仮面の下の心
yamadahifumi

知っているか 心には本文があることを
もし君が嘘ばかりついていたら
君は自分でその嘘を信じて
君の顔は仮面そっくりとなって死ぬ
その君の死の時、ようやく仮面はゆっくりと剥がれ落ち
自然は自己を取り戻す
この交差路の真ん中で今、僕は立ち止まり
人々のそれぞれつけた仮面を見て何を思うのか・・・?
僕のつけた仮面が人よりわずかに分厚い事を僕は願う
そうすれば人々に僕の仮面が嘘だと見破られずに済むから
誰よりも本音を吐露しようと追い求め続けた心を
人々の前に晒さなくて済むから


自由詩 仮面の下の心 Copyright yamadahifumi 2012-06-05 22:24:37
notebook Home 戻る  過去 未来