涙なんて甘いもの
どうして零れないんだろ
壊れてく眼球も
乾かなければもう少し
星空、燃えてた月の白

もう帰るって言っちゃだめだよ

ここは君の靴の中
あったかいはず ....
無機物になりたいとどれだけのあいだ
どれだけ深く
僕は願っていたのだろう
生死も関係ない
時間の錯綜しない
ただ壊れるときがあり
そのことは別に
ただ綺麗でありたいと

有機物の目覚 ....
みな踊る
雨のなか
呼声
応えて倒れる
白い土
赤い空
落ちてくる夢
滑車が勢い込んで海辺にすべる
ああ、またこの場所
既視感は嘘でなく
本当にみた
いつで ....
起きた途端のとんでもない世界が貫通しててそれは何に貫通させられているかといえばマイナスドライバーとかそんなんじゃなくてあからさまにこれはデッカイ棘で、棘って言うからには植物かと思いきや全然植物じゃなく .... 善を取らず
悪すら取らなかった故に

罰を探す
無意識にすることはそれ
いかに己は苦痛を受け入れるか
出来ることならすべての死を傷を
僕が奪うことができたら
それだけを一 ....
何も知りません。
何もできません。
何も見えません。
何も聞こえない。

でも星なら見ることができる。

どうして?

それは、星がもう死んでしまっているから。
死ん ....
目を俯けてないか?
心臓掴んでいつでも天に突きつけられるか?
恥じない目で、空を睨み据えているか?
唄うなら腹から。
拳は真直ぐ。
負けてもいいなんて思うな。
絶対に勝て。
ベソをかくガ ....
天井があった。

体の液体がどんどん吸いだされていくとき
いつも僕は天井を見ている

吸い出されていくときも
流れ出していくときも

足の先が底に着く前に
浮かび上がれるくらいの
 ....
信じることを定義するとしたら
「この人になら裏切られても後悔しない」
と覚悟することだ。

誰かの手を求めるとしたら
「今この瞬間の温もりがあれば、次はなくても生きられる」
と確 ....
生と死の狭間で、人は一瞬光を放ち

生と死の狭間で、人は揺らめいて燃え

生と死の狭間で、人は優しげに笑み

生と死の狭間で、人はささやかに呼吸し

生と死の狭間で、人は一瞬醜く澱み
 ....
見つからないように
息を潜めた
生きることに意味なんかないなら
存在することに意義なんてないなら
もういいから
あっちにいって
見つからないように
息を潜めた

涙が ....
もっと北の国では、雪が降るという。
ここでは雪は降らない。
でも、風が吹く。
そして、空が澄み、
星が降る。

極寒の異国で見た雪は、
見事な華の形をしていた
じっと見つ ....
人ごみに押されて流されながら
また目的に届けない場所に戻っていく
欲しいものは少しだけ先にあって
悪い予感だけが現実になって頬を叩く
それはもう生きているジンクス

歩こうが走ろ ....
探ろうとしていたもんはなんだ
したいことは案外はっきりいつでも言える子どもだった
ずっとずっと
はじめから
自分の進むべき旗を躊躇なく指すことだけは
迷ったこともなかった
進路 ....
追い詰められている。

死ぬってどういうこと?
頑是ない幼児のように、言葉が連なっていく。
死ぬってどういうこと?
どうしてしんじゃいけないの?
なんで生きるの?
何故生きな ....
青が足りない。
気づいたんだ、僕には青が足りてない。
手足がとてもぎくしゃくしてポリゴンみたいなのも
青が足りないせいなんだ。

気づいても、青は足りない。
依然、足りてない。  ....
綱渡りがうまくいく日々を過ごし過ぎて、落下した床の痛みを軽く見てた。

Hardに仕舞うより海にFloat
そこはただ橋さえ架けなければ絶界
そして私は軽々しくWireとAnchorageを打 ....
言葉では伝えられないものが多すぎて
とはいえ言葉にしなければ何一つ伝わらず
だとすれば僕らは
伝わらないもどかしさと闘いながら
いつも誰も見えない場所でもがいている

笑いあうそ ....
衝撃的に衝動を昇華して疾走
緩慢な休日の荘重なる礼拝堂オルガンの調べ
鮮やかな全盲
全知なる父なる全盲なる全聾なる四肢欠損なる神
鮮やかなる全能
ユラギの燃え滓は水に蕩けて死んだ  ....
僕にとってはそれが全て
君にとってはほんのおこぼれ
そんな価値観の差異はもう気にしないから
だから僕にそれを与えてくれ

愛情なんか欠片もいらない
ただ音を
そう鼓動を
 ....
深散(20)
タイトル カテゴリ Point 日付
くちなわ自由詩114/5/13 23:10
有機体の目覚め自由詩208/9/14 4:44
或風景自由詩107/7/11 15:37
混沌散文(批評 ...107/7/11 15:33
はしる。自由詩107/5/31 8:09
Nの複合自由詩207/5/15 10:03
血の熱さ自由詩107/3/22 7:08
漂う自由詩207/3/22 7:06
愛することの定義散文(批評 ...107/3/22 7:01
母性愛自由詩307/3/22 6:03
吐露自由詩307/3/19 4:53
刹那自由詩307/3/11 0:34
rain自由詩007/3/11 0:28
迷い散文(批評 ...107/3/9 16:47
白旗散文(批評 ...007/3/9 16:43
自由詩207/3/9 16:41
覚悟自由詩007/3/9 16:38
決意表明散文(批評 ...507/3/8 15:25
不具の神自由詩307/3/8 15:19
流れ自由詩207/3/8 13:01

Home
0.08sec.