慣れた孤独に食らってしまう
慣れた言葉に食らってしまう

例えば頼りない肩に手を置かれたら
例えば頼りない口元が開いたら

本当は望んでるのだ

そういう日

トラウマが出て
一 ....
ここのサクラ並木は
申し合わせたように満開になるね
まるで地下に栄養の供給パイプが
張り巡らされているみたい

そうだね
「サクラの開花六百度の法則」というのがあって
二月一日以降の毎日 ....
「ほしい?」
あなたは唄いながら、からかいながらたずねる

「ほしいだろ?」
ビロードの刷毛で全身をなぞるような声

僕は抵抗して横を向く

「ほしいって言ってごらん」

君の瞳を ....
※敬称は略させていただきます。
或る無名の、特異な登山家の記録を知
りたくてノンフィクション作家佐野眞
一の本を数冊まとめて中央図書館に
予約したところ後日、近くの図書館へ
本が届いた。
 ....
 今日も元気に発狂している「WOKE」の諸君、新しい世界が訪れたとき、地球に君たちの居場所は何処にもない。君たちが求めている敵は何処にもいない。
 そこにあるのは庶民の感覚を持ち合わせている、「 ....
鉄筋コンクリートの我が家はまだ冷たくて
絨毯の上に固めの羊毛布団を敷き
モフモフの毛布を敷き詰める
上掛けは薄手の羽毛布団に軽い毛布を掛ける
ゆっくりと冷えた足を暖めては
睡魔の訪れをゆっく ....
薔薇よ薔薇 美しき棘に刺されたし 哀しみは心のうちに深く、深く、差し込んで
僕をきつく、きつく、締め付ける

ああ、このふがいなさ
手を伸ばしても届かない月明かり
まるで闇雲に隠れるように僕のもとから去った君
何もかもが戻 ....
夜明けを求めて扉を叩く
刹那の現在
次から次へと
巡る一秒先の見えない軌道
乗せられただけの僕

星が流れる
尾を掴む
その手に自由が宿る
目覚めて夢の余韻が残る
空っぽの掌にため ....
君と私の
淡いあわいに
  泡のように
  浮かんでは消える
  気持ち を


 小径の菫
 曲がり角のスウィートピー

  淡いあわいに
  浮かんでは消える
  泡
 ....
米の値段が二倍になって
サバの値段も三倍になって
白菜は知らないけれど
りんご四倍
キャベツは五倍
ポリコレはヒャク倍だ、ひやっ。

激安スーパー越前屋で「ピーパリ」という
米菓子を買 ....
入江の向こうに
黒い影が浮かんでは消える
波の音を奏でる
音符のように

埋まらないパズルのような曲線を描いて

この場所を離れないものがあることを
僕はくりかえし
思い出していた
旅行鞄ひとつ手にもち
冬の夜を渡る夜鷹

哀しい瞳に行く先知らぬ望郷の念

子守唄が引き返す


吹き荒れる冬の嵐は枯れ葉を纏い
切なく胸を焦がすのは
浜辺で拾う貝殻のせい

 ....
  なな   な はて
 て       て
は         は
 ん  い   い   え
   な   
 しぃ  て     タ 
はぁわぁ てぇ いぃー
 て  て し  て ....
○「朝立の歌」
朝立ちしても
むなしいだけ
相手にしてくれる女(ひと)は
もうだれもいない

朝立ちしても
むなしいだけ
体は興奮しても
心に燃えない
カラブリの朝を続けて幾年ぞ
 ....
白いおひげの モフ
びくびくと 世界に
だってさ 生まれたてだもの
わしゃわしゃと 撫でたら
モフモフと いじらしい

やわらかな黄金の モフ
わくわくと 景色を
あっ! あっちで花が ....
サッポロのビールとホップを神棚に

快晴の青麦なびく喉が鳴る
愛に名前を付けるとしたら
私はお弁当と名付けよう
お弁当には
たくさんの思いやりや祈りが入っているから

愛に名前を付けるとしたら
私は嘘と名付けよう
自分のこころが痛くても
誰かのた ....
竹輪の穴からのぞく夕焼け 終電まで

バス停のベンチで喋る

時代小説の話をしたような


山の薫りが

背中の方から覆ってきて

いい夜だなぁと思う

あなたの声は心をやわらかくする

けっ ....
殻にひびを入れている
中身を見るまでどちらかわからないときみは言ったけど
そんなの嘘だと思う
扉を閉めたら一人になった
でも 遠くに灯りが見える
見えるからあるに違いないと思う

扉の向 ....
僕の黒が夜を染めていく
君の白が朝を照らしてく
別々の景色 触れた指先
壊れるその瞬間に僕ら交わる

バラバラになる音が響く
君と僕の色が混ざり合う
始まりと終わりが溶ける場所で
新し ....
とぼけた光が朝を呼ぶ
雨樋の上を鳥が闊歩する
うんざりするような
薄水色の空が広がって

人を傷つけることのない
丸い風が吹く 強く 強く
別れすらも曖昧に笑って
時間は過ぎていくばか ....
これが私の人生なのか?

元いた場所とはかけ離れた場所での日々

これは本当に私なのか?

駄目なのを、奥底の怒りを、誤魔化すように
笑いながら話すのは

転調

形が欠けても
 ....
32歳になるまで、
ひとを愛するということが
どういうことなのか、解らなかった。

32歳のとき、
運命の出会いがあった。

出会ったひとは、とても哀しくとても孤独なひとだった。
当時 ....
○「理解し合う」
価値観がちがうのに
理解し合えるのか
経験がちがうのに
理解し合えるのか
感覚がちがうのに
理解し合えるのか
視点がちがうのに
理解し合えるのか
波長がちがうのに
 ....
二十歳の頃は
ミニスカートをはいてて
ヒールの靴でもちゃんと歩けてて
脚の骨も
今みたいなO脚じゃなくて
スラリと真っ直ぐで
後輩たちから
「先輩の脚はきれい」と絶賛されていた

美 ....
いつまでも“私”に囚われ過ぎている
         小物は誰ぞ His name is ………
さあさ、みなさん寄っといで。
いまから私秘伝のクリームシチューレシピの公開だよ!
このシチューを作ればかみさまだって食べにくるシチューだよ!
そのレシピを惜しげもなく公開しちゃいまーす♪

 ....
隠された事柄は
ある日ひょんなことから
氷山の一角として人目に晒される
ぼくは目撃者となった
それを黙殺すれば
棺桶まで持っていくことになるかもしれない
一時の面倒臭さを優先したら
一生 ....
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