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線路脇に
薄紫の花が群れ咲く
春はこういうところから
姿を見せる
和らぐ風に揺れ
待ちかねた日を浴びている
「我等この花以上に何を知るというのか?」
花以上でもなく ....
「夏が逝ってしまう…」
ジム・モリスンは歌い
そして彼も逝ってしまった
私は逝けないと同時に
何処にも行けない
思いは飛び立つが
私は此処にとどまる
....
ビルの間に光る雷(いかずち)を
線路脇のすえた場所から
小便と浮浪の徒の
臭いに包まれ眺める
汗まみれのTシャツに
作業ズボンの私
人の浮き沈み
....
寂しくとも
悲しくとも
背筋を伸ばし
顎(あご)を引き
奥歯を噛み締めて
ゆっくりと歩め
風と風の合間に生き
雲と雲の隙間に
自由への憧れを見出す
我は旅人
行き着く場所など何処にも無い
それでも
旅そのものを求め
手をひろげ
....
辛く悲しく惨めな時こそ
背筋を伸ばし天を仰げ
頭上に高く
望月は昇り輝く
冬の寒風にさらされているのは
君だけではない
葉の落ちた街路樹も
あの ....
希(ねが)わくば我を遠き過去へと放ち給へ
国も無く、法も立つ前の世へと
魂が剥き出しで居られ
身体の傷が生きる証しであった
あの日々へ
ねぐらも無く、雨風に吹き ....
手があるから
何も作ることが出来ない
足があるから
何処へも行けない
頭があるから
本当のことは何一つ考えることが出来ない
体があるから
心があ ....
荷を捨て
独り旅立ち
異国の河辺にたたずめば
思い出すことに
寂しき我が身に涙零すこともあるだろう
河面に映る私は
過去の者か?
これからの者か ....
あなた。
私。
死ぬ。
生まれる。
生きる。
生命。
宇宙。
全て。
ひとつ。
AUM。
自らの居場所を知りたいのなら
ただ詩(うた)を歌え
一つの視点に立ち
高らかに歌え
恐れも
喜びも
嘆きですら
恥じる事なく
ひたすらに ....
どうだ
この青い空は
雲はうすく横に流れる
梅雨入り前の夏だ
私の背を押す日の力
気持ちいい
楽しい
今、大地が裂け
一瞬にして世界が失 ....
小野 一縷さんの蒲生万寿さんおすすめリスト
(12)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
諸葛菜(しょっかっさい)
-
蒲生万寿
自由詩
3*
11-4-3
Who_am_I_?
-
蒲生万寿
自由詩
2*
10-4-22
宵の街
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-4-21
attitude
-
蒲生万寿
自由詩
3*
10-4-12
旅人
-
蒲生万寿
自由詩
2*
10-4-7
祝福
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-4-2
希わくば…
-
蒲生万寿
自由詩
2*
10-3-29
逆説
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-3-26
バラナシ
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-3-24
体験
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-3-23
忘れたもの
-
蒲生万寿
自由詩
1*
10-3-22
初夏
-
蒲生万寿
自由詩
2*
10-3-11
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