〜Alfred Hiscock's motion picture “Frenzy”


{引用=That night I saw her for the first time was warm
 ....
ええ、ええ
彼、もう10年以上になりますよ
勃起人に名を連ねてから

最初は付き合いだったらしいけど

「俺、そんなに勃起しないし、柄じゃないんだよなあ」
とか言ってたんだよね

そ ....
いいから、と君が言うからいいかあ、と とろけてゆくの朝の素肌に


もう顔も見たくないのにあの海の写真のきみは女神みたいだ


かなしいよ、かなしいよああ、どうでもいいチャンネルにして少し ....
うす青く空にひらいたドアの隙間から
輝く雲が覗いている
今も遠くはなれて君をおもう
見えない手のひらで
君をそっと抱き寄せる
(いつの日もよすがを探している)
(途方に暮れて)
あるいは ....
まっくらだったのに
その男は普通に部屋に入ってきて
箱を置いていった
その大きさは幻聴に悩む私の音域ほどもあり
身震いする
いく日もほっておいたお風呂の水を
ざぶとかけられた気分

隣 ....
急逝蝶苑だったのだ
ドップラー効果を知っている
無線無料タクシーに 乗って
ダンゴ虫のポーズを とって
行き着いた 場所は
             
碧の体液は セルロース製では
 ....
噴水の水が初夏の光に輝いています

少し汗ばんだ笑顔が眩しかった

指文字の「ら」を示しながら
クロスフィンガーサインの意味を
教えてくれた。
 

橋のたもとで

待っていたの ....
ジューン・ブライドだね
チャペルの外は太平洋高気圧
反射がすごいね 気絶しそうだまばゆい純白
ブーケを抱えて大切そうに
まるで貴女は幸せの{ルビ女神様=Goddess} おめでとう{ルビお姫様 ....
うたいながら空をみあげ
雲のあいまいなかたちの心象

いちまいの絵をみる
あおい空としろい雲のありきたりの事実



ドイツ語でぐーてなはっと
バッハがつぶやきう ....
缶切りで鯖味噌缶を開封し背中まるめてわぶわぶ食べる

薄荷飴ひとりで舐めてさびしがる君のことなど想ってみつつ

朝刊の明朝体が目に刺さる夜明けどこかで鳥が鳴いてる

晴れた日の午睡が好 ....
ジョギングする人とすれ違った
ネクタイをゆるめた長身の男の腕をつかみ
バランスをとりながら女が自転車をこいでいた
こんな夜中にこんなところを男女で歩いているとは
ふたりはどれだけ寂しかったのだ ....
{引用=
緩やかな咀嚼が
下痢を引き起こすことなく
幾何学によく似た
紋様を作った
ここは
水面
水面下は、見えない

緊急の事態には
コールボタンを押し
だれかれかまわず
助 ....
文通はするけれどお互いの電話番号は知らない
そういう関係はたくさんあっただろう
そしてふたりはたまに会う
一緒に歩いたり美術館を巡ったりご飯を食べたり
そういうふたりはたくさんいただろう
電 ....
この悲しみはひとにやさしくなれる

いちど別れた女となんねんかぶりに会った

肌をふれあわせる以外のことを夜通しした

この女は最愛だったが

ふたりで制度のなかにくるまれることはなか ....
お前の母ちゃんの子宮にはアリゾナの青い空があって
乾いたハイウェイ沿いにただ1軒あるガソリンスタンドで
お前の父ちゃんが働いていたんだよ。
ただお前は地下に埋設されたガソリンタンクからではなく
 ....
ほらほら
みんながえずいてる
サザエのせいで食中毒
貝にあたると悲惨だな

さーて、来週のサザエさんは

カツオです
深夜、姉さんたちの寝室を
こっそり覗いてみたら
営みの真っ最中 ....
ころしてほしい
たとえば私が私の人生などを喋りだしてしまう前に

ヴァギナ

杭を打たれた中心から
痺れるような喜びが弧を描き広がり 全身を包んでく
傷口は限りなく純粋な体液を滲ませな ....
ささやいて ( (痛いの、痛いの、翔んでゆけ) ) 柘榴の夕暮れ滴るように 三本のアジサイの木はふくらみて六月に入り咲きいださんと

豊かなる朝の陽を受け今朝もまた歌書きつまに贈らむとして

出勤す妻のこころをはげまさん朝食ととのえ漢詩紀行をみる

今日も ....
さーて、来週のサザエさんは

ワレ、もといワカメです
このあいだ、お兄ちゃんのお友達の
中島くんが訪ねて来たんだけれど
私以外は誰もいなかったので
「ごめんなさい。今は私だけしかいないの。 ....
君のいたソファーにひかり、いま君は別の銀河に。so far away 貴方に愛されたいと願った 声を失くした人魚姫のように



新緑は 初夏の日射しに 色を増し ヒレの無い足で 外に駆け出す



満月の夜は 鱗を落とす 微かな潮風に 故郷を思う
ただの鉄塔を見つけた

ただの言葉を思った

傷つけたり不信がらせた

さっきのただの言葉

あとなんにち人間やれば

まともなただの男になれるんだよ

おーい、東京タワー、

おまえは、来年あたり、 ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
シャガールの恋人たちよ天蓋に夜を満たして水浴びしなさい

留守にして帰り着いたら生き延びた薔薇が幾つも咲いていました

ビッグバン、インフレーション自鳴琴の箱を開いた誰かがいました

鎌倉 ....
彼はいつはじけたとしてもおかしくない赤い悪魔のような人だ


「君のパスタはすごくうまいね!でも俺のマンマの味には劣るけどね!」


彼の幸せとは愛人とサッカー観戦することでわたしじゃない ....
藍をぬぐしろはあさを見 みぶるいし夜は反転しぬるいねむりがふる

薄蒼い窓いちまい向こう側にはじまる新しいきょうに馴染めず
ひとを責めずに全力を尽くそう
ひとを裁かずに全力を尽くそう
そしてなにものかにお任せてしてしまおう

なにものかはたたずんでいる
世界にみちて存在をしている

責めず裁かず全力を尽くして ....
北山通の並木かなしむ夕暮れの色はほんのり青さをもって


少年が息をひそめていたわけは蛍でしょうか哲学のみち


宇治川を背に立つ君の少しだけ歴史を知っていることが ....
空が手招いて、大地が手招いて、 引きちぎれ、ぶっとんじまった私は、
私は私は私は・・・と口をぱくぱくさせながら 、
「お前は誰?」と、やけに希薄な空に問いかける。
言語は共通ではなく、私に見 ....
ハイドパークさんのおすすめリスト(600)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
How_the_scumbug_affects- salco自由詩1*10-6-10
勃起人- 花形新次自由詩3*10-6-10
むっつ- はちはち ...短歌9*10-6-9
感触- 石瀬琳々自由詩13*10-6-9
- ふるる自由詩7*10-6-9
急逝蝶苑- 鵜飼千代 ...自由詩7*10-6-8
ピンクのガーベラ- 板谷みき ...自由詩3*10-6-8
水無月花嫁- salco自由詩7*10-6-7
ここにいるために- ベルヤ自由詩6*10-6-5
六月のBGMはレット・イット・ビー- 吉田ぐん ...短歌1510-6-4
青山一丁目から- 吉岡ペペ ...自由詩810-6-4
幸福な結合- 真島正人自由詩5*10-6-3
文通- 吉岡ペペ ...自由詩310-6-3
宇宙のものまね- 吉岡ペペ ...自由詩14+10-6-3
遺伝子_青色1号、黄色4号- salco自由詩14+*10-6-2
よりぬき来週のサザエさん- 花形新次自由詩6*10-6-2
ヴァギナ- デラシネ自由詩2*10-6-2
ざくろ- ことり ...短歌310-6-2
六月に入る- 生田 稔短歌310-6-2
来週のサザエさん- 花形新次自由詩3*10-6-1
sofa- ことり ...短歌210-6-1
人魚姫- ミツバチ短歌8*10-6-1
ただの鉄塔- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...8*10-5-31
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
話しかける五月- 小池房枝短歌16*10-5-31
イタリアの恋人- 七波短歌410-5-31
朝方の眠り- はるな短歌110-5-30
神のみぞ知る世界- 吉岡ペペ ...自由詩9+10-5-29
京都慕歌- Rin.短歌28*10-5-28
分裂- デラシネ自由詩1*10-5-28

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