すべてのおすすめ
処女の下着を脱がすみたいに
やさしく一枚一枚皮膚を剥いでいっては
シミの痕 ホクロの母斑
何も残らない生鮮な肉体を
あなたの前にさらけださせて
あふれだす粘液
真っ赤な舌でコロコロと舐めま ....
障害者の弟がいる。
障害者の弟って、恥ずかしい。
昔から思ってきた。考えないようにしてきた。
消極的ではあるが今、正面に立つ。

障害者は当然、馬鹿にされる。子供の無邪気さは残酷で、仲間外れ ....
仕事を一生懸命するひとが人格者とは限らない
重要なことは考えないで決めている
酒は一日の疲れを酒の疲れにすり替えてくれる
家で飲む酒は川の水のように重い
永遠の緑は情熱の持続を教えてくれている ....
夜中に灯油をいれる
つばめが驚くから電気をつけられない
灯油をいれるもの
懐中電灯で照らすもの
ふたりで作業することになる

ひとりでできることなのに
つばめがぬくぬくとすごすために
 ....
 
 
やすみなさい
明日できることは
明日の楽しみ
だから
取っておきなさい

おやすみなさい
眠る君に言う
起こさないように
明日の君の
幸せのために

今日できること ....
ぼくは病院を経営していた叔父叔母に育てられました
ぼくの部屋は病室でした
かたくて高いベッドと狭い机しかなかったけれどなんの不自由もありませんでした
妹の部屋は病院の最上階、叔父叔母の居住するフ ....
{引用=
繋ぎたい手をわざとに隠す
距離に焦がれる眼球を
胸に取り込んでベッドまで持ち帰る
ランプの灯りに意識を漂わせて
アルコールを一口舐める
(あの丸くて柔らかいの欲しいな)
(ホル ....
あの小山のてっぺんの公園に
十七のぼくは二十六の女と上った
ふとくてぐねったまっ白いアスファルトの道
したで買ったハンバーガーは
チーズの足腰のない冷えた匂いと
ピクルスと湿っぽいパンの淋し ....
こぼしちゃいけないってがまんしているきみの
その眉間のしわが好きなんです
吐息が融解していく夜の海に
降りしきる雨はひそやかな銀

さようならをうまくただしく言おう
そのためにわた ....
ぎざぎざだ
尖がった角は ひっこまない
じぐざぐに歩くしかない気持ちになってくる

出会いがしらに
そっけない会話
電車のドアがあいて
目をあわせないで降りる

しあわせ
探してる ....
辛く悲しく惨めな時こそ

背筋を伸ばし天を仰げ

頭上に高く

望月は昇り輝く

冬の寒風にさらされているのは

君だけではない

葉の落ちた街路樹も

あの ....
半分以上寝ぼけた君が

また行っちゃうの?
帰ってきてと
つぶやいたような気がする

君は猫のように体を丸めて
ぬくもりを求めている

時間が流動する

体液も流動する

唾 ....
青い雨と蛍光灯の光が見える
朝めざめてまだ空いている車中で
ぼくのまだ冷たい鼻を中心に
きょうも世界を考えはじめている

命を使いきることを課していたら
不倫なことはしたくなくなる
どう ....
汝こぼすなかれ
汝、精を地にこぼすなかれ
一粒の麦・・落ちて、死なずんば、ずんば、んば、あばばばばば

           ❤

2024年、ウィルスの細胞変性効果に着目し ....
喉を掻きむしりたくなるのは
山の輪郭を際だたせる秋の夕暮れ
寂しげな街路樹は
話し相手を欲して
その幹を、枝を、四方八方に広げるが
望み叶わず
排気ガスに体を犯され空しく朽ちる
おまえは ....
今日、新しいことを学んだ

だけど、今日学んだ事はずいぶん昔から

世の中の常識だったらしい


自分の中に、新しくインプットされたことを

ほかの人はずっと前から当たり前に知ってい ....
{引用=


うばっていくんだろうとおもっていたんだ
記憶もにおいも痛みも。
酸素さえぼくらは不必要に摂取してしまうのだから
なにかを共有することなんて出来ない



ひとつのせか ....
墨の枝が地にとどく
雪は雪に震えつづく
ひとつ押され
黒く点る


道が夜を決め
灯が季をくくる
心は薄く
水は水に


海のむこうの霧
羊のなかの髪と風
 ....
花冷えの雨はやむことがなかった

低い山にガスを這わせて

四分咲きの桜花を辱めて

花冷えの音がやむことはなかった


電車が運んでくれるそのさきに

灰の街が自意識に苛まれて ....
{引用=
嫉妬に狂った女が送ってくる
ヒステリックなメール
私が貴方の何かを奪ったのだという
よく分からないのだけれど
だとしたら謝らなくては?

ごめんなさい?
違う、もっと別の
 ....
貝柱の干物を買うために

レジに並んでいる僕

やがて順番が来て

金髪の日本人女性が

レシートをくれた

ランダムでアナグラムな

数字の羅列だが

「愛しています。」 ....
菩提樹には行灯が燈され、友去れど、
煌煌と燃ゆる仏塔の真下にある線香立て。
黄土色の砂の上に千個も建てる、明りの仏塔。
携帯電話の電波も届かない異界。
孫悟空の頭に食い込む輪っかみたいな額。
 ....
ぷすぷすぷすぷすと
情緒のねんりょうが切れかかっていて
空を見上げたら
ライオンの むれ
きれぎれにはなればなれ

とげを自分で取ってしまいました、引っぺがしたところからおもいでが樹液 ....
黒尽くめ



マドモァゼル




吹かす

Dominican cigar




煙の宙



泳ぐのは



鉛の魚

 ....
グアムワイハ、イタリアなんかくそ食らえだ
ユーラシアアメリカオセアニアアフリカ大陸くそ食らえ
夜の11時半、新宿のロータリーで拾ってもらって
車の中でキオスクのサンドウィッチ缶コで流し込んで
 ....
1  月はまるで、地球の薬指に光る真珠のようだ。
2  月はまるで、大きな藍闇に光る女の目のようだ。
3  月はまるで、私の心を映す鏡のようだ。     欠け行き満ち来る銀鏡。
4  月に呼応し ....
二十六才のお姉ちゃんが十月に入院した
おじさんはボクに
「入院してから笑うことを忘れたみたいなんだ。」と
ポツリと言った。

ボクは、お姉ちゃんを笑わせることができないか
そんなことばかり ....
お早よう! 夜が明けた
全くひどい嵐だったが
ノアの箱舟の諸君、
どこでも好きな所へ行きたまえ

全くひどい夜だったよ
川を流れるオフィーリア、
太陽の光は残酷なものだ
もうお前の顔に ....
{引用=
他愛もない笑い話をして
おどけた返事をする

きみは
僕のことを
僕よりも詳しくて
その華奢な肩に
少しの間
体重を預けたくなったり
する時がある

でも僕が
そん ....
桜の花が咲く 花が散る
花の影がわたしを斑に染める

晴れた空はうつろに息づいている
わたしにきららかな憂愁が降る

胸のうちをほの白い人の列がゆく
半透明に やや蒼ざめた横貌を見せて
 ....
小野 一縷さんの自由詩おすすめリスト(462)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
渇き- メチター ...自由詩3*10-4-4
手付かずの未来- ぽこぽこ ...自由詩5*10-4-4
一日の疲れを- 吉岡ペペ ...自由詩410-4-4
つばめのいる家- 朧月自由詩410-4-4
おやすみなさい- 小川 葉自由詩3*10-4-4
幸福- 吉岡ペペ ...自由詩11*10-4-3
((心E/D房))- 高梁サト ...自由詩10*10-4-3
六月の涙、アスファルト- 吉岡ペペ ...自由詩1510-4-3
もらす- あぐり自由詩8*10-4-2
一緒にかえろう- 朧月自由詩410-4-2
祝福- 蒲生万寿自由詩1*10-4-2
ほとんど麻痺をすることで僕は人を愛することが出来る- 真島正人自由詩7*10-4-2
春の青雨- 吉岡ペペ ...自由詩510-4-2
陰陽同体手術- salco自由詩9*10-4-2
在処- 寒雪自由詩410-4-1
まだまだ、こどもかな- くろきた自由詩510-4-1
そうか、これもきみとのものか。- あぐり自由詩6*10-4-1
冬と冬- 木立 悟自由詩410-4-1
花冷えの街- 吉岡ペペ ...自由詩810-4-1
ハッピーエンド- 高梁サト ...自由詩10*10-3-31
ウォーク_スルー_ラヴ- ハイドパ ...自由詩9*10-3-31
ギャグめく仏塔- ぽこぽこ ...自由詩2*10-3-31
あたら- 唐草フウ自由詩11*10-3-31
_Dominican_cigar- 唯視自由詩410-3-30
旅の思い出- salco自由詩6*10-3-30
満月は欠け始めた。人類は月を10万年間も見て来て、・・・・・ ...- salco自由詩9*10-3-30
お姉ちゃんのこと- 板谷みき ...自由詩6*10-3-29
_朝の歌- salco自由詩4*10-3-29
なみだ- 高梁サト ...自由詩6*10-3-29
桜_時- 塔野夏子自由詩5*10-3-29

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