一人の人間が力強く生きたという事だけで

万人を救うに足る

何故なら万人もまた

「自分もそうできるかもしれない」と考えるから

一人の人間が力強く生きたという事だけで

万人を ....
暑い夏が続いていた

人々は日々のざわめきを忘れて

海水浴を楽しんでいた

今日のプチトマトは福島産か鹿児島産か

それが人々の生活の全てだった

僕は空を飛んでいた

 ....
君は素足でやって来る

秋の降る中を

夏の匂いを僅かに残して

僕は茫然として立っている

秋の野に火がつくのを見つめながら

まるで古代の儀式のように人が

人を殺して ....
空の向こうへと

僕は飛ぶ

果てもない空の奥へと

人々の声は聞こえない

僕の魂はもはや抜け殻

今、夜が壊れて

光が顕現する
ストーリーの2ページ目は

僕が綴っていく 君が綴っていく

人を殺す物語 人から殺される物語

様々な物語がある中・・・

君は希望の物語を選び取った

それは一番辛い物語
 ....
君が笑っていると

僕は素直になれる

世の中がどんなに狂っていたって

僕は素直になれる


君は笑ってこの世を駆けて

幸せそうに笑っている

僕は不幸そうな顔をしている ....
走って行こう、どこまでも

この世の境を見極めるまで

走って行こう、どこまでも

人々が無理だという敷居を越えて

走って行こう、どこまでも

今、この瞬間を走ることに意味がある ....
あなたが目の前にいると

僕はとっても嬉しいんだ

何故だかわからないけど

僕はとっても嬉しいんだ


あなたはとってもフローラルな香りがする

ファブリーズを服にかけているの ....
ごめんね、顔を見せられなくて

僕は今日死んじゃうんだ

ごめんね、顔を見せられなくて


君があの日かけてくれた言葉嬉しかった

君があの日かけてくれた辛辣な言葉も嬉しかった

 ....
少女が一人、殺された

男達に犯された後で

少女が一人、殺された

街の人達はみんな黙って見ていた

少女が一人、殺された

その様を僕も黙って見ていた


少女は悲しみす ....
あなたが死んでも

僕は笑わない

あなたが死んだら

きっと万人が笑うだろう

表面に薄ら悲しい表情を着せて

あなたが死んでも

僕は笑わない


僕はきっと笑わない
僕の心からメロディが流れ出て

この世を満たしてしまえ

この世が平和であろうと 戦争であろうと

僕の心からメロディが流れ出て

この世を満たしてしまえ

例え 君が聞いていなく ....
人間だから
人間を愛する
人間だから
人間を殺す
人間だから
人間に優しくする
人間だから
人間に冷たくする
人間だから
人間に傷付けられると胸が痛くなる
人間だから
人間を傷付 ....
胸の鼓動は止まない

例え君が嫌っても

例え君が叩いても

例え君が殺しても

胸の鼓動は止まない


君が生きている限り

それは止まない
僕はあなたのことが好きだ


僕はあなたのことが好きだ

誰かを好きなあなたが好きだ

誰かに好かれているあなたが好きだ

僕はあなたのことが好きだ

誰かを嫌っているあなたが好 ....
お前はまた魂を売りに行こうというのか・・・

校庭は雨に煙っている

人々は嵐のようだ・・・

お前はまた自らの魂を売りに行こうというのか・・・

この寒い夜に・・・

一体、どこ ....
スタートラインにさえ立てない

そんな人生真っ只中

資格の一つもない 学歴もない

そんな人間でさあ 僕は

それでも僕は歌いたいことがあるんだ!

人は笑って聴くまいと耳をふさ ....
光の速度より速く走ると
きっと「宇宙」が見えてくるのだろう
その中で時を巡る輪が輝き出し
人々の信仰は輪廻となるのだ
僕は長い廊下を
 ずっと歩み続けている

あの日、見た夕陽は
 今も瞼の裏に焼き付いている

あの日、怒った先生の顔は
 可笑しいような悲しいような顔だった

僕を殴った同級生は
 ....
光の中を 言葉の中を

誰が駆けて行くものか・・・

この世はとうに滅びてしまったのだ

あの日 あの月 幻の中で

誰もが傍観者をしている夜

俺の魂が光って唸ったとて 人は ....
「花を踏み付けないで下さい!」

と詩人は言った

インタビュアーは花を踏みにじりながら聞く

「あなたはどうして詩を書いたのですか?

あなたはどうして詩人になったのですか?」

 ....
山の上に雲が

道の先に雲がかかっている

僕はそれを追い求めて走ってみる 全力で!

みんなに顰蹙を買わないように ひとりで!

そこで誰もいない空き地まで来て僕は思うのだ

あ ....
夜の声の中で

俺が帳を開ける

・・・人々はもう眠っている

もう死んだ者達を想って

神様が風を広げる

「もう誰もいないのだ!」

「もう誰もいなくなったのだ!」

 ....
球体の斜面をすべり落ちると

そこには白い空があって

それはまるで宇宙の塵の如く

浮かんで落ちようとしない・・・

その中をパイプの煙の輪くぐりのごとく

くぐっていくとまた空 ....
陽が山の陰に入り

俺はいつものアニメを見る

心は既に荒んでおり

恋人はいつまでもやって来ない・・・

もう失われた物なのだ

河原の向こうに石を投げても届かない・・・

 ....
僕は草むらの中を

一人で走っていた

時々、転んで夜虫と出会い

「やあ」と声をかけて立ち上がった

あれきり夜虫は追ってこない・・・

あの日出会ったのが最後だったのか・・・
 ....
朝、人々の鏡を見ていると

俺の額が割れそうになる

神様が化粧をしているのを見るのと

人々が神に虐殺されているのを見るのとどっちがいい?と

女神が俺の頬を撫でながら聞く

俺 ....
俺は神を殺した。何度も何度もナイフを突き立てて。神はにやっと笑って答える。「こうしてお前に殺されるのも十三度目だ。一度目を覚えているか?」俺は答えた。「ああ、覚えて入るさ・・・一度目は貴様が俺を殺した .... 朝がやってきて、俺を食った。俺は神を見上げて呟いた。「お前がこうしたのか?」「お前がこれを指令したのか?」と。神はひとつにやっと笑って「そうだ」と大気に呟きかけた。それは雨となって俺に降りかかった。「 .... 辛い暗い過去を

君も思い出してごらん?

君が見なかった暗い暗口を

君も振り返ってみよう・・・

あの日、言い出せなかった言葉や・・・・

あの日、夕陽に煌めいていた小石達を・ ....
yamadahifumi(468)
タイトル カテゴリ Point 日付
きっかけ自由詩211/10/9 18:10
 空を飛んで自由詩111/9/27 10:21
触知する手自由詩111/9/21 17:36
自由詩011/9/20 17:35
詩を書いて自由詩011/9/18 1:32
素直に自由詩011/9/18 0:45
走って行こう自由詩011/9/12 10:36
あなたがいると自由詩111/9/10 10:08
死んじゃうんだ自由詩111/9/9 9:38
全ての罪自由詩111/9/7 19:31
あなたが死んでも自由詩111/9/7 9:30
満たしてしまえ自由詩211/9/5 19:27
人間だから自由詩111/9/4 19:56
胸の鼓動自由詩011/9/3 19:32
あなたが好きだ自由詩111/9/2 18:37
東北の一室で自由詩011/9/1 19:10
゛再発見゛自由詩011/8/31 17:20
輪廻自由詩111/8/30 11:23
学校の思い出自由詩111/8/27 17:58
空き地を探して自由詩011/8/25 15:42
踏まれた花自由詩211/8/23 16:15
始まり自由詩111/8/21 10:19
   寝返り自由詩111/8/19 12:30
朝へ自由詩111/8/18 13:25
いつまでも自由詩011/8/15 19:02
歯磨き自由詩111/8/11 18:47
饗宴の朝自由詩111/8/7 0:37
来歴散文(批評 ...111/8/6 22:26
神についての四つの散文詩自由詩011/8/6 5:24
太陽自由詩111/8/5 20:25

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