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味方を撃つものも

殺しに来るものも

写真を撮るものも

みんな仲間のようだった

不愉快な仲間だ

宇宙から見たらこの有り様は何だ


死んだらみんな

あっけない顔 ....
あの人に送るはずの希望を

間違ってぼくに送ってきた

気にしない

気にしない

一休さんは気にしないから

冷たく無視でもしておこう


冬空の電飾は

ごみごみしな ....
気にしないでいいからと

そんな優しい嘘を

ぼくみたいについてくれ


閉店まぎわのパン屋にはいつも

じぶんの好きなパンをとって隠す

アルバイトの女の子がいるから


 ....
仕事もテストも駆け引きも

さいきん連戦連敗だ

もう少し若ければ

人生を投げ出してしまいそうなくらい


生きてきた自信かごう慢か

叶わないことに慣れてしまったってことか
 ....
内堀通りを青山通りまで

皇居は暗くて見えないけれど

そんなに高くはない高層ビルの明かりが

なんだかとても優しい夜


自分を傷つけたら追いかけないで済む

だから自分を傷つ ....
泣きたいくらい疲れている

目を真っ赤にして踏んばっている

生きていることがぶれそうになる

無味乾燥の風がふいている


ひとは超能力者じゃないから

ぼくのまもってやりたい ....
あたしがまだ二十代のころ

三十代のひとなんておっさんだった

えふさんもえぬさんもわいさんも

あの頃三十代前半だったんだ

あのおじいさんみたいなひとなんて四十一才

月日はた ....
ぼくらはぼくらを中心とした宇宙しか持っていない

ぼくらはぼくらからしか世界を考えられない

なのに地動説がまかり通っているのがとても不思議


犬の散歩をするひとが冬の街角に消えていく ....
鏡にわりとかわいいあたしがいるよ

父のニコレットを噛んで見つめてた

なんだか誇らしげに鏡を見つめてた

いつのまにか母の遺骨を見つめてた


学校から帰ってきたら母が死んでた
 ....
静かに祈っているのに落ち着かないよ

なにしにここに祈りに来たんだ

諸行無常のスローモーション

日常をひとと関わり生きていく

なのに孤独だなんてまったく失礼だろ


深かっ ....
命を賭けて紡いだ音調を

なんどもなんども口ずさむ

歩いてるときも部屋に入るときも

なにかに取り掛かるときも

寝るときも起きるときとかも

口ずさみまくれば落ち着くだろうか
 ....
くだらないことしてレッテルはられても

練習ではいたいけな演者が一生懸命

頭のてっぺんから前髪たらして

カツラみたいな顔してシャウトしている

バス停のよこを過ぎていく

夜の ....
不器用なふたりは

まだ小学生の正義感と

まだ中学生の逡巡と

高校生のような恋愛と

大学生のような季節の風と

二十代のような甘さと

三十代のメリーゴーランド


 ....
台風一過の朝ひかりが秋過ぎて

きのうの幸福が嘘のよう

影の長さで測ってみるか

ひとつ幸福でもつねってみるか


あんまり振り幅が

大きいもんだから

失くなることから ....
もうだめ

じゃあないだろ

おおきないんせきが

このほしにぶつかろうと

わるいほうこうに

よのなかがながれていこうと

まだだいじょうぶ

いのちをかけて

い ....
命の意味は宗教的

命の意味は種の保存

命の意味は空間的

命の意味は

命の意味はたくさんあるけれど

命の定義はひとつしかない

決めつけたら駄目

決めつけたら駄目 ....
あったかも知れないもう一人のぼくを

過去もみらいも夢想できないけれど

傷つけることなんてもっとできないや


きのうあのひとが嬉しそうだった

ぼくがいなくてもみんな大丈夫だ
 ....
ぼくはいちにちに何百回も

不安になったりホッとしたりしている

手を離してくれないのに

ぼくが手を離しても

手を離してくれないのに

それに感謝することが出来ないのだ

 ....
町のノイズか

バッハのパイプオルガンか

UFOの襲来か

割れたスピーカー音か

耳鳴りか蝉かせせらぎか

滝かドローンか


電子ビームがなにかになりたがる

だか ....
少しばかり荒野だ

もうひとの消えた暴動のあと

キャンプのテントで鼻唄など歌う

凄惨は朝から静謐にくりかえされる

みんな見捨てて

間違っちゃいない

粛々と俺も含めてう ....
クラゲが優美だ

イルカが跳ね上がっている

イグアナがのっしのっし歩いていく

森の木々のあいだから空が見える

人間が笑っている

大きな波がループをつくる

飢餓のキャン ....
紅葉まえの木々からも虫の音が

鈴の音が

降ってくる

星の音が

大マゼラン星雲から降ってくる


もうひとりの自分よ

観測しておいてくれよ

俺に期待してくれよ
 ....
いつもの公園で待ってるから

ガラクタみたいな行進曲

ツギハギだらけの人生だ

くるまに轢かれてもラチられても

なんともならなくたって

なんとかなったって

悪意しかない ....
よくある話さ

きみのヒーローになりたいだなんて

地球や宇宙をまもるわけでもないのに

よくある話さ

きみのヒーローになりたいだなんて


ヒーローって

だれかのために ....
遠くから靴の音、口笛の音かもしれない

僕は歌うかもしれない
だれにも聞こえない、見えない歌を


詩はあまりに裸すぎて
隠さなきゃならない気持ち隠しきれなくて

ポストは赤くて僕は ....
無限上昇のカノンさんの吉岡ペペロさんおすすめリスト(25)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
この世界の有り様は- 吉岡ペペ ...自由詩417-11-20
気にしない- 吉岡ペペ ...自由詩317-11-18
優しい嘘を- 吉岡ペペ ...自由詩517-11-18
いのちを数えて- 吉岡ペペ ...自由詩717-11-15
優しい東京- 吉岡ペペ ...自由詩717-11-8
無味乾燥の風- 吉岡ペペ ...自由詩517-11-7
フレンド- 吉岡ペペ ...自由詩317-11-5
散歩しながら- 吉岡ペペ ...自由詩217-11-4
見つめてた- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-31
コノヤロウ- 吉岡ペペ ...自由詩217-10-30
音調- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-29
テレビが愛だった- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-29
メリーゴーランド- 吉岡ペペ ...自由詩217-10-29
朝のひかりと影の長さ- 吉岡ペペ ...自由詩617-10-28
昨夜の風- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-23
優生思想のバラード- 吉岡ペペ ...自由詩717-10-22
楽しそうなみんなよ- 吉岡ペペ ...自由詩417-10-18
感謝- 吉岡ペペ ...自由詩317-10-16
不協和音- 吉岡ペペ ...自由詩417-10-11
俺はヒーロー- 吉岡ペペ ...自由詩517-10-9
地球<量子- 吉岡ペペ ...自由詩617-10-8
大マゼラン星雲- 吉岡ペペ ...自由詩1317-10-5
いつもの公園で- 吉岡ペペ ...自由詩1217-10-2
ヒーロー- 吉岡ペペ ...自由詩212-6-15
遠くからの音- 吉岡ペペ ...自由詩1009-6-16

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