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住宅地のはずれにあって
草がぼうぼう生えていて
樹木は無い
遊具は
赤いジャングルジムと
青いブランコと
錆だらけの滑り台
隠れるところもなく
逃げることもできない
近くにはもう
 ....
満月の空
循環、円を歩きます
振り返れば影がゆがむので
進むことを
渡されています

街道の名前は不明
集まる人達は群れ
大きな坂道と階段
鐘の音が、ひとつ

進んでみる、今日に ....
いっぱい掴もうと

目一杯、手を広げたら

指の間から

ボロボロと

涙がこぼれていきました
「なかったことにしよう」
と言われて
黙って頷いた
そうかぁなかったことかぁと
帰り道電車の中
何度も何度も考えた
とても疲れていたので
座りたかったけど
井の頭線は混んでいて
つり ....
「焼ぁ〜き芋ぉ〜、
 石焼ぁ〜き芋、焼芋ぉ〜」

日も暮れた
裸木の並ぶ川沿いの道を
赤ちょうちんの焼芋屋が
ゆっくり ゆっくり 歩いてく

後ろからもんぺの{ルビ懐=ふところ ....
男の子を好きになると
いつも考える

この子はあのとき
どんな顔
するのかなって

試してみたくて
たまらなくなる
海と空の境界線は

いつだって本当と嘘に似ている


マリファナ中毒者のような顔つきで

微笑みかける老人に

アホのような笑顔で答える私がいる

この島の時間が止まって ....
どんよりとした激しいスピードで
こみ上げてくる感情
今夜もう少しで落っことすところだった
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる
だから昨日の男の子と
今日の男の子が違っていたって
 ....
生きていても仕方がないとか
楽しみが全然ないの、とかうるせぇな
それより、そのドリンクホルダーから
腐りかかったコーラを取ってくれないかい?
目障りな顔がすこしは優しくなるなら、かけてやるよお ....
晴れ、のち
そこで途切れてしまったので
新聞をひらいてみるけれど
晴れ、のち
そこから先が空欄になってしまう
捜索願
明日の空模様はどのあたりで行方不明でしょう


夜中
日付を越 ....
皿の上には

肉じゃが
ほうれん草の白和え
和風ハンバーグ
みかんゼリー

今日の昼食

いただきますが待ちきれない
食事前の体操なんかクソくらえ
前掛けをつけて

食べる
 ....
いつかあなたが送ってくれた風の便りは
愚直に曲がった目に滲む文字で語られていた

あなたが求める
友愛と平和を・・・
その冬の暖炉を思わせる声で

もっと語ってほしかった・・・
もっと ....
会ってご飯食べてチューしてそれから
恋人になりたいって
言われても
さらさら流れる感情をどこかでせき止めて
今日から恋人だなんてどこかおかしい
ちゃんちゃらおかしい
自然に恋人になれないの ....
もともと何もないところへ
いれものを置いても
いれるものはないので
からっぽのまま
でもせめていれものを置こうと
必死に壁を破り
ドアをこじ開け
トンネルを掘る
そこになにかがあるのだ ....
夜中にふと
トイレに行きたくなる
でも起きられない
ほんとはまだわたしは眠ってる
暗闇のなか

いろんなことを思い出す
並列した思い出たち
クリックしたらすぐ次のページに行くよ
かな ....
 
  ヒマラヤを眺めたことはない
  インドもいったことがない
  もちろんネパールにもいったことがない
  エベレストを眺めたい
  ネパールをトレッキングしてみたい
  山頂に立ちた ....
涼しい街を
旅するさかな
大きな瞳で
まばたきするよ

かなしい夜は
明るい街で
楽しい夜は
深い闇のなか

旅するさかな
今夜もひとり
止まることなく
回遊するよ

さ ....
一日の終わりに
シャワーの蛇口をひねると
十二時のひずみから
しずくが落ちる
窓枠の
カタカタ
と鳴くのもよそに
通り過ぎたのは
秒針で


洗いながしたのは
遠い遠い
約束 ....
それぞれの じんせいには
そのとき きもちにさいた はなを
そだてて ゆくときが あるのだろう

ひつぜんでも ぐうぜんでも
ただ そこにある かんどうが
ぼくらを つきうごかして ....
時効はまだ来ない

心は牢に囚われたまま
逃げ出すことも叶わない

ただ眺めるだけの
暗い牢の中で
自由な鳥に憧れ
犯した罪の重さを知る

ただ想わずにはいられなかった
ただ想わ ....
あなたが今夜あの子に目をつけてることは
すぐにわかるよ
わたしの前でも堂々とやるんだね
それとも気がつかないとでも思ってるのかな
まぁどちらでもいいや
そうかあの子ですか
顔も学歴も体型も ....
人の少ない下り電車で
少しずつあの日へ帰っていく
遠いことへ、遠いものへ
車窓の景色は少しずつ背丈が小さくなって
昼の下る頃に
誰もいない
四角い空間は
ただ、がたがたと響いた
それだ ....
くちぶえがきこえた

まだうまくはしれない
こいぬのよこで


のんびりはしれ
ってうたってた



くちぶえがきこえた

やくそくをわすれた
おもいでのかいだんで ....
本当のことをいえば

ほんとの私はこんなもんじゃない

すごいのだ

あたりの様子を伺いながら
どこかの家に入り込み何かを得ようとする野良猫のように

意味もなく尻尾を振り
くるく ....
冷水を浴びせかけられ
びしょびしょのグー
小指から開くと 小さな傘があった


「何故」と問うには細心の勇気が必要だ
「どうして」に至ってはよく咬んで生殺しにする

「誰」かの「何時」 ....
ラブホテルに行きたいわ

クリスマスにどうしたいかって訊かれたら あたし多分そう答える

37階建てのホテルの最上階の夜景もそれはそれで良いのだけれど 
君の瞳に乾杯するほど嘘なんかつい ....
ふと
人間でいるということが
嫌になったとき
日向で眠る 猫になりたいと思った
空を奏でる 鳥になりたいと思った
海で踊る 魚になりたいと思った
野に遊ぶ 花になりたいと思った

けれ ....
道は今
空は今

世界は続く
赤と黄色の
万華鏡
風の気まぐれで
くるくる くるる

君は今
心は今

遠き果てに
私の心
恋と憂いの
万華鏡
君の気まぐれで
くるく ....
中空の部屋へは
登り方を忘れると
登れなくなる
わたしはしばらくの間
忘れていたけど
最近ふと思い出した
わたしは中空の部屋のドアの前で
躊躇する
中に入ってしまったら
二度と戻れな ....
出て行くのです
朝早くの電車に乗って
霧の中のレールに乗せて
席は自由で
同じくらい不自由で

透明な朝に気付いてしまうと
そればかりを求めてしまう
ススキの群れる白い世界を
滑り込 ....
快晴さんの自由詩おすすめリスト(650)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
さびしい公園- チアーヌ自由詩504-12-25
群れ- 霜天自由詩504-12-24
手づかみ- Tsu-Yo自由詩404-12-23
なかったこと- チアーヌ自由詩1304-12-21
婆ノ衣- 服部 剛自由詩13*04-12-19
実験- チアーヌ自由詩8*04-12-16
バリ島- Tsu-Yo自由詩304-12-16
男の子の部屋ではいつも同じような音楽が流れてる- チアーヌ自由詩804-12-14
半ドアだよ、なにやってんの- 示唆ウゲ ...自由詩304-12-12
晴れ、のち- 霜天自由詩704-12-11
特別養護老人施設- 初代ドリ ...自由詩4*04-12-8
今宵_夜空には釘の音が響きわたり_〜追悼・武力也〜- 服部 剛自由詩7*04-12-7
恋人になりたい?- チアーヌ自由詩10*04-12-7
からっぽ- チアーヌ自由詩804-12-5
レム睡眠- チアーヌ自由詩1604-12-3
美貌の花嫁- 天野茂典自由詩404-11-30
旅するさかな- チアーヌ自由詩904-11-28
十二時のしずく- 望月 ゆ ...自由詩17*04-11-27
ときのはな- 玉兎自由詩904-11-26
時効- 春日野佐 ...自由詩204-11-26
忘年会- チアーヌ自由詩504-11-26
大きなケヤキのある公園へ- 霜天自由詩1204-11-26
くちぶえ- 松本 涼自由詩14*04-11-25
期待はずれ- 初代ドリ ...自由詩8*04-11-24
雨のいきさつ- 香澄 海自由詩604-11-24
聖なる夜の過ごし方- 月音自由詩804-11-24
気づいた- 春日野佐 ...自由詩504-11-24
くるくる_くるる- 春日野佐 ...自由詩5*04-11-24
中空の部屋- チアーヌ自由詩704-11-22
秋水- 霜天自由詩904-11-20

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