すべてのおすすめ
 ぼくはまだいちご泥棒と眠りたい置き忘れたものばかりの園で


 衝動を積み上げていく指先に梶井のレモンわたしのオレンジ


 気だるさはインクに滲み水底の青い散文髪に絡まる
 ....
*一時限目 数学*

美しき微分/麗しき積分/淫らな糖分=知性の所望するもの<睡蓮たちの睡魔 
無限の輪っか((エタニティー=ハニーディップ×2))
を、黒板の隅に小さく描く

カリカリカ ....
あおい蕾が
春の嵐にぽきん、と折れて
公園のくずかごに捨てられている



花の命のありかがわからなくて
こわごわ抱いて家に帰る



光に翳すと
やわらぎながら
ほどけてゆく部屋



輪郭をも ....
{引用=からだの奥から
たらたらと
わたしが滴り落ちていく
産声とともに泣いた日の
わたしの初めの一滴を含んだ雨で
シーツを洗いたい

足跡にそって
てんてんと広がった池を
みじめな ....
{引用=
赤くて甘い熟れた先端よりも白くて硬くてすっぱいお尻を
齧ったときのほうがずっと春に近づけるんだってさ。
朝から晩までへたのまわりに齧りついたのに、今日の天気は雪です。
舌がただれて痛 ....
{引用=銀色の月を砕いた細雪
虚飾の街にも、しんしんと
上野発カシオペアはふるさとゆき
すれちがう旅人のなつかしいアクセント


耳の奥では遠い遠い子守唄
かあさんの声、 ....
{引用=ジャンクフードからドッペルゲンガーまでを
わたしの小さな世界の一員と認めて陳列したストアで
コスモポリタニズムを宣言するの。
エキセントリックな彼を愛する彼がとても好きだから
シャネル ....
+


花が散るころにわたしは女でした。女になってしまい、
鉄鉢の中の百枚の花びらが
蝶のように羽ばたき、遠ざかるのを眺めた


+


花びらのひとひらを虫ピンで留め ....
ハイドパークさんの夏嶋 真子さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
翠雨- 夏嶋 真 ...短歌28+*10-6-15
17歳のエニオン- 夏嶋 真 ...自由詩45+*10-5-31
- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...29+*10-4-9
火群- 夏嶋 真 ...自由詩37+*10-4-2
((いちご)のつぶつぶ。)革命- 夏嶋 真 ...自由詩30*10-2-2
Sonnet_菜の花- 夏嶋 真 ...携帯写真+ ...23*10-1-27
解放区- 夏嶋 真 ...自由詩23*10-1-6
連詩「四季」_竹中えん_夏嶋真子- 夏嶋 真 ...自由詩2809-12-26

Home
すべてのおすすめを表示する
推薦者と被推薦者を反転する