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水面の月が欲しいと泣いた

夜店のだみ声が怖かった

火をつけた理由はそれだけだった

鉄格子に囲まれた部屋は居心地が良かった

僕は外の何者にもなりたくはなかったのだから
あの日空は群青色に染まっていた

空き缶を蹴ると仕度前の飲み屋の看板に当たった

僕は酔わない

胸の合鍵は冷めたままチャリッと鳴った

何処かへ行きたくて何処へも行けなくて今日も都バ ....
思いが成さないのには
何か意味があるんだろうか。

あなたに会えなくて
あなたの夢を見て
泣きながら目覚めた夜にも
何か意味があるんだろうか。

あなたに愛されないままに
生きて行く ....
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物理的に日常は君の手の内にある

それは始まりの鐘と終わりの電子音

成り立つ現実はクラクションと排気ガス
感熱紙に爪の跡を残すのは意味のな ....
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髪の毛が少し伸びて珍しく風邪をひいていた
困ったような笑顔は変わらなかった
何かを言い出そうとして飲み込む癖もそのままだった

最後の電話で何を伝 ....
優しい人は嫌いです

嘘をつかない人を信用しません

だってわたくし人間ですもの

こんなに理不尽で

こんなに誠実な

人間と言う

愛すべき生き物


裏のない人は嫌 ....
木原東子さんの永乃ゆちさんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
水面の月- 永乃ゆち自由詩4*12-5-13
都バス- 永乃ゆち自由詩6*12-5-13
決意する日- 永乃ゆち自由詩5*12-2-13
電子音の向こう- 永乃ゆち自由詩3*12-1-6
夏だった- 永乃ゆち自由詩4*12-1-6
この愛すべき生き物を- 永乃ゆち自由詩1*12-1-6

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