さあさ、みなさん寄っといで。
いまから私秘伝のクリームシチューレシピの公開だよ!
このシチューを作ればかみさまだって食べにくるシチューだよ!
そのレシピを惜しげもなく公開しちゃいまーす♪

 ....
隠された事柄は
ある日ひょんなことから
氷山の一角として人目に晒される
ぼくは目撃者となった
それを黙殺すれば
棺桶まで持っていくことになるかもしれない
一時の面倒臭さを優先したら
一生 ....
バターでできた巨大な彫像は
やすりがけされたぼくの舌で
みんななめされてしまった
地上は地獄の業火につつまれる
ここでページはおわっている
なんてかなしいんだろう
かんかんの俎上でぺらぺら ....
Who’s in your heart now?
誕生日、おめでとう。ぼくはあなたに言った。
全身がおれのストレッチだ! ははははははは!
陽気な日だ、きのうみたいに、特に憂鬱なことはない。 ....
あのころは
沸騰してました。
ごちゃごちゃでした。

初めて競艇場なるものに行ったのは1997年の
初夏でした。
ギャンブルはしないのですがバイクで遠征に
出かけるといつも住之江競艇場の ....
「朝の夢」
 
食卓にはフルーツ・グラノーラと
地中海ヨーグルト
ラジオのFMからは
ドロレス・オリオーダンの
「ドリームス」が流れる
僕は朝の夢を感じる
これから天国に行かなくっても ....
あの子が「たまごそぼろだ」と言ったから
あの角の家にはおいしそうなたまごそぼろが咲く

神様に祈ってみたり、嘘をついてみたり
大して変化のない生活を強い風が撫でていく

更地になった場所に ....
いつまで待てばいいのだろう
触れる事の出来ない〝君〟

もし〝君〟の傍に一歩でも近づいたら壊れてしまうんだ
何もかも
まるで繊細で複雑なガラス細工のように

だから僕は見守るよ
〝君〟 ....
遮光カーテンの隙間から
溢れる朝日が睡眠に射し込んで
夜から切り離されたぼくは
恐る恐る目を開ける

考える間もなく朝のルーティン
決まった時間にドアを開け
同じ方向に向かう人々に混じり ....
大きな呼吸の
あるところ
迷子の流れ星もどうぞ

下町の画廊
築百年
ブランデーみたいな色してる
二階が住居で一階がお店のタイプ
こまい植木鉢が外の棚にいっぱい並んでいて
植木屋さ ....
ひこうきの夏空よこぎる 今日も晴れ 知らない国の見果てぬ路線図
ここで乗り換えると海へつながる
春を見たければ各駅停車で

こうしているうちにも
砂時計のすなはおちつづけ
耳をかたむけると
さらさらさらさら、とささやき
 ....
一枚ずつ数えていくように過ごした貴重な季節が途轍もなく愛おしくて僕の頬を伝うのは残り梅雨、何もかもが新鮮な野菜に囲まれている、幼虫1匹として入る余地のない空間に隙間風が通る古いコインランドリーの前で、 .... 「みかんのはこ」

うちではふるいようふくは
みかんのはこに入れられて
ほんのりといい香りがついていたけど、
とてもしあわせだったよ。



「りんごのはこ」

いつまでもつめた ....
○「米高騰続く」
米作り農家は
米離れが心配だ!
これからお菓子が
主食になるかもしれない

○「薬医療」
医者に症状を訴える度に
薬が増えていく

○「戦争」
どちらも正義のた ....
干し無花果を食べ

思いがけず 美味しかったようで

もうひとつと

私に手を伸ばす

まだ知らないこともあるんだな

四月も後半

まだ夜は冷える
世界は


とても残酷で
とても冷酷で
とても醜悪で
とても我儘で
とても薄情で
とても無慈悲で
とても極悪非道で

とてもおぞましい


世界は


とても優しさ満 ....
嗚呼もう
愛してる
阿吽の息
逢えたね
青い鳥も
赤くなる
飽きたら
悪夢見て
明け方に
憧れたの
朝日の方
足を向け
明日から
汗かいて
遊びたい
あたしは
あちこち ....
あしたになれば
いちにち寿命がへるのに
あしたを待つのは
なぜだろう

お墓ビジネスの話をみて
とりあえずあたふたしてみたけど
いがいと長く続かず
逆にスンとなった

今日もど ....
わたしは生まれが卑しいものですから
その家の二階に上がったことはありま
せんでした。いや、そもそも上がろう
にもわたしごとき下働きの住み込みは
二階に上がる階段のありかも知らない
し、教えて ....
月よう日は

仕事へ行く前に

神社に行く


桜の樹が黄緑の葉を

ゆさゆさ振る

誰もいない境内

でも たくさんおられる


狛犬さんの足をなで

狛狐さ ....
   《薊など などか忘れ賜ひしか
         君に問ふらむ こころのゆくえ》


あなたはもう
私という毒草を忘れてしまったの?

何年でも何十年でも待つと言って下さった
その ....
○「百歳登山」
東京から帰ってきた娘さんとその孫二人にわれわれ三人も加わって
百歳のOさんと登った
登ったといっても朝5時半から登り始めたOさんたちは
1700メートルの日本百名山の韓国岳に先 ....
雨はどこに降るのだろう
記憶だろうか
遠い昔 子供の頃は
そこでどんな色を残して
窓に突っ立っていたのか
音楽は終わり
色々あったけれど
僕はいつのまにか大人になった
そして堤防で釣り ....
{引用=
いったい誰が言ったことか。冬は女の子をもっとも白く可愛くする、という理論をそのまま体現していたかのような君の白い睫毛には、もはや雪ではなく白い花びらが、いま雪のように掠っている。


 ....
見上げた空に響く音
夜の果てを追いかけた心が輪を描く
透明な糸で結ばれた声
掴めぬほどに朧げな希望

指先に感じた微かな振動
目を凝らせば見える星のよう
意志を込めても止まらぬ揺らぎ
 ....
薫風や めおと{ルビ楠=くすのき} {ルビ祝言=ことほ}ぎて 歯を剥き出して笑う君は悪魔のよう
自分より高みに昇ろうとする者を蹴ッ跳ばし
突き陥としては意気ようようと胸を張る

嗚呼、人は己の心に偽りがあったとしても
他人を慈しむ事など出来るのだろうか ....
「くうみ」が空っぽの身だからといって無意味などころか最大のより所にもなる
ということで神は服をお脱ぎになって今夜はすっかり「くうみ」となりおおせた
神の不在をなげくどころか不在にこそ神の裸体がある ....
少し混むH電車

夕陽がまぶしくて

目があけられなかった

背の高い彼には

夕陽は見えていない


おもむろに

リュックから取り出したノートを

私の顔の前にか ....
洗貝新さんのおすすめリスト(543)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クリームシチュー- リつ自由詩2*25-4-23
目撃者- 自由詩7*25-4-23
破綻- 凪目自由詩5*25-4-23
ぼくは、あなたの大きなおっぱいで終わりました。- 田中宏輔自由詩13*25-4-23
_ゴッホが描いた競艇場_- 室町 礼散文(批評 ...4*25-4-23
夢の詩- 大町綾音自由詩4*25-4-23
木香茨- 青の群れ自由詩1525-4-23
哀しみの君- 栗栖真理 ...自由詩5*25-4-22
普段- 自由詩11*25-4-22
下町の画廊- ふるる自由詩11*25-4-22
夏空- リつ俳句4*25-4-22
あなたがすこしさみしいときにも- そらの珊 ...自由詩15*25-4-22
札束- 饂飩(う ...自由詩825-4-22
- 大町綾音自由詩4*25-4-22
独り言4.22- zenyama太 ...自由詩4*25-4-22
こたつの向こうで- 花野誉自由詩5*25-4-22
In__The__World_- リつ自由詩4*25-4-21
あ+五十音/アハ体験?苦しい- 自由詩13*25-4-21
溝とアーチ- 唐草フウ自由詩8*25-4-21
階段- 室町 礼自由詩4*25-4-21
月よう日- 花野誉自由詩3*25-4-21
- リつ自由詩4*25-4-21
独り言4.21- zenyama太 ...自由詩4*25-4-21
雨の音- 番田 自由詩825-4-21
雪びら- 本田憲嵩自由詩1125-4-20
透明な座標- 自由詩7*25-4-20
祝言- リつ俳句2*25-4-20
悪夢の呟き- 栗栖真理 ...自由詩525-4-20
執着を消し去る入魂トロールマシン_~トロールの神話~- 菊西 夕 ...自由詩4*25-4-20
夕焼け電車- 花野誉自由詩4*25-4-20

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