僕が公園でハンバーガーを食べていると

人がその前に小石を置いていった

それが何かの印なのかと 僕は

ハンバーガーを置いて 小石を拾ったが

それはほのかに温かくて捨てるに忍びなか ....
お前がただ独りぼっちでいることを望むのなら

神はお前を「独りぼっち」にしてくれるだろう

群衆の中で・・・街路で歌を歌ってみたまえ

人々は君を避けて素通りするだろう

穏やかに目を ....
君は

ガラスの向こうで笑っていればいいさ

目の前のスイッチボタンを押して

僕がもがき苦しみ死ぬ様を目の当たりにして

笑っていればいいさ

君の家にもやがて津波は襲いかかる
さあ、俺を殺してくれ

お前達のナタでぶった切ってくれ

俺はもう飽いた、お前達の生に

腐肉を漁って生きる習慣に

お前達の笑いにはいつでも裏があって

俺はいつでもそれを見つめ ....
僕の心に雨が降り

人々の心に雨が止む


  人々の心が快晴だと

  僕の心はどしゃ降りだ


人々の心がどしゃ降りだと

僕の心は快晴だ・・・


  人々の逆を行 ....
もう面倒臭いので

僕を刺して下さい

こんな何もかんも考えるのは面倒なので

いっそ僕をぶっ刺して下さい

そしたら安らかに眠れる気がします

自殺することは禁じられていて

 ....
「死にたきゃ死ねよ」と声がする

本当に死ねば哄笑が起こる

僕はそのことを知っている

それで僕はどうしようもない

僕は書斎にいて夢を描いている

夢の中で君は輝いている
僕が死んだら
シフトに一つ穴が開くだけ
彼女は直ぐに別の男を見つけ
友達は一瞬で僕の事を忘れる

僕が死んだら
シフトに一つ穴が開くだけ
店長が頑張って一ヶ月だけ埋めて
その後は僕 ....
世界が小さな球だとして
人間がその中を泳ぐ更に小さなピンボールだとして
さて、どうして毎日こんなにいがみあっている?
君には失う物がそんなにあるのか?
生まれた時は素っ裸だったというのに
 ....
雲の奥には空があり

その奥には星が控えている

その星は何億光年も先で

僕らを暖かく見守っている

僕らは冷たくいがみあっているが

時に暖かくなる一瞬もあるだろう

人々 ....
夏が来て
僕の肩を叩く
それは天使の羽のようだ
天使はまだ見たことないが
きっと昆虫より美しいのだろう
僕は25歳 何にもせずに無為に怠惰に生きてきた
そのツケが回ってきたのだろう
今、 ....
何もない夏休みが始まる
何も起こらないし
学校ももう辞めちまった
僕はニート この世の敗残者
家で一人で音楽造っている
外からは蝉の鳴き声が聞こえる
何もない夏休みが始まる
僕はニート  ....
人は君を使い捨て
形だけの合掌で土に葬る
その時 君の骸は地中深くに埋葬されて
誰のものとも分からぬ物へと変貌する
その時 君は泣いているのか笑っているのか分からない
生きているのは「今」な ....
何もかも捨てて
笑おうじゃないか
地獄の底からの笑いを
この世に響かせようではないか
人々の軽すぎる笑いを笑って
この世に地獄を打ち立てようではないか
その後で天国を夢見ようではないか
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を抜け出して
僕の頭はもうとっくに壊れてしまったんだ
君はどうだい? 頭が良いんだろう?
このままどこかへ出掛けよう
人々の元を蹴って出て
僕はサヨナラと手を振って
みんなの元を離れて来た
「外へ出たら危ないよ」と
みんなは言って止めてくれたが
僕は危ない所が好きなのだ
最高の笑顔でサヨナラして
今、新しい地平へと僕は歩む
 ....
人々が己を捨て去る夜に
僕は一人で酒を飲んでいる
誰もいない夜更けに
風が話しかけていった・・・


もう野良猫にも相手をされず
僕の孤独は極まってしまった
職場の皆からは嫌われて
 ....
僕は空を見上げている
魂はもう枯れ果ててしまったのだ
それでも春はやって来て街を包み
卵を孵化させる
歩道には雨が降っている
人々が傘を差して渡っている
僕は素足のまま
どこへ行けばいいか分からない
神様が教えてくれた啓示の道を
ゆっくり辿って家へ帰った
人々が夢を見ている時
僕は目覚めよう
その事で糾弾されても
太陽は僕に十分眩しいのだ
人々が楽しそうに話す間
僕は一人、酒を飲んでいた
人々の話す言葉は何だか分からない
とても難しそうな言葉を使っているが
実はごく簡単なことだという気もする
いずれにしろ人々の言葉は僕に分から ....
人々は自分に怯えている
なら、生まれない方が良かったのだ

人生を捨て去る時、人は
きっとニヤついた表情をしている

君が大切な物を失うまいと守っている時には
人々は君を大切な物を持って ....
花のごとく咲き誇れ
人々という風の中で

樹のごとく立ち続けよ
人々という雨の中で

蝶のごとく逆らい続けよ
人々という逆風の中で

鮭のごとく辿り着け
人々という流れの中で

 ....
人が海のごとく沈黙している
風がその上を渡っている

僕は帆を張り 甲板の上で
一つ叫んで出航する

人が海のごとく沈黙している
風がその上を渡っている

僕の帆は風を受け
どこま ....
ーー僕は出かけるようになりましたーー「美ちなる方へ」

僕は出かけるようになりました
いつかやって来た過去から
明日分からぬ未来へと
僕は出かけるようになりました
明日が分からぬから今日が ....
君はまだ魂の不思議に気付いていない
それに気付けば 君の目の前のドアは
きっと大きく開かれる
君がその先を歩めば
そこは即ち「道」となる
どうでもいいじゃないか
雨が降っても 風が止んでも
君には関係ないじゃないか
君はエアコンで守られてる

どうでもいいじゃないか
外で戦争が起こっても
君には関係ないじゃないか
君は家 ....
君が自殺しても
誰も、悲しまない
皆、告別式に来てくれるかもしれないが
皆の頭は明日の事で一杯だ
「面倒だ 手数をかけさせるな」と
彼らの頭が反響している
だから君は死よりも辛い地獄を
 ....
ーー僕が真実を口にするとーー吉本隆明

僕が真実を口にすると
人々は耳を塞いで騒ぎ出す
そして「僕」を殺して
騒ぎの元は鎮まったと勘違いする
その後で「真実」が夜の間から顔を出し
君らを ....
君はまだ眠っているのか?
この寝惚けた現実の中で
誰もが守りに入っている
そんな中で君もゆっくりと沈もうというのか?
人々と一緒に手を繋いでいたら
沈んでいても恐くない
それが奴らの信仰だ ....
yamadahifumi(468)
タイトル カテゴリ Point 日付
猫の睥睨自由詩111/8/1 15:38
神さまへの歌自由詩111/7/29 16:42
津波は自由詩011/7/26 15:30
殺人自由詩011/7/26 15:22
ゾンビみたく自由詩011/7/21 19:41
中二病の歌自由詩211/7/15 15:40
君は自由詩011/7/14 15:55
サヨナラ 自由詩111/7/12 9:52
裸で自由詩111/7/11 9:42
二千年前の景色自由詩011/7/9 7:16
今、太陽が自由詩311/7/7 9:41
敗残者 自由詩211/7/6 19:26
自由詩211/7/3 11:59
夢見自由詩011/6/26 20:15
出掛けよう自由詩111/6/22 1:41
約束のロザリオ自由詩011/6/20 9:33
夜更け自由詩311/6/19 17:31
孵化自由詩111/6/15 23:12
家路自由詩111/6/14 16:03
太陽自由詩111/6/13 16:45
夜の酒場自由詩111/6/12 18:19
泣け!自由詩011/6/10 18:37
花のごとく自由詩011/6/8 20:09
出帆自由詩011/6/7 14:19
出立自由詩011/6/6 5:45
「道」自由詩211/6/4 5:05
出会い自由詩211/6/3 10:15
方法自由詩111/5/31 10:58
真実自由詩011/5/30 19:45
優しく・・・自由詩011/5/28 2:53

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