俺は揺れにユレテイル
けれど
皆がゆるゆる笑ってクレレバ
ウクレレくらい軽く弾き
歌の一つでも披露して
皆さんホクホク喜び拍手
してクレレバいくらでも

俺は揺れにユレテイル
けれど ....
あたしがまだ二十代のころ

三十代のひとなんておっさんだった

えふさんもえぬさんもわいさんも

あの頃三十代前半だったんだ

あのおじいさんみたいなひとなんて四十一才

月日はた ....
ぼくらはぼくらを中心とした宇宙しか持っていない

ぼくらはぼくらからしか世界を考えられない

なのに地動説がまかり通っているのがとても不思議


犬の散歩をするひとが冬の街角に消えていく ....
時間がゆったりと流れ
深まる秋の涼風が吹き抜けていく
僕は久々に落ち着き
この世界に居着いている

不思議だ

不思議だけれど
世界は今日、
僕という存在を包み込みながら
今一度の ....
水面から突き出し露わにされた
見えざる岩の 固く 鋭い突端
流れを切り裂いて
空間を満たしとどまることのない
               行進を
                ただ白く  ....
 閉ざされている。
 この窓も、どの窓も。
 ・・・城門も。
 あの森の教会の扉も?

 閉ざされている。
 パリの冬も。
 ニューヨークの夜も。
 もしかしたら私の心も?

 ....
何十年も生きてきて
大抵のことは経験してきた
良きにしろ
悪しきにしろ
これからも色々とあると思うが
なんとか乗り越えられる
大丈夫さ
ここまで生きてこれたのだから
だから心配はしてな ....
静かだ
途方もなく
静かだ
一度脱出してしまったからには
後戻りはきかない
ただ僕は境界に立ち
純白の静けさに包まれている

全てが純白に沈んでいく
肉の痛みも魂の痛みも
全て、全 ....
暗い水底から白装束の女、
ひっそり浮かび現れて
水面で溺れかけている狂った魚に
オイデオイデと手招きする

狂った魚は慌てふためき
一気呵成 水底に向かい沈み込む

白装束の女、そのす ....
鏡にわりとかわいいあたしがいるよ

父のニコレットを噛んで見つめてた

なんだか誇らしげに鏡を見つめてた

いつのまにか母の遺骨を見つめてた


学校から帰ってきたら母が死んでた
 ....
静かに祈っているのに落ち着かないよ

なにしにここに祈りに来たんだ

諸行無常のスローモーション

日常をひとと関わり生きていく

なのに孤独だなんてまったく失礼だろ


深かっ ....
台風のあと散らずにいた
白い小菊の花びらの中に座り
濡れた髪など乾かしながら
やっとひとごこちつく
清涼な香りに
生き返るここちする

草むらで横たわった猫は
生き返らなかった
その ....
さびしかった
つらかった
いつも一人だった


ぼくのこころの中は
いつも
くもりぞら

ときどき
冷たい雨がふり
大風が荒れ狂う


君との出逢いがなかったら
ぼくは
 ....
{引用=
ここには昔きよらがわと呼んだ細流(せせらぎ)があった



なにもしらずにおもいつづけた
 あなたには こよない日々があったとしらずに
なにもしらずにさがしつづけた
 あな ....
命を賭けて紡いだ音調を

なんどもなんども口ずさむ

歩いてるときも部屋に入るときも

なにかに取り掛かるときも

寝るときも起きるときとかも

口ずさみまくれば落ち着くだろうか
 ....
せかいでぼくいがい
しあわせな顔して笑ってる
ゆめのなかでもつまずき
たちあがっては卑しい笑いをうかべる

かつて黄金(きん)色にかがやき
ぼくをみたしていた未来の理想は
さらさらさら  ....
現実的
悲観主義
に寄りすぎると
理想が見えにくくなる世



理想的
楽観主義
に寄りすぎると
現実が見えにくくなる世



大航海時代を越えて
大高快時代を越えて ....
冬空に輝く
無数の星を掴もうと
手を伸ばす幼児のように
ぼくも
毎日毎日
飽きもせずに
手を伸ばして
手中に収めようと
努力してみる
いつもは
面白みのない
心持ちで
つまらな ....
くだらないことしてレッテルはられても

練習ではいたいけな演者が一生懸命

頭のてっぺんから前髪たらして

カツラみたいな顔してシャウトしている

バス停のよこを過ぎていく

夜の ....
理不尽な手錠を一つずつ外していく
もうこれ以上汚れる必要はない

世界を受け入れようと
世界に溶け込もうと
我慢し続ける事は間違いだ

自分が信じる美しさと正しさを 妥協してはならない
 ....
眠りの底で持続する
調和に充ちた音楽の木霊
命を賦活する脈動のグルーヴが
垂直ノイズの魂を
呼んで揺らして歓喜で貫く

流れ込んでは諧調に生き
魂もまた旋律を奏で
わざと目線はずし
うつむいた横顔あまくって
わずかにうるんだ瞳さえ
シロップのようにおもえるんだ。

窓ガラスごしに
おおきなお月さまがほほえみ
いま、灰色のくもが通りかかるのを
もの ....
あしたあなたに提案したい
遺言書を書きましょうと
二人の最後の願いだと
信頼できるひとに託せるような

骨を
二人それぞれの最期の時の
ほんのひと欠片ずつでもかまわない
かならず寄り添 ....
不器用なふたりは

まだ小学生の正義感と

まだ中学生の逡巡と

高校生のような恋愛と

大学生のような季節の風と

二十代のような甘さと

三十代のメリーゴーランド


 ....
空振る言葉
届かない視線
拳を握り締めたせいで
自分の爪が掌に食い込み 血を流す

何かに怒りを覚えた
世界は理不尽に思えた
社会はくだらないと嘆いた
貴方はそんな私を笑った

ど ....
沼のような底だったと思う
金貨を無くしそれでも
…這い上がらねばと試行錯誤から、身包みを捨てた
沼地が枯れた。
死体が多くて餌には困らないと獣たちはいう
喚起に飲み干される時間ならば停止 ....
台風一過の朝ひかりが秋過ぎて

きのうの幸福が嘘のよう

影の長さで測ってみるか

ひとつ幸福でもつねってみるか


あんまり振り幅が

大きいもんだから

失くなることから ....
同僚は羊
羊のくせに出席を取り
羊のくせに宿題を出す
羊なりにはものを考え
羊なりには会議で発言
羊なのに給料をもらい
羊なのにネクタイをしている
あるとき
夕暮れの屋上で呟いた
羊 ....
夢の奥でチカチカ瞬いているもの
柔軟で可塑的な生き物の浮遊する
その余韻に浸ったまま目が覚めた

    ◇ ◇

夢の奥、
瞬きを
チカチカする瞬きを
感触として察知した
それは ....
ぼくは今
青空に
虹ができるのを待っている

虹ができたら
ぼくは
白鳥に姿をかえて

青空へ飛んでいく


虹のプラットフォームについたら

雲の列車の切符を買って

 ....
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