暗闇の中の絵本と恵方巻


零れ落ちた砂たち 零で待っている


言葉が壊れてしまった物語


扇風機 みえない敵とたたかった


青空を大事にしたい胎児たち


きみの ....
財産はささいな歳月のなかさ


時空を飛び越えてポテトチップスに


変わらないかわいい川の岩乾く


夜をほどいては引用された星


きみと見ていたアニメのオープニング

 ....
風船ふくらませ伏線を増やす


何度でも難なくなんとなく泣いた


読めるけど書けない漢字を書いている


誤解して後悔をして介護して


たった今「ただいま」を言うタイマー機 ....
にまにまとカニカマとカニ、魔改造


童貞の瞳の中に住む天使


図書館で都市の予感を感じ取る


朧げに憶えていると思う月


手をふって 涼しい風が吹いている
この地には池の他には土がある


容疑者と陽気な記者が乗る夜汽車


窓の町 魔法使いを待っている


おばあちゃんだけが憶えている花火
なにもないという豊かな夕だった


吹く風の青色だけを感じている


最低と最下位に再会咲いた


おもちゃみたいな草原の緑色


あなたが好きだったメロディー流れてる
人間の頭蓋が世界地図になる


あの辺りで雨と出会ったのであった


若いから苦しい 若しくは苦いから


着飾って日傘を差してサーカスへ


教室にあの子の名前が残ってる
人間の出来事からは遠い式


散らかった力が地下で戦った


曲聴くと刻々と記憶清くなる


音だけが聞こえる文章 眠った歌
その土手を上手く手中にした手下

身上の中身は下半身だった

下心 その中心にある心情
言葉から離れて暮らしている話


シンデレラを名乗る不審者 三輪車


人間に人の心はありません


卒業式。別名、終わりの始まり。


なぜ誰もいないのではなく君がいた
数時間 数字を煮込めば数学に


{ルビ潺潺=せんせん}と流れる川が川柳に


淡々とどんどん短歌書いたったwwww


もじもじと恥じらう文字が文学に
青から降るその風船を追いかけた


夢に落ち夢から落ちる夢をみる


再生ボタン 更生と甦り


パンゲアのように大きなパンケーキ


iPodだけ夕暮れを思い出す
川柳の流れのように十七音


五七五 VS.五七五七七


先生が我流で書いた千川柳


七七と五七五で何作ろう
正しさを正しく書いた五本指


手のひらを返して手の甲に替える
ささやかな光を拾いあつめた日


暗闇の無音の風に触れている


桜吹雪の中で無数に生きて
謎は謎のまま使命に燃えている


話す日々花火を離し花燃やす


行間に透明な少年がいる


理科室の炎みたいに青い空
無我夢中 無季無句無形 夢の向こう 鼓動ごと異なった言葉になった


夏休み飽き飽きしても来ない秋


七色の七味かけると虹味に


太陽の賜物の場所の湯をバシャー


陽気にも容易に傷の場所にいる


ぐ ....
待ち遠しい時間がゆっくりと眠る


夢をみる君が物質だった頃


体温を太陽の代用とした


文字という固体が溶けて声になる
無謀にも昔ばなしに難しいむなしい胸の春走らせる。



すいすいとスイーツ棚に吸い寄せられ釣られてしまう。お釣りをしまう。



見たことのない夜が生まれたときに立ち止まってしまっ ....
学校にどうしても行きたくなくて最寄りの駅で途方に暮れる



試験って、試練なのかもしれんけど 熾烈と言われ修練をして



想像は存在しないから綺麗 白い架空に傷を並べて

 ....
一日が日傘に落ちていく季節


今見てる景色が夢のなかにある


一度だけちゃんと笑った大掃除


四次元の方向へだけ移動する


明星を妙な少女は見送った


夜を起こ ....
立て続けに削ってた
たてつづけにけずってた


寝て来るか。あの本当のうどん仄明るくてね
ねてくるかあのほんとうのうどんほのあかるくてね


旅立つ場を、頬張った日だ
たびたつばをほ ....
たんぽぽがぽぽんと田んぼで生まれてた


印象のいい一色の印度象


気絶したあなたが数多傷つけた


一瞬だけ微笑んだ光の永遠


ダジャレの向こう側にある雪景色


 ....
しっかりと実感を待つ時間持つ


蛇足から生まれた場所を歩いてる


ことばを飛び越えて人が生きている


都合のいい夕焼けが咲く涼しさに


目を閉じること 目印の夢の前
確かに追い風の世界を逃した
たしかにおいかぜのせかいをにがした


笑顔ときっと、十月十日へ
えがおときっととつきとおかえ
快晴の世界 正解急かす風


あるかいなかの歩かない田舎道


プラシーボ効果でプラス素晴らしい


結果的にはドアノブが光ってる


ひとりごと色とりどりにひとりきり

 ....
あまりにも花粉が綺麗で泣いてしまう


誤解とか蚊とか都会を溶かした目


{ルビ半月=はんつき}は{ルビ半月=はんげつ}よりも月っぽい
文字を書く唯一無二の無数の手


回転と逆回転は巡り会う


夜に存在した灯りが温かい


球面の全部逆さにして眠る
水宮うみ(883)
タイトル カテゴリ Point 日付
ねむいやみ川柳4*22/7/20 8:29
ほどいた糸を川柳2*22/7/13 18:02
ただいま川柳022/6/30 15:31
龍と月川柳2*22/6/26 18:03
走る足川柳3*22/6/18 19:46
メロディー川柳2*22/6/10 17:26
夏の日川柳2*22/6/8 21:53
眠り秘め川柳1*22/6/2 20:50
上中下川柳1*22/6/1 13:59
誰のレター 何処のこと川柳3*22/5/28 15:42
川柳2*22/5/27 16:48
カラフルアメ川柳4*22/5/22 19:09
川柳川柳022/5/21 17:06
お手川柳2*22/5/20 19:49
瞬いた音川柳2*22/5/17 20:50
火々川柳1*22/5/10 19:19
無垢を汲む俳句1*22/5/4 20:53
夏雲川柳2*22/5/4 13:55
川柳3*22/4/30 17:39
春は知らせる短歌6*22/4/19 18:40
学校短歌2*22/4/19 18:15
起きた星川柳4*22/4/18 8:31
はためかし旅立った日確かめた羽自由詩1*22/4/14 17:23
書いていた川柳022/4/13 15:32
絶句俳句022/4/13 9:20
帰り道川柳1*22/4/12 11:25
回ってる自由詩3*22/4/11 17:36
猫あるかない川柳3*22/4/8 20:35
目と月の先川柳4*22/4/6 20:50
羊の可換群川柳3*22/3/30 19:43

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