ボクは「詩」を書いているつもりでした。
伝えたい想いに囚われていて、好きなときにふっと書きました。
臆病な自分や、家族のこと。
好きなあの子への気持ち、世界に対する怒り。

思い浮かばない ....
今日もあたし一人ぼっち
相手してくれる人がいないから

でも少し前までは大好きな人がいた
彼の体を鞭打って 叩いて 潰して
すごくすごく好きだった

だけど彼は反乱を起こした

今日 ....
イタリーとエチオピアの混血女
闇をたたえる目 かたちのよい鼻
「{ルビ男の子=ムスコ}がひとりいるの」
ジョニ赤のハーフボトルと果物

褐色のぬれるような不条理
ぼくたちは深夜の街をは ....
おれは最近外に出る時
いつもはだかで歩くようにしてる
なんだかすーすーして気持ちがいいんだ
服を着るのも面倒になってきたしさ
わかるだろそういうの
おまわりはやさしいので
今回だけだぞって ....
お母さん
僕を行かせてよ
このままここに
張りついてはいられないよ

新しい靴は
履いてみただけじゃ
いいか悪いか
わからないよ
歩いてみなくちゃ
走ってみなくちゃ
転んでみなく ....
  


僕の獏

{引用=よく覚えちゃいないんだけどさ
ちっちゃい頃に獏を飼ってたんだよ
お姉ちゃんがアスピリンに過剰反応しちゃって
県立病院に入院してから
お姉ちゃんの見舞いに行 ....
俺は先走るからいけない

いつも
遠くばかりを見て

足元の段差に気付かずに
こける
躓き通しだ

季節も
俺の中で空回りする

親しいヤツから見れば
危なっかしくて
ぶき ....
たくさんのガラクタの中から
どうにか使えそうなものだけを拾い集めて
この国を作ってみました

某大統領の
20年前にボツにされたPR用写真とか
某独裁者の
校正もしないで出しちゃった自叙 ....
空がこんなに澄んでいるから

泣き顔じゃ

いけないと思った

髪を綺麗に切って

君に逢えばいいと思った
今日は雨だね

雨が

何千、何万の輝く槍となって

僕の体に突き刺さる

あの時の痛みに比べれば

この方がいいよ

僕と君は出逢った頃

とても話が合った

よくし ....
 ●風穴のデジャヴ

ジャガ芋の皮を剥いていると
剥いてやっているくせにデコボコなので
俺の虫の居所が悪くなってきた

つけ上がるなよイモのくせして
お前に進化する気持ちがある ....
モーパッサン『女の一生』一冊鞄に放りこんで
矢も楯もたまらずナリタを飛び立った
あたらしい眼鏡がなじまないので
いらいらするしエコノミーの狭いシートもきつかった
そのうち左手親指つけねがい ....
遠くで雷の音がきこえる

俺は 雷も稲妻も嫌いじゃない

雷に打たれないと
わからない 衝撃
走る稲妻のごとき痛み

雷に打たれたような
突然の出会い
突然の別れ

春の雷に
 ....
 
長い針がてっぺんで止まって
からくり人形が踊りだすように
季節は正時を知らせないので
私には夏と秋の境目が分からない
午後いつものように並木道を通ると
すっかり中年になった白樺の深緑
 ....
やがて魔法は解けるだろう                                                         
強力粉をいれても                      ....
虹の向こうに何がある

きみはがよく言っていた

それは知らないほうがいいと

俺は思うぜ

虹はすぐ消える

人の恋のように

人の夢のように

形を残さず

消えて ....
うらやましいお方
金曜の夜は
「あと2日も一緒だ」と
「幸せだなあ」と
そのお方と一緒に眠られます

土曜日は
しじゅうお布団でごろごろ
あなたは昔わたくしに「ころころしたい」
とお ....
 ひしめきあう一日のあとに
 コップを倒した夜は零れる
 子猫の駆けた路地裏に
 白い平らな月は滑る


 風は
 影の上に重なる雪をおくり
 この街の色やかたちをおくり
 世界はひ ....
深く心を犯した意識
溶かしていくのにはどれ程の月日をかけたら良いのだろう
簡単には分解できない
割り切れやしない

心残りな出来事に魘されながら
それでも飄々としてまるで何事もなかったかの ....
次の問いに対する答えを、選択肢から選びなさい。


問1
 
       愛しています


  a どうもありがとうございます  
b ・・・(無言で去る)
c  ....
人がいないと
グラウンドは淋しそうだ
ただ広さを主張するばかりで
しかしその声は誰にも届かない


私が足を踏み入れると
グラウンドの広さが私を取り囲む
全てが遠ざかっていくので
私 ....
今朝、レモンを産んでしまった
それは、色も形も匂いもレモンそのものだった
もし産んだのが卵だったら対処のしようもあったろうに
なんでレモンなんか産んでしまったんだろう
レモンに耳をあてると ....
「私は挽歌はうたわない」                           
あした逝く人よ                              
きみの魂とやらが平安でありますように  ....
僕は男だから
誰にも言わずひとりで
旅に出たいこともあるよ

遠い空の下で揺れ動く
自分だけの蜃気楼を信じて

子供の頃に見た夢を信じて

長い道のりでも旅に出たい

そんな僕の ....
彼は、空の絵を描いていた
空気の色を、探していた
捕まえようと、筆を振り回したりしながら
まだ、筆先は、毛の色のままだった

彼は、いつまでも、空の絵を描いていた
失った恋人が、空にいると ....
きのう女にふられて夜から朝までのことを話す男に

従姉ベットって知ってる?と聞く
従姉ベッド?
従姉 ベッ ト
ベッド脇にあるから来て
とか言って寝室

これが従姉ベッド?
従姉ベッ ....
ひかりかがやく風のとうめいな冷気が頬をなでる
この都会にもあかるい季節がめぐってきた
まつわりつく悪夢にまたしても人々はさわぎたてる
真夏のように感情をたかぶらせみえてこない{ルビ明日=あした} ....
しがないの
皮膚のうちがわでピシーパシーと速球と直球が電気信号みたいにせわしくて
私はなんだか むずむずと空っぽになる

夜な夜な
世界のはてを切実に望んでいるのだけれど
胸を張って言えな ....
駅からちょっと斜め方向の
ひまわり商店街は
活気をとりもどすために
商店街の名前を
マシンガン・ストリート
に変更した

それぞれマシンガンと銘打った品を出す
ことにつき 


 ....
行きつけのラーメン屋兼居酒屋、久留米の親父さんは
酒が回ってくると
いかつい顔を、ほころばせながら
五木の子守唄を歌う癖がある
いつもの寂れた店内の
やたらと綺麗な朱色のカウンターの上に
 ....
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