詩が何を歌おうと

知ったものか

詩は歌を歌い

僕達はそれをただ聴いているだけだ

批評家と通がやってきて あれこれ言って

とりまき連がうんうんわかったようにう ....
 


沈黙する為に

僕は詩を書いている

一本の草木となる為に

僕は詩を書いている

自分という存在を忘れる為に

僕は詩を書いている

そして、書いた詩はすぐに忘 ....
知っていますか?

あなたの手の温もりを

それは、温かいのですよ

北極の氷よりは、少し



知っていますか?

僕の名前を

僕の名前は「noname」といいます
 ....
雨が降っていると

みんなは傘を差した

だからって、雨は傘を憎んだりはしない

雨はただ、降っているだけ



忙しいサラリーマンはタクシーを降りると

天を見て ....
 


乾いた河の上を

一匹の虫が飛んでいる

虫は、思想を知らない 言葉を知らない

音楽を聞いた事もなければ、誰かを愛した事もない

でも、僕らよりは自由だ

ふと、そ ....
言葉なく花の上を彷徨うものは何か

言葉より上等なものとは何か

君の髪の煌めきとは何か

人々の哄笑にふと射す

あの影とは何か

君がキスの時、赤らめる頬とは何か

僕の厚 ....
私が死んだら

きっと、誰かがお葬式で泣く

でも、本当に泣いてくれるのはあなただけ

私が馬鹿な事をしたら

周りの人、みんな怒る

でも、本当に私の事を想って叱ってくれるのは
 ....
目的へと向かって歩く僕らの足を

美しい夕日がつと、止めた

目的へと向かって歩く僕らの足を

美しい音楽がつと、止めた

目的へと向かって歩く僕らの足を

美しい君がつと、止めた ....
世の中には色々な人がいる

ギブソンのレスポールを買うために工場でアルバイトする人や

弱者を見下ろしたい為に強者を装う人がいる

世の中には色々な人がいる

僕がいて、君がいる

 ....
笑っている

笑っていると、馬鹿みたいに思われるけれど

それでも僕は笑っている

ハハハ

アハハハハ

アハハハハハハハハ・・・・

それで、みんなが帰ると僕は ....
落ちていく 静かに

落ちていく 心静かに

魂安らぐ時もなく

僕の心は静かに静かに

ゆっくりと井戸の底へ向かって落ちていく

ああ、まるで世界が上昇してゆくよ ....
みんなが高段からすべてのものを見下ろして

石を投げ落とし、呟いている

「俺の方が上だ、俺の方が上だ」って

そうして、みんなそのままどんどん上へと昇っていった

みんなは本当にどこ ....
音楽こそが私の魂

流麗で豊穣で流れ、そして鼓動するものこそが

魂だというのなら

音楽こそが私の体

肉体的で官能的でいて、それでいて少しもエロスを感じさせない

そんなものが ....
白い慰謝が俺の肩を

まるで虎のように喰った

淋しさは秋のように夜の方へ

・・・今、俺の言葉を直知できるやつはいない

だから、俺はいつも精霊達と戯れている・・・

お前達、た ....
    
音を言葉に
言葉を音に
絵画の中へと入り
僕は呼吸する

僕は朝へと
走り出す
己の世界の中
スピーカーからは見知らぬ音楽

世界を置き去りにして
僕は走る
人は幻 ....
君の名を呼んでいる 誰かが

そっと、呼んでいる 誰かが

君は振り返る、その時

街路の中で ビルのてっぺんで

君は恋人との愛撫のさなかにも、その人の声を聞く

君は不安そうに ....
   
時が持ち去ってくものを

お前は何故、そこに留めようとするのか?

今、お前はそこにいるのに

何故、その存在から逃げようとするのか?

・・・あらゆるものを風が運んでいく
 ....
時の音と共に

音楽は鳴る

年の瀬が近づくと

人間共の鐘が鳴る

ガーゴイル達が乱舞する街へと

俺の魂は静かに落下していく・・・

いつか、誰かが見た死の味をこの舌に覚え ....
誰かが誰かを求めて

世界は狂っていく

拒絶する手こそ美しい

言葉を発語しない唇こそ美しい

沈黙している君こそ美しい

もし君が黙っていないなら

僕はキスできないではな ....
   
僕はこうして夢見ている

自分自身が草原を走っている姿を

人々が何を言おうが、人々が僕を殺そうが

僕の夢はいつもそこにある

僕の夢だけは僕を裏切らない

だから、そ ....
白い空の果て

誰かが言葉を俺の身に降らせる

俺は閃光の光をもって、それに答え

詩神に忠実な僕(しもべ)たる事を示す

誰かが誰かの言葉を盗み

俺の言葉はお前の言葉だと主張す ....
白い風の中
ふわりふわりと舞う
青い天空の下
ふわりふわりと舞う
ゆくりもなく行く当てもなくそれは
世界の上を飛んでゆく
ふわりふわりと
と、それは突然僕の鼻先に落ち
僕はそれを慌てて ....
世界の共鳴へと繋がる
ひとくさりのメロディー
乾いた午後が奏でる
干し草の時間
君は全ての電脳を嫌って
自らの脳内世界に飛び込む
そこは観念と観念が溶け合って
幼獣が鎮座している一つ ....
何もなければ 空は
濁っていない
雨はあんなにも清く
陽もこれほどに快い
人の濁った思念だけが
陽を曲げ 雨を止ます
心から泣け!そして笑え!人の子よ
自然そのままの陽と雨のように
白い旗がなびき
黒い旗がなびき
光は君の下へ
君は笑う

世界は凍る
果ての奥で
始まりは終わりを知らせる鐘音
終わりとは君の別名

女神は僕に口づけして
既にこの世を去った
 ....
  

 長い夜の果てに俺の孤独が横たわっていた。誰も彼もが歌を歌っていた。それもとびきり陽気な歌を。
 コヨーテの遠く長大な遠吠えが闇夜にこだまする時、俺の魂もまた目覚める。俺は歯を磨くために ....
  

 俺は絶対に参与する方法をいつでも探していた。・・・それで見つけたのだ。宇宙の未明の入り口を。
 そこに入れば、かつての世界はもうガラス玉の中の小宇宙でしかなかった。・・俺は眺めた。かつ ....
笑い、さざめき消えていく
言葉の波と一緒に全てが
笑い、さざめき消えていく
滲んだように消えて行く

言葉が波で
君が貝
僕は太陽
外は嵐

笑い、さざめき消えていく
ゆくりもな ....
眠りよ覚めよ
光は炎の中
静かに舞っているだけだ
魂よ砕けよ
そして最後の光芒を我に与えよ

俺には宿命を持たぬ芸術家気取りが
ただの馬鹿にしか見えぬ裸眼の持ち主だが
ソウルはとっくに ....
風にゆらめく炎
・・・一体、お前は何を思い出したのか?
夢の中の歌詞
「忘れられない」と誰かの言葉

光は夢を見る 唐突に
言葉は矢を射る 突然に
俺は言葉の雪崩の中へと、身を崩し
あ ....
yamadahifumi(468)
タイトル カテゴリ Point 日付
詩の飛翔自由詩113/2/10 17:55
詩を書くという事自由詩2+13/2/10 2:18
知っていますか?自由詩113/2/4 21:55
2013年の雨自由詩313/2/4 2:08
 職と虫自由詩213/2/4 1:47
発見自由詩113/1/26 16:10
あなたへ自由詩013/1/16 2:35
屈伸運動自由詩213/1/11 23:17
あなたと私自由詩213/1/10 17:35
表情自由詩013/1/9 20:16
井戸の底へ自由詩113/1/9 0:56
落下自由詩013/1/8 16:00
音楽の世界自由詩313/1/1 22:56
精霊への解脱自由詩112/12/26 1:30
走ル自由詩212/12/16 3:56
「君」を求めて自由詩012/12/12 1:37
あの世へは自由詩012/12/7 0:25
雪の宿で自由詩212/12/2 2:42
キスのタイミング自由詩212/11/25 0:25
水のおいしさ自由詩112/11/23 16:30
魂の血文字自由詩012/11/20 2:08
ふわりふわり自由詩212/11/2 10:22
君の噴飯自由詩012/11/2 10:21
陽と雨自由詩112/10/28 11:52
天空と一緒に自由詩112/10/15 10:22
コヨーテから始めて自由詩112/10/6 10:58
高校生一年生の朝自由詩012/9/28 17:18
白い消失自由詩412/9/26 19:36
言葉を忘れた詩人自由詩112/9/19 18:54
月の裏側の匂い自由詩312/9/17 9:50

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