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朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
とか言って繰り返す日常が様々を希釈しているから
色々な感覚がゆっくりと麻痺していくんだけど
眠くなる様なスピードだからわかんないよね
俺も世界が何を言っているのか本格的にわからないし
 ....
人魚姫はハッピーエンドじゃないけど

人魚姫は幸せだった。好きな人がいたから

自分の命を犠牲にして好きな人を助ける

悪い事は絶対しない。信用が大切。



苦しい事でも楽しけれ ....
{画像=120109021256.jpg}



君に一等賞をあげよう!

神さまが居たんだ
表参道の交差点から明治通りを渋谷方面へ歩いていたら
通りすがりの神さまが振り向き様に僕の肩 ....
{ルビ宙=そら}に向かって 翳した{ルビ掌=て}
ちっちゃな指の隙間から
見える夜空

月と星 天上を照らす
蒼白く磨ぎ澄まされた星々は
夜の静間に息づいて
光年の{ルビ刻=とき}を数え ....
乾いた空をぶっ飛ばしてゆくぼくたちは

武器をもたない天使

光速のロックンローラー


ベルリンの地下のクラブに生まれて

とんがったバラードを歌い続けてアイスランドの火山を

 ....
傾いた街灯、その足元は
海底と繋がっており
一回の視野の中で
復元されたサンタマリア号と並ぶ
その奥で
ガラス張りのビルが
頭、胸、腹を平らに
ものとものとを繋げている
それは1995 ....
<1>

これがなければ
生きることができなかった

これがなくても
たぶん死ねなかったけれど

これがあったほうが
人様に迷惑をかけない
はずだった

これがあったほうが ....
{画像=120107025333.jpg}

物理的に日常は君の手の内にある

それは始まりの鐘と終わりの電子音

成り立つ現実はクラクションと排気ガス
感熱紙に爪の跡を残すのは意味のな ....
{画像=120107025333.jpg}
髪の毛が少し伸びて珍しく風邪をひいていた
困ったような笑顔は変わらなかった
何かを言い出そうとして飲み込む癖もそのままだった

最後の電話で何を伝 ....
優しい人は嫌いです

嘘をつかない人を信用しません

だってわたくし人間ですもの

こんなに理不尽で

こんなに誠実な

人間と言う

愛すべき生き物


裏のない人は嫌 ....
愛する{ルビ女=ひと}と結ばれる前 
この手は一度、天にあずけた 

働く場所が決まる前 
この手は一度、天にあずけた 

これから家族3人で 
叶えるたった一つの夢の為に 
妻のぬく ....
誤魔化すのはなしさ
これ以上はなしさ
さあ 君は君をもっと信用して   君は僕をもっと信用させて
さあ 君は君をもっと活用して   君は僕をもっと惹きつけて



落込んでばかりだ ....
溺れる人が
泳げないとは限りません
泳げるはずなのに
溺れてしまうことは
よくあることのようです
また
溺れた人を助けようとして
しがみつかれて
共に
溺れてしまうと
いうことも多 ....
捨てたはずのプライド
尖ったまま劣化している

踏みつぶしても痛くないのに
だらだら血だけが流れてきた

カッコ良く生きたいんだ
輝く自分でいたいんだ

口が裂けても言えない言葉
 ....
もやいがほどけて

岸からゆっくり離れ惰性ですすむスワンボート

寂れた観光地の人工湖は静かでのっぺりしている

スワンボートは誰も乗っていないんだったら

おひまをいただき

ペ ....
きっと その
水色の子は
女の子でしょう

あなたに 毎日
愛をささやきに
来たのでしょう

私の真っ白い子は
おしゃべりで甘えん坊で
食いしん坊でした

どこからか
飛んで ....
 
朝起きたら、外に出よう

白い息を吐きながら

此畜生と吐きながら



 
南島の
国際通りでるつぼに会おう
安里から
牧志にかけての人だかり

沖縄三越の道向かいから 平和通りはかまぼこ型で
龍の捩れる ガマほどにあやしく
おいで おいでよ
ほの暗くゆるやか ....
隣に座った      ちょっと久しぶりに
隣に座ってくれた    ちょっと久しぶりに
緊張して慌てて     なんでもない すまし顔モードへ


ドキドキ速くなっていく
ときどき伺おうと ....
かこぉん・・・と靴音
軋む、非常階段


感情を言葉に変えた瞬間から
わたしは
燃えないゴミのように無機質な
存在に変わってしまうのだろう

語りすぎるのは
良くないことだ
見つ ....
気合入れて目覚めても
去年となんら変わることの無い朝だった

それでも
いつもの年とは変えよう
変えてみよう

初春は一途な決意が大切なんだと自らを奮い立たせ

買いだめしておいた菓 ....
去年
義母が急逝した

晩年
持病で苦しんでいて
会えば
病気の苦しさばかりで
死にたいけど死ねないのよね、と言われると
そんなこと言わないでと
答えながら
鬱屈した気持ちになった ....
年が改まり 今日から新年なんだ
モソモソと布団から這いずり出して 袢纏を引っ掛け 
いつものように 新聞をポストに取りに行ったら
電話帳みたいな ぶっとい紙が捻じ込まれていた

こんなもん、 ....
 あけましておめでとうございます。   たま




 オロチ

箸は一本でいいと言う。
ふたりの子は箸を一本ずつ持った。
狐の権太はうどん屋に化けて
村の二本松の辻に店を出してい ....
冷たい夜の風に星は瞬き
この頃よく夢にみる、すれ違いに別れたひとたち
呟いても、のみ込んでも、きみの言葉が思い出せない
…遠く、ひとつ、またひとつと寂しさが重く肩に積まれて
振り返れ ....
彼女は盲目でした。


{引用=ラプンツェル}



元来、周りに関心がなかったのか
そういう性格なのかは分かりませんが

彼女はいつも、独り。
歌っていました。
 ....
  西日でぬるくなった床に
  灰色のハンチング帽を落とす
  埃の膜がふんわりと散って
  光の白い模様を描く
  リュックサックをベッドに抛って
  窮屈なコートをハンガーにかけ ....
小さな冷たい森の中の
白く可愛らしい喫茶店で
少女が朝の紅茶を飲んでいる。


少女の華奢な肩の上では
うぐいすが首を傾げて
こくり こくり
居眠りしている。


1人の ....
熟成した
ありがとうの肩越しに
平坦な
おはようとおやすみの隙間から

垣間見える結び目

熟練した
ごめんなさいの背中に
平熱の
いってきますとただいまの文字間から

透 ....
木原東子さんの自由詩おすすめリスト(832)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
どんなことをして大人になった?- ホロウ・ ...自由詩8*12-1-10
もう、しませんから- 虹村 凌自由詩512-1-10
苦しくても楽しければ- ペポパン ...自由詩7+*12-1-9
君に一等賞を上げよう事件_/_冬もやっぱり不思議話- beebee自由詩34+*12-1-9
【_夜の雫_】- 泡沫恋歌自由詩17*12-1-8
2012年のロックンローラー- 梅昆布茶自由詩812-1-7
神戸におけるコントラスト- 中川達矢自由詩612-1-6
仮面- nonya自由詩27+*12-1-6
電子音の向こう- 永乃ゆち自由詩3*12-1-6
夏だった- 永乃ゆち自由詩4*12-1-6
この愛すべき生き物を- 永乃ゆち自由詩1*12-1-6
明日のドア_- 服部 剛自由詩12*12-1-6
上昇螺旋- komasen333自由詩2*12-1-6
溺れる人- そらの珊 ...自由詩13*12-1-6
叫び- 未完自由詩7*12-1-6
スワンボート- 灰泥軽茶自由詩6*12-1-6
幸せな子- 森の猫自由詩15*12-1-5
此畜生- 殿上 童自由詩26+*12-1-4
るつぼ- 乾 加津 ...自由詩18*12-1-4
フェイク・スリーピングバス- komasen333自由詩1*12-1-4
静かなスクランブル- 銀猫自由詩18*12-1-4
It's_a_beautiful_day(変わらないひと)- 恋月 ぴ ...自由詩28*12-1-2
薄墨の絆- そらの珊 ...自由詩24*12-1-1
【_お正月は嫌いです_】- 泡沫恋歌自由詩27*12-1-1
新春お年玉セット- たま自由詩23*12-1-1
one_by_one- アラガイ ...自由詩6*11-12-30
ラプンツェル- 愛心自由詩511-12-29
裁縫- 草野春心自由詩7*11-12-29
春告げ鳥- 黒木一見自由詩611-12-29
きずな- nonya自由詩19*11-12-28

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