すべてのおすすめ
何を考えているのか
さっぱりわからなかったので
別れたはずなのに

なぜか毎年
年賀状だけが
律儀にやってきた

母は
それを見るたびに
面白がって笑い
わたしは
ちょっと渋い ....
この部屋は
血みどろです
ふわふわのハムスター
食べかけの菓子パン
ぐつぐつ煮える血みどろ
ねえここでわたしたち
ちゃんと生きて行こうね
それはあなたの白目だと思います
超高速道路をとりあえずアルピーヌで
ジュースがぶ飲み
猿のおもちゃを放り出せ
フライパンの中身をぶちまけろ
それはあなたの白目だと思います
グーチョキパー
 ....
わたしがまだずっと若くて
恋を信じていた頃のこと
大好きな恋人に
捨てられて
それでもしつこくして
嫌われて
あんなに好きだって言ってくれた人が
変わってしまったのが
どうしても信じら ....
氷の絨毯に
雪の壁
冷蔵庫はいらないわ
洗濯機はいるけどね
冷たい男と暮らしています
おやつはいつもアイスバー
毎日とても幸せよ
氷の絨毯に寝転んで
遊んでばかりなの
買い物帰り
荷物を抱えて歩く坂道
アスファルトの照り返しに
ため息をつきながら
歩いていると

先の方に
とてもよく似た後ろ姿があった
ひとり
ふたり
足の運びも同じで

似て ....
青くてすごく激しい魚を
まな板に乗せてばちんと
首を刎ねた
何の通告もなしに
首も胴体も捨てた
血の匂いがあたりに漂って
ハイターをぶちまけた
心残りは無かった
膿んでいることはわかっているから
なるべく開かないように
大事にしまっておくのだけれど
たまに何かの拍子で
飛び出てしまうことがあって
ぐちゃぐちゃ
びちょびちょ
ぐねぐね
赤黒い
 ....
カンガルーになりたい
カンガルーになったら
お腹にポケットがついているから
裸になってもへいき
どこへ行くのにも
子供をひょいと中に入れて
ピョンピョン飛んでいける
カンガルーになりたい ....
顔が
いい感じで
寝転んだ姿が
可愛くて
何を考えているのか
よくわからなかったけど
ちょっと好きだった

京王線が好きで
就職したら
千歳烏山あたりで
一緒に暮らそうって
言 ....
お姫様が
何でも許してくれる王子に
浮気を告白しました
それを聞いた王子様は
持っていた剣で
お姫様を
刺し殺しました
「許してあげるよ」
そう言いながら
夢の中で風に吹かれていた
耳の中を風が吹き抜けていて
頭の中まで涼しくなった

寂しいから一緒に住む人を探した
総理大臣とかそういう
忙しい人じゃない人だったら誰でも良かった
暑いのはイ ....
江ノ島に行こう
なんて
あなたが休日の昼過ぎ
突然思いつくもんだから
車を出して行っては見たものの
やっぱりうんざりするような渋滞に
巻き込まれただけ

もうそろそろだなって
思って ....
砂漠の王様に
すべてを捧げたサティ
月が昇り
希望に満ちた今夜
サティは眩く輝いた
大道芸人は
すべてが美しく見えるよう
呪いの言葉と共に
七匹のコブラを
火の釜へ
投げ込んだ
暖めるよりも
冷やしたほうがいいよ
チルド室くらいの感じで
なるべく
知らん顔してたほうがいいよ
小さな恋の物語
なんか
暖めてもしょうがない
何がしたいのか考えようよ
自分の欲望を ....
ミサイルになって
あなたを破壊してやりたい
骨の髄まで
ぶち壊しにしてやりたい
流線型の顔をして
あなたの恋人が
ひと目見たいわ
なんて
未練がましいわたし
どこかに捨てて行きたい
ビルの屋上や
夜の沼や
樹海の中へ
たくさんの雨に降られて
遊びに行くの
遠い遠いところ
最後なので
くだらない話をしましょう
どうだっていい話をしましょう
ニヤニヤしましょう
だって最後だから
深刻になったってしょうがない
泣いたってしょうがない
自己満足したいなら
それ ....
彼氏ができました
毎日がドーパミン全開の日々
ウキウキハイテンション
さて
わたしはふと考えた
今はこんなに彼のこと大好きだけど
よくよく思い出してみれば
前の彼氏のことも本当に好きだっ ....
赤い煉瓦で出来た
縦横無尽な通路を
あなたと手を繋いで歩く
空は青くて
遠くて
でも
どこからが空なんだろうと
ふと思った
あなたは背が高くて
背の高い男の人と
あまり付き合ったこ ....
わたしの女友達は
「わたしのどこが好き?」
と男性に聞いたとき
「顔」
って言ってもらうのが
一番安心するらしい

中身が好き
心根が好き
性格が好き
趣味が合う
センスがいい
 ....
山です
どすこい
山脈です
どすこい
太平洋側からの地震止めてます
どすこい
ってゆーかわたしが重すぎるだけなのか
あのさあ
どうだっていいけど
入ってくるな
登山
キャンプ
 ....
表面に
氷が張って
中は
ヌルヌルしています
なんかいつも
そんな感じ
信じていたものが
違っていたとき
ぎゅっと身が縮む

寒さに震えながら
両手で缶コーヒーを
強く強く握り締めたりする

あきれるほどにぎやかなパチンコ屋に入って
無感動に札を穴に入れ ....
とても疲れていて目の前には男の子が5人
全員同じ顔をしていて
おしゃべりも大差ない
違いは
セックスのテクニックだけ
「上手」
「普通」
「下手」
「刺激的」
「つまらない」
ただ ....
あまりにも暑いから
立ち眩みがしそう
知らないアパートの階段は
古くて崩れそう
錆付いた自転車の側には
痩せた猫が一匹
しゃがみ込んで撫でていると
後ろから知らない男の子がやってきて
 ....
一日に何度も何度も
「わたしのこと好き?」
って聞いちゃうのは
あなたがわたしのことを好きだって
信じているから
だから
しつこいって怒らないでね
もしもあなたの気持ちが
変わるような ....
思い出させないで
とても苦しくなるから
思い出はいつも
甘くて寂しいもので
平和で平凡な
毎日を少しずつ侵食する
でも
それ以上でもそれ以下でもなくて
だから寂しい
もう二度と戻れな ....
わたしよりも弱く
儚く
人生の計算問題ができない
そういう人を守るため
あなたは去っていった

「君ならひとりで生きていける」
よく聞くセリフを生で聞いたよ
でも
そうかな?

 ....
夢見てたのね
なんて言えるうちは幸せ
でも
不幸の始まりのとき
対策を考えておくことは
必要です
それを
計算高い
とは
言いません
快晴さんのチアーヌさんおすすめリスト(80)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
年賀状- チアーヌ自由詩908-1-3
血みどろ- チアーヌ自由詩307-11-11
グーチョキパー- チアーヌ自由詩407-11-1
幸せの土壌- チアーヌ自由詩507-10-14
氷の絨毯- チアーヌ自由詩207-9-23
かげろう- チアーヌ自由詩307-9-12
廃棄- チアーヌ自由詩607-9-9
- チアーヌ自由詩407-9-9
カンガルーになりたい- チアーヌ自由詩407-9-5
京王線の彼氏- チアーヌ自由詩6*07-9-3
許し- チアーヌ自由詩607-8-23
風が吹くと- チアーヌ自由詩407-8-19
潮時- チアーヌ自由詩207-8-14
サティ- チアーヌ自由詩307-8-7
心を取り出そう- チアーヌ自由詩207-7-13
ミサイル女- チアーヌ自由詩407-7-12
捨てられて- チアーヌ自由詩307-5-31
最後の夜- チアーヌ自由詩407-5-24
悲しい話- チアーヌ自由詩807-3-10
夏休みの恋人- チアーヌ自由詩6*07-2-13
- チアーヌ自由詩406-5-22
山のひとりごと- チアーヌ自由詩506-1-12
ためいき- チアーヌ自由詩706-1-10
収縮- チアーヌ自由詩305-12-4
つまらない日常- チアーヌ自由詩905-11-14
限界- チアーヌ自由詩405-11-2
わたしのこと好き?- チアーヌ自由詩1105-10-27
間奏- チアーヌ自由詩405-10-3
あなたの重み- チアーヌ自由詩505-10-3
夢見る人へ- チアーヌ自由詩505-9-28

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