときにこそ
人間関係が如実に現れる
いい別れには
いい再会が期待できる
立つ鳥跡を濁さずだ
さまざまな出会いと別れを繰り返して
人生を豊かにしていきたい

○「ああ ....
冬は終わった、と心底思う

咆哮を繰り返し、雪をやたら積もらせては、ことごとくを埋め尽くした
冬という珍奇な丸い巨大なボールの中で私たちはひたすら混練され
今となっては、そのぽっくりと開いてし ....
今の風は何色だった?

耳のうしろで
あなたの声が聞こえた気がして
振り返ると
早咲きの桜が咲っていた

雲って風の言葉なんだっけ?

そんな気障を
言ったつもりはないと笑いな ....
あるところに、大変正直な木こりがおりました。
いつものように、木こりが斧で木を切っていると、手を滑らし、斧を湖に落としてしまいました。
木こりが湖の前で
「はて、どうしたことか?」
と思い悩ん ....
なあ
お前なんで
泣いとったん?

笑えばよかったがな

なあ
今の俺を見てくれよ

全部お前のせいだ

でもまたありがたくもあるよ

長所だね 短所だね
俺が一番気持ちよ ....
ただ広いだけの野に
一つの観覧車が淋しく建っている
観覧車は時とともにゆっくりと回り
様々な風景を人に見せる
観覧車に乗り慣れた人は
見慣れた風景をまた見ることになるが
そうでない人にとっ ....
言葉の通じない川に言葉がさらわれて

おととけななな、おととけななな、と笑う川

いますぐに言葉をはなしたまえと川に告げれば

おととけななな、おととけななな、と運ぶかーぜ

 風でな ....

それはただのミックスジュースだったのだけど、
形を失った果物に、また世界は混乱した、
それで笑ったんだ、
私は世界から切り離されていった、
それは単純な言葉によって、記述できないから、
 ....
ただ広いだけの野に立たされて
私たちは呆然としている
野は広いだけで
本当に何もない
こんな場所で
何も持たされずに
何の約束もないままで
いったいどうしろと言うのだろう
私たちの戸惑 ....
眼の衰えというものは
結構たのしい
ときどき字を見間違うので
いつも新しい世界がひらける
 コロッケワクチン
という言葉をみたときハッとした
そんなワクチンが出たのか
フライに揚げるのか ....
○「終活期骨太方針」
「年寄りは できただけでいい」

○「年寄りの心」
年寄りになって初めて年寄りの心が
わかるようになった
年寄りって
枯れ枝のようにもうなんもかんも枯れきっている
 ....
「抜け」



女は強気の人が好きと言うかが必ずしもそうでない気がする。
女は抜けのいい男が好きなのではないか? そう思う節がある。

凹凸の関係で言うと、凹は凸に対し、穴を開ける存在で ....
お知らせします

本日開催予定の
「自分を憐れむ会」は
中止となりました

皆様におかれましては
各々の憂鬱を隠し持ちつつ
しなだれた目線を上げて
花の下で存分に呆けましょう
 ....
みょくんに
悪いこと
しちゃったかな?ぐすん

うん♡悪いことしちゃったね、にひひ
そんなにも傷ついてあなたはどうしたの

誰も知らないニュースをお知らせします

あなたの心の鉄橋が落ちた

みんなのお世話をしていたひと

森の奥の 静かな崩壊

金魚は呼吸を遠慮 ....
そこのふきんで
いつまでも
雪と遊ぶ子猫

雨の中
くもりの演技も
忘れてしまった

よく見てくれ
あの日の君は
どうだった

ちんっ
ぷつ


しゅ
貴方はまことしやかに人生を演じてみせる
それはより自分自身の理想像に近づくために

仮面の下に隠された貴方の素顔を私は知りたい

虚飾に塗れた偽りの仮面を脱ぎ捨て今すぐ私に逢いに来て
狂お ....
あっ
それ、何
引っ越し祝い?

あはっ
ありがとう

でも
よくわかったね
ここが

それに
こんなに朝早く

休講だったの?
そう  ....
学校のトイレの窓ガラスは、むかしから割れていた。
洗面台の鏡の端っこに
生乾きの痰汁がへばりついている。
その鏡に、学校と隣り合わせに建っている整形美容外科医院の
きれいに磨き抜かれた ....
○「今朝も生きて娑婆にあり」
今朝も生きて独り言を書けるのは
有難いことだ
同級生がまたガンで死にかけている
奥さんが落ち込んでいたと妻がいう
この生死の道は涙なしには通れない
末期ガンの ....
そういうふうに
こんなふうに
吹いて
吹かれて
不はつして
消えた

さえずりに似た
曖昧で軽い
生きづらさ
飛ばされていった
心や身体の
端きれ

想像していたよ ....
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