白い屋根にかき氷大盛り
盛り上がった白魔の峡谷
側に運び出す白熊をかき分けて
こんなところも道なのだ
人が動いている
冷たく濡れたトイレットペーパーが
次から次にちぎれ降ってくる
避けれ ....
破壊が起きた
一番あなたが大切にしていたもの
変わり果てた姿を雲が覆い
墨色の雪が降る
ただ見ているしかない苦しみ
布団ごしに
差し出された 夫の手
腕ずもうするみたいに
握ってみたら
涙が 溢れてきた
体の中で
飽和していたものが
やっと
機を捉えて
流れだした
そんな ....
声を合わせて 南無阿弥陀仏
阿耨多羅三藐三菩提
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
みんなでさとろう
でも 声の出ない人もいる
色即是空 空即是色
みんなしあわせ 智慧と慈悲
苦しみ滅して ....
この頃ずっと悪夢ばかり
取り憑いているあのファントム
良心を無視して生まれた
冷たく胸を撫でてくる
ベッドの中で目が回る
離れないあのファントム
自業自得だ
心無いメールが社内に拡散 ....
○「工夫して生きる」
足が冷えるなら
靴下をはいて寝るとか
電気がまぶしかったら
タオルをかけるとか
ちょっとした工夫で
楽になるのである
○「楽しみ」
年をとると
道端の草花に ....
風穴あけろ
土手っ腹に大砲撃ち込み
鬱屈/閉塞した時代を導く道標
突き抜けて {ルビ宙=ソラ}
沸点上昇
オポチュニストの血が騒ぐ
夢や希望を臨界まで濃縮し
核融合を引き起こせ
や ....
私の――
望みは――
共に光を浴びる
同伴者を得ること
闇の中で沈んだときも
悲しみの涙に溺れたときも
常に探し続けた
誰か
私は欲が深い
完璧を求める
もっともっと
無 ....
ソーセージとケッチャプと小麦粉パン
わたしはChild時代
パパとママは子供で世話がやけた
AIで産業革命は加速するし
病院の待合室は永遠のSPIRALで
山手線のイネムリと同じよう
とこ ....
名前のない
ゆらめく魂が
夜の端で
少しだけ、
寝返りを打つ
遠くで
赤い灯がまわる
火元はもう、
地図と一緒に燃えたのに
残酷な温もりだけが、
まだ配られている
....
火星で原子力発電を行い
地球は電力を使い放題にした
おばあさんは火星で働いている
今使っている電気は
おばあさんたち年寄りのおかげ
私も歳をとったら火星で働かされる
地球に戻ること ....
幾日も 焦燥感に さいなまれて
ある日 ハヤの泳ぐ川の水が
ありありと 心の中に流れる
澄んだ 水の感触 腹黒さも胸の焼けたような虚しさも
済んだ
棲んでいると からだの内側 ....
OH 彷徨える旅人の心よ
心地良きと、気高きにお前は包まれ
畦道砂利道田んぼ道
ぬかるみに足を掬われ、時に露頭に迷おうとも
どんな時もお前を励ます 歌 歌 歌
書き留めるスケッチとその切れ端 ....
眠らないまま夜が明けて、そろそろ郵便局がバイクを走らせはじめた
カーテンをゆする光が、〈朝〉と呼ぶにはあまりにも弱々しい 紅茶をいれてくれ 紅茶なんておしゃれなものはここにないけれど
....
後悔しているも嘘ならば
後悔していないも嘘だ
後悔していない寄りの少しの後悔
愛しているも違うし
愛してないも違う
愛している時々曇り
正解も不正解も欲しくない
割り切れなさ ....
僕たちのそれから
ひろい校庭の隅で三人は黙り
未来の形を小石で描いていた
消しゴムほどの 確信だけが
石灰線の先へとつづいていた
君は 遠くを見過ぎる癖があり
友は 笑って 現実を ....
血の配列を疑い始めたのがいつごろからなのか思い出せない、あまりまともなきっかけじゃなかったかもしれない、古い手紙を読み返すように記憶を辿ったところで、きっとそのころのことを上手く語ることなど出来や ....
大好き
どちらかというと好き
どちらかというと嫌い
大っ嫌い
どちらでもない
わからない
迫り来る選択枝から
必ずひとつ選んで
枝先に向かって
背中を押され続けてきた
やが ....
寒さで遠くまで行くのが面倒になった
テレビでは車でのがいしゅつはお控えくださいと言っている
静かに過ごすのが良さそうだ
言い訳しなくても環境が行動を決めてくれる
布団に潜って夢の続きを見る ....
○「一日一句」
せっかく生かされているんだから
何か一句
残したいな!
○「病気のもと」
食べ過ぎ
飲み過ぎ
運動不足
から
栄養不足に変わりつつある
○「解散顔」
ブス ....
日本社会において、政治と国民のあいだに宗教的価値観や組織が介在しているように見える場面は少なくない。この指摘は、特定の宗教や信者個人を非難するためのものではなく、社会的問題がどのように処理され、どの段 ....
祈ることはいつだって丁寧さに連結され、そして場合によってはさらにそこにけっして焦ることのない時間が上乗せされる。
たとえば某初代特撮俳優のドリップコーヒーの淹れ方。細口ケトルからお湯を一滴一滴。まる ....
やや横向きの
その顔と 相対した時
いつだったか
どこかで見た気がした
気づいたのは
ついさっき
このまえ夢に見た
亡き祖父の顔
私に
助けて ....
平成はどこへ行った。
未来からの警告だったビープ音
ミスターロボットが人を叱った
聞かなかった島国で 平成は
下書きのまま 地下に落ちた
薄い表層で 名も知らぬ僕らは
無償の言 ....
結局出来はしませんでした
AIが代行してくれるらしく
ああ、これは楽だな
天気輪の真下から
同じ駅の違う時刻表で
彼に一つ、なぞなぞの答えを探して来てほしいとお願いしました。
ふと ....
縁起の良い夢も
楽しい夢も
起きた途端に分からなくなる
蒸発するように
見た夢が思い出せなくて
面白かったと思いが数分続いても
続きが見たくても
思い出せないし
普段は夢を見てたの ....
きみ、
ゆるふわの、
お饅頭さん、
見ているだけで、
ほんのりと甘そうな、
おさげ頭のお饅頭さん、
その笑顔のとぉーってもカワイイ、
まるで白いまんまるの生地に、
切れ目が入っているか ....
地下駐車場を上がると
青空の下
広大な うずまく雲
──紛れもなく 雪雲だ
冷えた頭と
落ち着かない心臓
ただ
そう認識したと
ひとりごちる
突然の別れと
止ま ....
喫茶店の中で
ずっと待っていた
雨が降っていた
雷がとどろいていた
私は一粒涙をこぼし
耐えられずに席を立った
家に帰ってからも
上の空のまま
やあ永遠よ
幸せを約束 ....
どれだけ見栄を張っても、オナラブー
どれだけ格好つけても、オナラブー
偉大な文豪小説家
或る日、五月の雨の中
得意のペン先尖らせて
魅惑の名文閃いたと、ポンと膝打ち肩慣らし
お決まりの ....
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