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桜の花が咲く 花が散る
花の影がわたしを斑に染める
晴れた空はうつろに息づいている
わたしにきららかな憂愁が降る
胸のうちをほの白い人の列がゆく
半透明に やや蒼ざめた横貌を見せて
....
白い光がふちどる窓辺で
二人はふるえる菫の口づけを交わす
二つの華奢な心臓が
透きとおってしまいそうだ
小野 一縷さんの塔野夏子さんおすすめリスト
(2)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
桜_時
-
塔野夏子
自由詩
5*
10-3-29
早春小曲
-
塔野夏子
自由詩
4*
10-3-11
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