日正規雇用
時給いくら、日給いくらの
疲正規雇用
乙かれ、乙欄〇
避正規雇用
壊れた椅子の脚を支えて何年
飛正規雇用
支払調書で凧揚げ、向い風
秘正規雇用
メンバーではない、知ってた ....
うちのたまは五百円玉が大好きで
お腹いっぱいになるのは十五万円
過日お腹が痛いというので
たま専用の銀行ATMでうんちをさせた
もうそろそろ
またお腹が痛いというだろう
たまは食いしん坊で ....
まあるい串団子をほおばって、
まあるくなる、
きみの顔もまた、
まあるいお団子、
この世界

半熟玉子

潰しあい

子供らの夢

奪う愚かさ
誰かに教わったわけでもなく
ひれもないのに
泳ぐ術を知っていた
不思議
暗闇の水は透明なはずなのに
烏賊墨いろ
触れる
包まれる
抱きしめられる
身ひとつだけの
図式
へその緒が ....
タンスの引き出しを開け
下から二段目の引き出しを開け
折り畳まれていたものを取り出す
平たいそれにぷすりと針をさし
シュコシュコ空気を入れると
たちまち一人の人間が現れ
途端に勢いよくしゃ ....
逆側から触っちゃったから
もう何にも始まりなんかじゃない
なんてコップの中に差し込んだ
ストローにぶくぶくぶく
なんか始まっちゃった
壊れてもないのに作り直してる
新しいものなんてでき ....
神奈川県立音楽堂の夕暮れ
信濃路のナス天そば
朝の水風呂
鈍行列車の窓
影を踏まれないように生きる
夫婦に理屈はない
何を許して 何を許さないのか
クローバーの冬限定牡蠣カレー
6 ....
誰かの
苦笑いになりたい

遠い遠い朝
名前も知らない街で

銀色の少女が
荷物を置く

馬の尻尾が
風に揺れる時

あるいは
グラスの氷が時間を数え
からり、と音を立てる ....
 お湯を沸かしながら
 まだ眠い気だるさには
 モカブレンドのドリップコーヒー

 昨夕スーパーの陳列棚に一袋だけ
 お買い得商品のプライスで残っていた
 この一杯の 目覚めが心地良い
 ....
中学時代から付き合ってきた
きみはもういない
焼酎が大好きで酔っぱらうと
「ありがとさん!」を連発していた
きみはもういない
何か相談事があると
真っ先に相談に乗ってもらっていた
きみは ....
青ぞらの日の、
雑用のつみかさね、
フォークリフトに雑巾をかけ、
ゴミを拾ったり、あるいはホウキで掃いたり、
している、
どこか緩慢な、土ようびのしごと、
けれども思いのほかいそがしい、
 ....
ポチ連れて右に折れたら夏館

入道雲白いもくもく幼き日

本好きのギター少年ハンモック

ビールより缶チューハイや缶たまる

ポチ連れて曲がる三叉路大夕焼
そしたら
遠まわりをして、
ゆっくりと忘れていこう

したことのすべて、
思ったことのすべて、
何度でもおなじふうにするしかない
春のすべてを

すみれ、れんぎょう、えにしだ、は ....
○「WBC」
投手のことはかなり話題になっている
一方で捕手のことは
ほとんど話題になっていない
160キロを越える球を
きちんと受け止めるというのは
大変なことであろう
投手が活躍でき ....
寂しさと
同居しているから
楽しいことが
分からない

僕だけは
理由がなくても
空っぽなまま
バスに乗る

揺れて
気持ち悪くなって

いつもの場所で
降りたことを
悔 ....
何処にいても 
居場所がなくて

眠る時だけ
楽になれた

逃げるように
毛布を抱いたら
とても暖かくて

夜には夜の
処方箋があった

それでも
ひとりで
生きるために ....
 もう幾年前になるでしょう
 十二月二十四日
 普段通りのお弁当を並べていました
 
 初めて来店したおばあさんは
 「今日はクリスマスやから」と言って
 唐揚げ弁当を
 ひとつ、買って ....
「生き物は絶滅したこの島に 命令だけがこだまする」
 
 家族設置義務 第1条
“マンションには 家族仲良く住む義務がある”

 四角い窓にぶつかって跳ね返る
 約束のような
 声たち  ....
わたしたちは歩く
可笑しなことはないのに
となりできみが時々ちいさく笑う
(なにか間違っている?)
でも訊くことなんかできない

わたしたちは黙って歩く
おおむねすべてのひとたちは
 ....
することもないので
地面に種を蒔く
それは私自身だ
私を地球に埋めてしまって
発芽を待つ
やがて芽が出て茎が伸び
五月の陽射しに葉を広げたり
九月の雨にうたれたり
そして実がなる
ぶ ....
ここは此岸で

それからどうした?


自分に問いかける

今日はいい天気で

台風が来ている

それから。。



泡沫なんて言葉を思い出す




雲がちぎ ....
駄菓子屋に行って
よく買っていた

すぐ溶けて無くなる
一瞬の美味しさ
味わう暇はないくらい

たくさん食べると
すぐに飽きてしまう

たまに食べると
より美味しく感じる
大人 ....
○「規制」
政治家は
抜け道も考えてから
規制する

○「アベック」
若い人たちは情報的だ!
この猛暑の中
手をつないで歩いている

○「女」
亭主と別れた女は
きれいになる
 ....
余命半年の神様が背中に憑いている
あなたは上等な木の椅子を買ってきて
部屋の窓辺に置く
神様は名残惜しげにあなたの背を降りて
椅子に座り深くお辞儀する
昼間はいつも窓の外を見ていた
夜 ....
電車好きかい?
電車が君は好きかい?
なあ、あんた。
電車は好きかい?

クリスマスイブに盗まれた戦闘機
やっと帰ってきたよ
上空で旋回する
かわいそうな人たち
逃げ惑う小さな生 ....
とうとう名を知らないままその人はいなくなった
知る機会は色々あったのだが
誰かが呼びかけるのを
耳にしてもすぐ忘れて
次があるしと思っていたが
次はなかった

寡黙なその人は昏い目をして ....
ちょうど今の君は昔の僕に似てる
好きな靴とか何もかも
変わり続けることを拒絶していること
楽しいことが嫌いなところも

気に入ったシャツはずっと着ていたい
毎朝冷えてないペプシを飲みた ....
クソ自称詩を読む時間があったら
俺なら
xvideoで好みの動画を探すか
ジョイ・ディヴィジョンでも聴いてるって

なんかやたら長いのあんじゃんか
あんなもん誰も全部読んでねえだろ
如何 ....
盆の晩夏に浮かんだ重い雲の隙間から
かすかな青い空が
ひかえめにのぞいていた
いたるところに停車された鉄の馬たち
それぞれが夏の欠片をカートに入れて
手綱を引いていた
盆は静かに終わりをむ ....
うめバアさんのおすすめリスト(843)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
否、正規雇用- 松岡宮自由詩6+*24-2-2
たま- レタス自由詩14*24-1-31
おだんご- 本田憲嵩自由詩824-1-30
- レタス短歌3*24-1-29
対岸まで- そらの珊 ...自由詩12*24-1-22
何事- やまうち ...自由詩224-1-15
マッシュポテト- 竜門勇気自由詩1*24-1-9
年の瀬2023- はだいろ自由詩323-12-31
苦笑い- やまうち ...自由詩123-10-16
一片の空- リリー自由詩8*23-7-20
きみはもういない- ホカチャ ...自由詩5*23-7-14
土ようび- 本田憲嵩自由詩923-7-2
étude(夏の散歩)- まると俳句323-6-4
春のすべて- はるな自由詩623-3-27
独り言3.24- ホカチャ ...自由詩4*23-3-23
その先へ- ミナト ...自由詩423-3-10
百年先の孤独- ミナト ...自由詩223-3-5
イブの日のこと- 平瀬たか ...短歌2*23-1-16
国道アンダーコンストラクション- 松岡宮自由詩422-10-10
羊雲- 自由詩15*22-9-11
私の実- やまうち ...自由詩222-9-3
めも- うし自由詩122-9-2
ラムネ菓子- 夏川ゆう自由詩122-9-2
独り言9.1- ホカチャ ...自由詩5*22-9-1
wod- mizunomadoka自由詩822-8-26
読んでるスピード- 竜門勇気自由詩2*22-8-26
あの人- ふるる自由詩822-8-24
汚いものから大事になっていく- 竜門勇気自由詩3*22-8-23
お盆あけたら一所懸命働きなさい- 花形新次自由詩322-8-18
町のスーパー- 山人自由詩4*22-8-15

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