「猫さん?」「おいらはライオン」「雑魚ね」
 ねこさん  おいらはらいおん  ざこね


後出し、恋をしたのだし。追い越したドア。
あとだしこいをしたのだし おいこしたどあ


上手く ....
ただ見ないなら、知らない涙だ。
ただみないなら しらないなみだだ


このあと応援へ。うおー!とあの子。
このあとおうえんえ うお とあのこ


ぅよし! 負けか! 大声でエコーをかけ ....
羊毛を争奪。揺蕩った嘘を産もうよ。
ようもうをそうだつ たゆたったうそをうもうよ


問うは生きる資格。悪が知るキーワード。
とーわいきるしかく あくがしるきいわーど


寝取る印刷、 ....
居てん。ただ知り、椅子で推理した探偵。
いてん ただしり いすですいりしたたんてい


モカ食べてしまえ。マジで下手かも。
もかたべてしまえ まじでへたかも


曇り雲へ、遠くカプチー ....
他者は作者が耕し、草生やした。
たしゃはさくしゃがたがやし くさはやした


今朝の僧。大袈裟を避け、大嘘の酒。
けさのそう おおげさをさけ おおうそのさけ


短夜にいよいよ四方が人 ....
経ったぞ。昨日の子未だ迷子。脳の樹育った。
たったぞ きのうのこいまだまいご のうのきそだった


傷付き饐えた黄続き。啄木鳥絶えず樹突き。
きづつきすえたきつづき きつつきたえずきつつき
 ....
とある小さい団体に居たんだ。異才散る後。
とあるちいさいだんたいにいたんだ いさいちるあと


退けたらそれは亡き。天体観測損壊。端的な晴れ空だけど。
どけたらそれはなき てんたいかんそくそ ....
体感無い館内、分かんない。なんかワイ何階? 難解だ。
たいかんないかんない わかんない なんかわいなんかい なんかいだ


詐欺師祈り、叶う夜の苦しみ。シルクのような仮の意識さ。
さぎしいの ....
ふと渡米、霞むスカイへと飛ぶ。
ふととべい かすむすかいへととぶ


頭蓋骨一個生かす。
ずがいこつ いっこいかす


罠の名は、花の縄。
わなのなは はなのなわ


竜も踊る ....
祈ってる 誓いが折れて近くから違う言葉になっていくのを


限りなく透明に近いプードルと散歩している透明人間


記録的小雨 最後の一冊を君が見つけて崩れた黄色


曖昧にあまいアイ ....
涎。箱は壊れたよ。
よだれ はこはこはれたよ


梅雨出身。真実輸出。
つゆしゅっしん しんじつゆしゅつ


感情無し。海を見失うよ、進化。
かんじょうなし うみをみうしなうよ しん ....
一言で言える言葉を言っていく


音のなか意味のない夢みて眠る


ほんとうの蛍のように星滅ぶ


階段で皆の白さ比べてる
数学苦手な癖に数字で比較して 学ばないまま字を打っている


ぼくたちの消えてく音が空き部屋の光の果てで鳴り続けてた
イタコ、暖炉、雲の姿。ガスの目論んだ固体。
いたこ だんろ くものすがた がすのもくろんだこたい


重く語ってったか、蜘蛛を。
おもくかたってったか くもを


餅の命の要素。滅ぼそ ....
旅の句。カタカナの眠る胸の中、高く伸びた。
たびのく かたかなのねむるむねのなか たかくのびた


留守番で嘘以下の回想。伝播する。
るすばんでうそいかのかいそう でんぱする


堕天 ....
屍とダンス。衰退進んだ都市。
しとだんす すいたいすすんだとし


魂亡き人面犬? 面識無いしまだ。
たましいなきじんめんけん めんしきないしまだ


妬み。妄想も見たね。
ねたみ  ....
よし!黒白くしよ!
よし くろしろくしよ


舞う。マジでシマウマ。
まう まじでしまうま


余分を減らそう。空へおんぶよ。
よぶんをへらそう そらへおんぶよ


良くて今朝 ....
タイカレー食うゆっくり。靴、夕暮れ描いた。
たいかれくうゆっくり くつゆうぐれかいた


行こう、ゆっくりと理屈言う恋。
いこうゆっくりとりくつゆうこい


脱衣麻雀やし、参った。
 ....
夜、徹夜で迷路した。白い目でやってるよ。
よるてつやでめいろした しろいめでやってるよ


人が苦手で、捨ててカニが飛び。
ひとがにがてで すててかにがとび


寝て。真昼の何かに、カ ....
痛みすら久遠 永遠を暮らすみたい
いたみすらくおん えいえんをくらすみたい


「砂は完璧に嘘っ!」 雑草に詭弁家話す。
すなはかんぺきにうそっ ざっそうにきべんかはなす


弱るあい ....
消える個のない名 残る駅
きえるこのないなのこるえき


ネタ下書き片したね
ねたしたがきかたしたね


良い語れ魔法誉れ高いよ
よいかたれまほうほまれたかいよ


よう、誉れ ....
響く月日を引き継ぐ日々
ひびくつきひをひきつぐひび


うどん、快楽を食らい感動
うどんかいらくをくらいかんどう


なんか争い合う愛、そらアカンな
なんかあらそいあうあいそらあかん ....
空白を書いては行間を読んだ


他人事の一言どっさりと届く


共感が凶器のように押し寄せる


感性のまま完全に風まかせ


はなむけの花束 鼻につく話


餞別に煎餅 ....
心音の意味は未だ口にしない


逆さまの三月にサーカス探す


ぞんざいに存在してるお惣菜


虎の七と八を切り分けた刀


あかんねん 茜さす目が開かんねん


許され ....
   大天使が繋いだ遺体、夏が死んでいた。

たいてんしかつな いたいたい なつかしんていた

   退転四月凪いだ痛い、懐かしんでいた。
猿達は遠い楽園に囚われる


夕日見るタイムが日々に多々あった


公園に広げたハムが穴になる


傷付いていたことに気付いて痛い


生きた日に手を合わせては拾う星
あなたは目を閉じて宇宙を作っている
窓に座った柔らかい虹の鉛筆
頬にふれる声のように温かい記憶を見たから

水中に存在しない音色の雨を
薄い光の底に反射するペットボトルを数える
表面だ ....
立った 残念、捻挫だった
たった ざんねんねんざだった


白く溶けたい 月に気付いたけど黒し
しろくとけたい つきにきづいたけどくろし


「誰?」眩しい月の中 魚の傷、石踏まれた
 ....
朗らかな月食 良い人を食べる


正解のない生活に解説者


努力して奴は弩弓を引力で


七不思議 思慮の虜は皮膚の底


限りなく文学的なガスバーナー


ラブレター ....
       
 体が言った 
 本を信じた 
 本を伝えた 
 体が云った 
       
水宮うみ(883)
タイトル カテゴリ Point 日付
回文の球体自由詩3*24/2/19 9:14
否めない自由詩024/2/10 21:38
耐え絶えた自由詩1*24/2/10 16:45
旋回せんかった文鳥自由詩1*24/2/9 17:21
耕しやがった自由詩1*24/2/9 10:57
消えない苗木自由詩024/2/8 21:42
回りつづける文明自由詩1*24/2/8 13:29
リングワンダリング回文自由詩4*24/2/7 18:32
頭蓋の中のスカイ自由詩4*24/2/7 10:29
未だ愛は曖昧短歌3*24/2/4 15:02
怪界回文自由詩3*24/2/3 20:04
本能に翻弄される大草原川柳1*24/1/28 22:54
子は字を学ぶ短歌1*24/1/28 22:51
古代にいた子自由詩4*24/1/27 15:47
回想文自由詩3*24/1/26 10:48
回文と踊り回る自由詩1*24/1/24 20:44
白黒詩自由詩1*24/1/20 19:13
回文メトロ自由詩2*24/1/10 18:05
誰かの引力にカニが引かれた自由詩2*24/1/9 19:26
反時計回りの回文自由詩1*24/1/8 15:02
回文の魔法自由詩1*24/1/7 18:03
ぶん回す回文自由詩2*24/1/6 16:26
他人川柳2*23/12/13 17:20
弾んだ音弾いた川柳2*23/11/29 20:50
天使いた遺伝子移転した自由詩3*23/11/29 16:23
生き息川柳2*23/11/15 19:10
窓の色自由詩4*23/11/3 23:39
ヨル回ルヨ自由詩3*23/10/17 19:45
月の火川柳4*23/10/11 10:51
伝言云う人自由詩4*23/9/11 17:39

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