いいか、よく聞け
俺達は孤島に残された存在
孤島に残された存在なんだ
俺達は生き残っていくためには
互いに愛し合わなければならないし、助け合わねばならない
今他人を叩いている場合ではないんだ ....
   

人間にとって
もっとも厄介なのは人間なので
人間は人間という奴を
最も遠ざけようとする
それで皆、処女と童貞ばかりになる
そして家でモニターを見て
ずっと好きな夢を見るんだ
 ....
   

僕もデモをして
彼女を作ろう
可愛い彼女を作って
年収三千万ぐらい貰って
二十代で家を建ててしまおう
そして四十代になったら女子大生と不倫し
それは決して妻にばれる事はな ....
   


あらゆる人類が
少しずつ消滅してゆく
それぞれがそれぞれの
夢を貴く見ながら
きっと生物というのは絶滅する時
慌てふためいて醜く今のように様々な事を叫びながら
消えていく ....
 

君の目の中に
一陣の光が舞い
僕の手の中に
一輪の花が咲く
どちらも真実
どちらも真実・・・なのに
今日も丘の上で人は人を騙し合い
挙げ句、殺し合うのだ
だがそこから流れ出た ....
死とは何か?
世界を魅惑するもの
世界を覆うもの
生とは何か?
世界そのもの
世界の前進そのもの
詩人とは何か?
その間にあって
歌を歌うもの
ヒバリのように 一輪の花のように
こ ....
    

あてどない希望について語ろうか?
俺達にはもうとっくに失われた
その希望について

もう亡くした夢について語ろうか?
俺が少年時代に夢見た
そして今、その残骸だけを有してい ....
   

言葉の沃野で
俺は途方にくれる
俺は詩人だ
ただ、自分一人でそう認めているだけの
もし君が世界に認められたいなら
そのノウハウはどこの書店にも置いてある
ただ、そうする事は僅 ....
   

どんな烙印を押されようと
俺は俺だ

どんな色付けをされようと
俺は俺だ

どんなジャンルに区分けされようと
俺は俺だ

どんな言葉を押し被せられようと
俺は俺だ
 ....
   

自分らしく生きたい
例え、人に笑われることになっても

自分らしく生きたい
例え、人の群れに入れて貰えなくても

自分らしく生きたい
例え、人間の資格を剥奪されても

 ....
      
俺達の空虚が体現された
芸能人やアイドルといった存在
俺達は常に干からびて、喉が渇いているが
それを満たしてくれるものが何かは知らない
人々は幻影を見るために努力し続けてきたが ....
   
過去も未来も
幻想に過ぎぬ
人々の一瞬明滅する脳内に浮かんだ
空の空に過ぎぬ
過去を捨て、未来を捨て
そして「今」が自分だと気付いた時
全ては作られたものだと悟った時
お前は一 ....
   

人々が真剣になる時
俺は最もふざけた格好をして出て行って
人々を一つ、クスリと笑わせてやろう
人々は俺を見てゲラゲラ笑い
「道化、これをくれてやる」と言いながら
俺に十円玉を投 ....
生を強制され
死を禁じられ
予め決まったコースを
粛々と進む
それが正しい事なのだと教わって
僕らはここまで来た
なら、今、僕の目に映る
あの流星の光は何なのだろうか?
人間の意想の圏 ....
君は駄目だろう
どうしようもないだろうね
君は使い物にならない
君は人間じゃないから

・・・この世にはどこか健康で幸福な市民というものが仮定されていて
そこから一ミリでも外れたらまともに ....
   

美しいものに光を与えて
俺は詩人となった
世界とはうずたかく積まれた
瓦礫の山
なら建築家はそれを拾い集めて
"塔"を作るだろう
今、俺は亡骸共を集めて
 ....
僕を笑わせるなよ
君達の言っている事、全部下らない
どれ一つ取っても血の味一つしない
観念だけで味付けした
無味乾燥のドライフルーツみたいだ

僕を笑わせるなよ
"条件&quo ....
   

お前達は何一つやらなかった
この千年・・・いや、二千年というもの
お前達は何一つやらなかった

お前達はただ喚いていただけだ
自分達の好き好んだ言葉だけを
成功者を賞賛し、失 ....
少女が死んだ時
お前達は無視しただろう?
俺が自殺した時
お前達は嘲っただろう?
・・・そして家に帰ってテレビかパソコンの前で
急に憤ったり正義の心を発奮させたのだろう?
そして今日、小鳥 ....
   
好きな女の子や男の子を見ると
胸の鼓動が高まり感情を知らせる
科学雑誌には心臓の機能は事細かく載っているものの
この私の気持ちについては載っていない
それでも人は「ノー」と言うから
 ....
知っているか 心には本文があることを
もし君が嘘ばかりついていたら
君は自分でその嘘を信じて
君の顔は仮面そっくりとなって死ぬ
その君の死の時、ようやく仮面はゆっくりと剥がれ落ち
自然は自己 ....
生命が死ねば
そこに別の生命が入り込む
人が死んで遺体となれば
そこに細菌や虫が湧くように
この自然の中で
死んでいるものなど何一つない
あの広大な死の空間ーーー宇宙から
結局、我々が生 ....
そこで出会い
我が身を語れ
世界を支配して
笑う者も
愛に傷つき
泣く者も
そこで互いに語り合い
己が身を軽くしよう
そして、己を持たぬ者達は
門外で順番を待て
刻々と流れていく時 ....
世界が終わり
一本の樹に
実が成る
世界が終わり
一対の男女は
互いに睦言を捧ぐ
世界が終わり
僕はたった一本残された樹の下で
たった一冊残された本を
気楽に読む
黒い卵を俺にくれ
できれば真っ黒な奴がいい
昔、ローリングストーンズというバンドに
「黒く塗れ!」という曲があったな
そう、そんな具合に
俺の手にも真っ黒な卵をくれ
俺はそいつをこの聴衆の ....
世界は塵
・・・今日の雪のような
僕は傘を差す
君を待って
傘の上には雪
雪の上には雲
そして雲の上には空が
空の上には宇宙が・・・ある
君は僕に会いに
電車に乗ってやってくる
僕 ....
「詩人はキスをする時
目をつぶるの?」
という質問が子供から来ました
詩人はキスをする時
目を開けています
何故なら詩人は
見えない物を見るのが仕事
だからせめてキスの時だけは
相手の ....
考えに考え抜かれた策略が
愚か者の一言で崩壊する時
そんな時に人の上に天使は舞い降りる
きっと、天使は笑って僕達にこう言っているのだ
「私達の真似をしてはならない あなた達はあなた達自身でいな ....
さようなら 言葉の群れ
今、人間達がどんなに正しかろうとも 僕は
一匹の子犬の渇きを選ぶ
そして君の渇きを
君が飢えて舌を出すその様を

僕を殺してみたまえ・・・血が流れ出るだろう
君自 ....
朝、人々が動き出す
一杯のコーヒーが汲まれ
それは死人のような俺の口に運ばれる
昔はトーストをかじって登校したものだった
今、俺はフランスパンをかじってから出勤する
過去と現在の違いはただそ ....
yamadahifumi(468)
タイトル カテゴリ Point 日付
いいか、よく聞け自由詩212/6/25 9:41
僕は一人自由詩512/6/24 8:46
夢の実感自由詩012/6/24 8:45
新生自由詩312/6/24 8:21
丘の上の血自由詩012/6/22 11:23
問いー答え自由詩212/6/21 9:17
希望自由詩012/6/17 10:33
刺客自由詩212/6/17 10:19
裸の俺自由詩112/6/16 9:59
自分らしく自由詩012/6/16 9:58
自由詩212/6/15 9:29
過去と今と未来自由詩212/6/15 9:28
道化の還り道自由詩712/6/13 9:33
流星の光自由詩1*12/6/10 17:39
駄目自由詩2*12/6/10 17:39
詩人の仕事自由詩212/6/9 19:38
僕を笑わせるな自由詩112/6/9 16:07
何一つ自由詩212/6/8 18:38
小鳥が道に堕ちた時自由詩112/6/8 18:38
告白自由詩112/6/6 9:31
仮面の下の心自由詩312/6/5 22:24
生命が死ねば自由詩312/6/5 22:24
魂の神殿で自由詩112/6/4 11:27
世界が終わり自由詩312/6/3 17:44
黒い卵自由詩212/6/2 10:33
宇宙を通って自由詩312/6/1 10:33
詩人のキス自由詩2+12/5/31 0:02
天使の存在感自由詩012/5/30 10:25
人間自由詩0+12/5/29 18:15
違う朝自由詩1+12/5/29 18:14

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