我々が過去を振り返り

未来に向かって足踏みするのは

何故だろう?

人はリスクを恐れる、という

だがそもそも生きている事自体が

一つのリスクではないだろうか?

我々は ....
詩は宿命と共に在る

もし、君に何の宿命も無ければ

君が日常の雑事と欲望に埋もれているならば

君から詩は生まれないということになる

日常の中で、人と違う痛みを感じなければ

 ....
優れたものは

君を入り口まで導いてくれる

だが扉を開け、その先を歩くのは

あくまでも君の仕事なのだ

終わりはすぐそこにある

君が過去を振り返れば すぐそこに

君がど ....
僕が一人の詩人だとして

全ての嘲笑を受けたとして

そして最後にはひどいやり方で惨殺されたとして

それが一体何だろう?

僕の詩のあり方は変わらないのだ

・・・そして、例え僕 ....
世界が一つの湖だとして

僕がその上を漕ぐ

一艘の船の漕ぎ手だとして

さて君は一体どこにいるだろう?

世界が一つの湖だとして

さて君は一体どこにいるだろう? 
 詩とは何だろうか?詩の意義とは何だろうか?その意味とは?・・・・こんな朝日新聞の三面辺りに載っていそうな議題を打ち出してきたのは、この問いに答えるためではない。この問いを破壊するためである。詩人は、 .... 温かく美味しいものを

冷たい皿に盛って出そう

今宵、光は妖精の夜

人間達は羽をもがれて苦しそう

神様は自分だけの草笛をぴいぴいと鳴らし

人間世界に"風&quot ....
自分より大きなものに導かれて

人は長い旅路を行く

自分が愛する者や自分より大きな仕事に導かれて

人は長い旅路を行く

今、僕の航路にあなたが出てこようと

それは僕の邪魔にな ....
 僕達は不幸を目の前にすると、臆して、立ち止まり、ああはなりたくはないと思う。他人の不幸を目の前にすると、自分はああならなくては良かったと感じる。ところが、実際に不幸に陥った人は、それを傍で見ていたよ .... 遠い闇よ

夜の闇よ

お前の太鼓を鳴らせ

・・・言葉はいつも途切れて

俺の歯はボロボロだ

遠い闇よ

夜の闇よ

お前達の歯形自身をきっちり合わせ

この世の中 ....
私の歩みが

私の人生を決定する

人は

何もしていない前には「無理だ」と笑い

何かを成し遂げた後には

「彼には才能があった」と安堵するであろう

どちらも関係ない

 ....
太陽が光り輝いて見えるのは

私の内面が光り輝いているからだ

私の眼が外側に私の内なる光を見て

太陽は私の眼を通して私の内に差し込んでくる

どちらも明るいから"光&qu ....
雨降れば、君はそこに

風止めば、君はそこに

僕はどこにでもいる

君の中にも 僕の中にも

雨降れば、君はそこに

風止めば、君はそこに
朝焼けの微笑の中を

お前の頬が通る

一度は抱いたお前の頬も

今や朽ち果てている御様子

俺は昔のお前を嘆いて

自分の老顔を忘れるのだ

今や、陽は西へと傾き

それ ....
光と影の国を想って

お前は紅茶を啜っている・・・

僕はタバコをくゆらせて

いかれたイタリア人を気取っている

君の髪は栗色 それは淡い・・・

それを奴らは下らぬと称し 黒髪 ....
光と風は紡がれて

空の中で弾けて散る

今、滔々(とうとう)と波は揺れ

君はうたた寝を始める

昨日見た夢の続きを

君は夢の中で演じて見せる

それは悪夢の続き・・・君は ....
「夢のような世界でした」と

老人は語る

戦争が二つ起こり

三つの大きな恋をして

今、一つの命脈が尽きようとする

「夢のような世界でした」と

老人は語る

「今、 ....
制限された区域の上を

光と闇が交互に通る

言霊は幽体の如く壁を通過し

僕は幽霊の如く人を通過する

世界は満面の笑みを湛え

物音はそここで鳴っている
言葉よ、お前の魂を

私の手に明け渡せ

私はそれを使って

お前を解き放とう

この正邪の入り混じった世界に

全き"肯"として

私はお前を解き放とう・ ....
心、柔らかく

空は静かに

海は満面を湛え

光はそれぞれの表情

人は悪臭と光輝を放ち

鹿はいつもの足取り

己はそれを見下ろして天界気取り

神は・・・いません
 ....
俺が殺害するのは

死にたがっている御仁さ

生きている者は溌剌として

俺を寄せ付けないから

死にたがっている者は 何より

他人を巻き込み殺すことに長けている

だから俺 ....
美しい歌を歌えば

人は集まってくる

人々の美しさにつれて


汚い歌を歌えば

人は集まってくる

人々の汚さにつれて


今、空に星は閃き

それを人はガスの塊だ ....
今日、秋の日は暮れ

世界は己が回転をやめる

今日、秋の日は暮れ

僕達は自分達の世界(ワールド)へといそいそと

今日、秋の日は暮れ

君の髪はその風に揺れ・・・

今日、 ....
幾千の言葉をくぐり抜けて

夜に流星は降り注ぐ

人は自分達の言葉をもって

自滅することを願っていたのだった・・・

僕は「彼女」と二人きりで 丘の上で

天空の空模様を眺めてい ....
真実は暁の外にあって

君は村の外で佇んでいる

やがて来る夜明けを待って

君は一人、焚火を暖めている

遠くから男達の叫声 それでも

君はたじろがない

男達はやがてやっ ....
夜の中に透明な線があって

それは「雨」と呼ばれる

あの日、降りしきっていた雨も

今、僕の頭上では収束している

あの日、乾いた言辞を放った僕も

今や湿った男となった

 ....
外側の光を見て

内側を感じよ

今、至る所で楔は打たれて

人々はそれに似た悲鳴を上げる

君が言葉を沈黙させて 跳躍する時

君は自由だ

今、僕の広大な空に

一つの ....
雨の日に、彼女は・・・

蛙道を通って帰っていく

街々の灯は遠く

自分の歩みだけが灯火だった

学校での辛いことが忘れられず 彼女は

Walkmanの音量を最大まで上げる
 ....
あの子が今日目覚めるのは

コーヒーを飲むためなんだ

明日になったら目覚めないかもしれない

それでもいいや、とそう思って彼女はコーヒーを飲んだ

彼女は学校に行くといじめられる
 ....
天使が翼を広げて

お前の戸を叩いている・・・

お前は眠っている


心を解放せよ

制限を突破し 人々の境を越えて

お前自身となれ


お前は一体何を怖れているのか? ....
yamadahifumi(468)
タイトル カテゴリ Point 日付
自由詩111/12/15 15:27
詩と宿命自由詩311/12/14 11:04
入り口自由詩311/12/13 13:14
詩の真実自由詩311/12/7 11:34
どこに?自由詩011/12/5 22:32
定義を破るーーー詩についてーーー散文(批評 ...111/12/5 12:04
瞬間の美餐自由詩311/11/29 11:51
長い旅路自由詩111/11/28 19:12
一片の瓦礫散文(批評 ...011/11/27 19:00
世に鳴らせ自由詩111/11/26 18:19
自由詩011/11/25 10:58
"光"自由詩111/11/24 8:34
君はそこに自由詩311/11/23 9:49
夕陽のひととき自由詩211/11/20 17:37
君を思う自由詩011/11/19 13:51
「大人の顔」と「赤ん坊の微笑」自由詩111/11/17 10:55
夢の世界自由詩211/11/16 19:06
  物音自由詩211/11/14 16:47
言葉の魂自由詩011/11/11 10:53
心、柔らかく自由詩211/11/11 10:53
悪魔の歌自由詩011/11/10 18:32
光の一条自由詩111/11/9 19:22
秋の日は暮れ自由詩211/11/9 9:27
光の愛自由詩011/11/8 19:26
一つの流星自由詩111/11/8 16:54
表情自由詩111/11/4 17:16
星影のように自由詩111/11/2 17:32
雨の帰り自由詩111/10/29 12:15
彼女の自殺自由詩211/10/26 12:10
起床自由詩211/10/17 3:39

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