この町は
砂漠に飲まれ
閉ざされた
衛星からも
とどかない場所
{引用=


8センチ隣でただしく眠ってる、きみに呟く「死のうか」なんて。


どうしても受話器ごしでは無理なのね いっしょに歌う、そんなことすら


この夜のふかいとこにきみがいて ....
ツツジの花束を渡したことはない

あんなに清浄で芳しい花であるのに

街にはツツジがあふれているから

当たり前や普通のことに

リスペクトしてゆくのは難しいようだ

ツツジの花束を渡したことはない
 ....
ぼくたちはなんによって生きるのか
なぜピアノという楽器がいまもあるのか
歩きながらそんなことは考えまい
ぼくはきみを抱きしめていよう
きみにひとりじゃないことを
伝えるために暇つぶししていよ ....
語義 ; ありふれた、つまらないものの意。転じて自我の喩え。


英語ではたわごと、下らない事象を喩えて「牛の糞」と言うが、あれは農業国時代に
どっさり在ったものであって、現実的な経験則にして ....
春休み
きみをみつけて
魚釣り
偶然はもう
運命じゃない?
自然っていいことなんだろうか
歩きにくかったり臭かったりそれも自然だ
香水なんかほとんど人工的なものだ
ぼくらにとって自然をやさしくすることが
それはどうだったんだろうか
自然災害や環境破壊も
中心に ....
ぼくは泣いていた
川端康成の伊豆の踊り子にでてくる
それは涙ではなかった
もっと肉に近かった
もっと欲に近かった
藤沢周平の物語にでてくるそれは涙だった
育ての親と契ってしまった娘がいた
 ....
今夜は神日和{ルビ=カンピューリゥ}
神日和{ルビ=カンピューリゥ}は物忌み
神日和{ルビ=カンピューリゥ}の夜は家の外へ出てはいけない
村の年寄りは若者に諭した

けれど若者は
十三日の ....
ねえ、マスター・・・

うん?

ねえ、マスター・・・

うん?

ねえ、マスター・・・

うん?

マスターベーション好き?


・・・・好き

ジョワ〜
なにかを変えてゆくとき
そのなにかは終わり
そして変化したなにかが始まる
そのあわいには混乱や苦悩がある
きょうがそのようだ

向田邦子が通った喫茶店で
こってりと苦い珈琲を二杯のんだ
六十を過ぎた四 ....
がらくたに音を立てた雨は 
まばらに窓を濡らしただけで 止んでいた
真っ直ぐな風が一通り
花弁を泥の上に 押し退けた後だった


冬よ去らないで


夜よ 
暗がりのまま
 ....
教室に
きみがいなくて
どうすれば
これからずっと
生きていけるの?
春なのに 指先凍え 泣いていた ため息の花 部屋に溢れる



柔らかな あなたの文字に 愛溢れ 「元気ですか?」に 返事を書けず
遠い天体から

ひかりが届いている

それはぼくから見れば

永遠と

言ってしまいたくなる距離だった

そんなに離れていても

引力など働いているのだろうか




 ....
幸せなら屁をならそう
幸せなら屁をならそう
できるかぎり
大きな音の
強烈な臭いの
幸せ感たっぷりの屁をならそう
そして
みんなに屁を嗅がそう
不幸せなら屁はやめよう
不幸せなら屁は ....
子供の頃に信じた夢が

叶えられるより前に壊れて

メーカーに問い合わせたら

なんと保証の対象外だと言う

それでやむなく夢を諦め

さっきハードオフに売り行ったら

ド ....
棘のある野薔薇にそっと口づけるようにお酒を飲みなよ、きみは

お星様 えいえい力込めましょう 割れたら海に 捨てておきます

エメラルドグリーンのバッズ 煤焼けた肺に早蕨芽吹き、噎せる

 ....
あなたは拾う。石を。躓いて、はじめて出血した記念に。いつか青い星の降る夜。額にのせて眠ると、夢のなかで恋が成就する。



空が割れて、水が落ちてくる。あなたはいつも、とつぜん訪れる。ウィザ ....
珊瑚にも見えた
夜のいっかくに宇宙を膨らませたそれは
いきものたちの銀河だ

ぼくらはあんなとこにいるんだ

こんなところで

あんなとこの一員をやっているんだ

一秒も何億光年も ....
しゃららんと空のなる音 見上げれば28個の月の語らい きみの落
した夕闇に
は誰かの
為にあけられ
たすきまがある
艶やかに唇濡れ 薄紫 柔らかい澱み 胸の奥底に 藍色の沼は
甘く渦巻く 鬱血 指先の冷たさ ぬるい痺れ 重い流砂状の心
沼辺の風草靡く廃土の奥に 優しげに 傾いた
脊髄の鐘楼が 鈍く軋ん ....
こわすわけではなくただもとからこわれているからことばは漏れて。


びしょうびしょうに寝しょうべんみたいに漏れたことばあたまのスポンジで。

ココハドコ? ....
なつかしい音


なつかしい音


なつかしい音



結局 わかんなかったな


なつかしい首


なつかしい首


なつかしい首



めんどくさいん ....
             花屋敷のジェットコースターが
             崩れ落ちそうに走り抜けて行く

             いいじゃない
             ガタガタが新 ....
機械的に家路を歩いてた

なんにも考えずに

帰巣本能でもあるまいし

歩道橋の向こうに

私を照らす光源があった

セピア色した夜に

私は突撃したのだけれど

それは本能でなく

機械的にした訳で ....
降りているのか
上がっているのか
分からなかった

肩を並べてなのか
今からすれ違うのか

降りているのか
上がっているのか
分からなかった

幻なのか
悲しみなのか

降 ....
 
 
死にかけた
山で吹雪の
向こうには
斉藤の部屋
の灯りがある
 
 
朝まだきと言うのか、夜が明けたかどうかという頃
かすかな鐘の音がいつも遠くから聞こえて来る。
住職が鐘撞くような高徳の寺はこの辺りにはないから
多分、世田谷通りの向こうからだと思うが、
しかし ....
ハイドパークさんのおすすめリスト(600)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
last_one- mizunomadoka短歌310-4-25
ホットミルク- あぐり短歌12+*10-4-25
ツツジの花束- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...310-4-25
公園- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...510-4-25
犬の糞概論- salco散文(批評 ...6*10-4-24
fate_of_us- mizunomadoka短歌110-4-24
こんなところにぼくらはいる- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...710-4-24
泣いていいよ- 吉岡ペペ ...自由詩710-4-24
神日和の十三夜- 楽恵自由詩17*10-4-24
失禁レストラン- 花形新次自由詩3*10-4-23
混乱や苦悩のあわい- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...810-4-23
未明_/_****'99- 小野 一 ...自由詩9*10-4-23
moved- mizunomadoka短歌210-4-22
春なのに- ミツバチ短歌4*10-4-22
遠い天体- 吉岡ペペ ...自由詩1410-4-22
幸せなら屁をならそう- 花形新次自由詩5*10-4-22
アンソニー- セガール ...自由詩310-4-21
垂れ流し×20- ぽこぽこ ...短歌5*10-4-21
poetarot(愚者のカード)保存版- みつべえ自由詩910-4-20
いきものたちの銀河- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...610-4-20
満ち欠け- ことり ...短歌710-4-20
hollow- mizunomadoka短歌310-4-20
鳴子沈夢_/_****'01- 小野 一 ...自由詩6*10-4-20
「_コトバハ。_」- PULL.短歌1*10-4-19
rr- イシダユ ...自由詩1310-4-19
電氣ブランに灼ける空- 鵜飼千代 ...自由詩10*10-4-19
セピア色の夜- 吉岡ペペ ...携帯写真+ ...910-4-19
ジムノぺディ- 吉岡ペペ ...自由詩1310-4-19
斉藤の部屋- 小川 葉短歌510-4-19
地軸- salco散文(批評 ...5*10-4-19

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20