きっと…
山崎 風雅


 蒸し暑さ 身体に脳に精神にのしかかる
 石鹸の香り漂うパジャマ着て
 サマードリーム 夢の中

 にじみ出る汗が身体にべたついて
 海辺を望む熱帯夜
 自然の恵みありがたく
 眠れぬ夜に表通りの垣根に座り
 タバコをプカプカ
 思い出すのはいらない思い出
 振り払うこと出来ず
 街灯灯る表通りで柔らかな風に身を任せる

 点灯する明日への想い
 打ち消すようにコンビニまで歩く
 深夜の通りを歩く人はまばらで
 夜の風景に溶け込む

 人は死ぬもの
 限りある生命だからこそ輝きたい
 お金も無いけど健康な体がある
 心さえ豊かであれば
 幸せは寄ってくる
 そう信じるようになって
 人情に触れて
 心の平安訪れる

 四季様様なこの国の季節
 どっかり腰を落ちつけて
 死ぬわけじゃないんだし
 くだらないことに悩むのはよそう

 きっと明日は巡り会える
 運命の人に
 



自由詩 きっと… Copyright 山崎 風雅 2006-08-03 01:08:19
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