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夜風が背中に
よわさを教えている
恋の予感なんて
つかめばそこに濡れている
パソコンの画面ふたりで
見つめて女の香りがして
夜風が背中に
よわさを教え ....
青灰いろの街が夕暮れ
赤がひときわ輝きだすころ
東の低きにそれは座っていた
なんびゃく万マイルその先の
○
ラブホイヤーに会いに行こう!
リオデジ ....
なにかに似ている
ハメ撮りは
なにかに似ている
充足と妥協の性的なスリル
ネット社会の救いようのない結末
なにかに似ている
ハメ撮りは
なにかに似ている
....
どうでもいいような
純情を
世界にまきちらしといて
それはないだろう
オレたちがいなくても
世界はまわると、知ってはいるけれど
世界がまわると、知ってはいるけれど
....
遠く遠く
声がするから
風がやんだ
風をふりかえる
愛した肉は
東京で息をする
茜いろを
風を抱きしめた
涙をふいたら
さよならの意味
....
よく晴れた強い風の日だった
気がつけば雪が降っていた
ライスシャワーのような雪だった
人生という森のなかで
ふたりして
夕日について考えてた
よく晴れた強い ....
満月のしたで
とぼとぼとメールを見やる
いま妹と一緒にいるんだ、
月を見ていると、
顕微鏡をのぞいている気がした、
そんなことが綴られていた
月以外は夜の空だった
....
涙グミ
口に入れたら
腹をこわさなかった
きみを泣かせて
どうする気もなくて
涙グミ
食べるしかなかった